かき氷ではなく極冷スープにするのがいい
かき氷に甘くないソースをかけるのは、おいしさ的には満足が行ったがかき氷としてはハテナがよぎった。
ここは発想を逆転させて、とくべつ冷たいスープを作るためにかき氷を混ぜるのはいいのかな、と思った。
そして、この撮影の最後にケロッピのかき氷器が壊れ、膝から崩れ落ちました。
夏だ。かき氷の季節だ。
かき氷はスイーツだと思われがちだが、なんか食事みたいなものもあっていいかもしれない。
無印良品で売られているスープを使って、新しいものができないか試してみた。
今回無印良品で買ってきたのはこちら。
・じゃがいものポタージュ
・コーンポタージュ
・ご飯にかける 宮崎風 冷や汁
どれも冷やして食べるもので、3種類あった。(20種類とかなくてよかった!)
上の画像に写っているが、かき氷を作るにあたって久しぶりに引っ張り出したのがこれだ。
このかき氷機、3回くらいしか使ったこと無い。老体を酷使して、30年くらいぶりに動いてくれるのだろうか。
すごく久しぶりだったが無事かき氷が誕生した。小1くらいに戻ったような楽しい気持ちだ。
ちなみにジャイアンのマグカップなのは、ちょうどいい器がなかったからである。
さっそくかき氷にかけていこう。最初はじゃがいものポタージュだ。
かき氷にかけるのはじゃっかん抵抗感があるが、ちょびちょびとかけていく。
ひとくち食べてみる。……うすくてキンキンに冷たいポタージュだ。そのまんますぎて笑ってしまった。
美味しいかといえば微妙だ。味が薄いのが問題かな、と思い塩を振ってみた。
一気に味の輪郭がくっきりして美味しくなった。ただ「かき氷=スイーツ」という思い込みが脳裏にうっすら残っているので違和感は残る。
続いてはコーンポタージュ。改めて調べたら、ポタージュとはもともとフランス語でスープという意味らしい。ほー。
さっき食べたじゃがいものポタージュは味が薄く感じたので、こんどのコーンポタージュは多めにかけてみた。
するといい感じに。もともと冷製スープだったが、それ以上にキンキンになったスープという感じだ。コーンの甘味もますます良い。
……かき氷じゃなくてキンキンになったスープ? ジャンルが変わってしまった。
3つ目は冷や汁の素になるスープだ。本来の冷や汁には豆腐やきゅうり、みょうがを入れるそうだが、楽をしたくて素だけかけてみた。
冷や汁は氷入れることもあるしな、と思いながらかき氷にかける。
みそ味のかき氷かな……と見込んで食べてみると、青魚(アジ)の風味がガツンと来た。みそ、なんだそれは。
このままではあまりによくなさすぎるので、崩した豆腐を入れてみる。
うん、よく冷えた冷や汁だ。これはおいしい。でもかき氷ではないな、そこが甘くないかき氷の難しいところかもしれない。
かき氷に甘くないソースをかけるのは、おいしさ的には満足が行ったがかき氷としてはハテナがよぎった。
ここは発想を逆転させて、とくべつ冷たいスープを作るためにかき氷を混ぜるのはいいのかな、と思った。
そして、この撮影の最後にケロッピのかき氷器が壊れ、膝から崩れ落ちました。
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