めちゃくちゃスッキリした
長年気になっていた違いが分かって、めちゃくちゃスッキリした自分がいる。
店長はあのとき、正面を向いて歯を見せるようにしろ、と言いたかったのだ。
これから接客業をする方や面接を受ける方などにぜひ参考にしてほしい。
小野さんのコメントにあったように、ニヤニヤはちょっと複雑で、実は種類がありそうだ。
たしかにそうなのだ、みんなのニヤニヤを分類すると、笑いをこらえたような表情か、悪だくみしている表情に分けられる。
編集部の橋田さんと石川さんは悪だくみの方をイメージしたらしい。
橋田さん
「ニコニコ」は、自然な笑顔で歯が出てしまう。自然に口角があがり、頬もあがる。歯が出てなくても悪い感じがしなかったら、ニコニコでしょうか。
「ニヤニヤ」は、あきらかに作り笑顔で、歯は出ない。ちょっと悪いイメージがあります。ちょっと口も曲がるといいかなと思ったんですが、うまく表現できませんでした…
石川さん
やっぱ目線ですかねー
なにか企んでる感じというか。
あとはニヤニヤのほうが漏れ出てるというか、少し押し殺した感じなのかなと思いましたが、あまり顔でうまく表現できませんでした…!
さらに、サンプルとなってくれた11名のうち、3人に共通していた点がある。
それはニヤニヤのときは、体を斜めに構えるということだ。
ニコニコは相手に真正面に対峙して喜びを伝えているが、ニヤニヤは相手に対して斜めになりがちのようだ。ここで小野さんがコメントでくれた「左右非対称で、片側だけ笑ってる」がよぎる。これは、石川さんが目を右に寄せているのも当てはまる。
左右非対称にすると、相手にニヤニヤ感をあたえてしまうのだ!
焼肉屋に入って、こんな風に斜に構えてニヤニヤした店員たちがいたら嫌だ。
逆にニコニコは、相手に興味・関心を持っているように見えるし、その場がめっちゃ楽しそうだ。
ありがたいことにみんなの写真やコメントのお陰で、自分でもニコニコとニヤニヤの違いが納得できてきた。まとめると以下のようになる。
ニコニコ | ニヤニヤ |
口を開けていることが多い |
口を閉じていることが多い |
笑うことで垣根をとりはらって距離を縮めようとする顔 | 笑っちゃいけない場面で笑いをこらえているような顔 |
目尻が下がって、口角が上がって歯が見えている |
歯が見えておらず、笑いを出し切ってない感じ(ノーマルニヤニヤ) |
正面を向き、左右対象 | 斜に構えたり横目にしたり左右非対称で、片側だけ笑ってる(悪のニヤニヤ) |
現状の満足の表れ | 満足の想像。つまり下心の存在。 |
藤原さんからこの写真を送られたとき、連続写真を送ってきたのかな、と思った。
だがよく見比べると、左の方が若干口角があがり微笑んでいるように見える。
たったそれだけの動きで繊細な違いを出すなんて、名役者である。
一方で、とても分かりやすいニコニコとニヤニヤの写真を送ってくれたライターもいる。
私のまとめによると、ニヤニヤを演出するのには「口を閉じて、斜に構える」が鉄則だったが両方を無視してきた地主さん。新しいニヤニヤだ。だがこのような表情は絶対狙ってなのでイレギュラーのニヤニヤとしてまとめから除外しよう。
この表情をされたら私でも怒るだろう。
「ニヤニヤするな、ニコニコしろ!」と。
長年気になっていた違いが分かって、めちゃくちゃスッキリした自分がいる。
店長はあのとき、正面を向いて歯を見せるようにしろ、と言いたかったのだ。
これから接客業をする方や面接を受ける方などにぜひ参考にしてほしい。
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