特集 2023年6月19日

宅急便で送れる家! モンゴルの新型モバイルゲルを組み立てる

どのパーツも分解できる

他にも玄関や屋根棒など、ほとんどの部品が分割して収納されている。

組み立ての様子はダイジェストでどうぞ!

玄関ですね、これを
組み立てる。乾燥しているモンゴルから持ってきたので、湿気でふくらんじゃって少々入りにくいところもある
壁に固定する。これがゲルの入り口だ
大量にある棒は屋根になる。
2本を組み合わせて
各所から天窓に向かって差すと
だんだん見た目にもゲルと
IMG_1414.JPG
わかるようになってきました!
森が見えて気持ちいい!
防水用など、3種類のシートを
かぶせて
最後にひもでしばります
日高で漁師をされていた方にお任せしたところ、さすがのロープワークで結んでいただけた
いったん広告です

完成! 移動も簡単な家

3時間ほどかかって、ゲルが完成した! 今回は初めての人にレクチャーしながらだったが、慣れた人が集まれば1時間もかからない。

完成です!

1時間でたつ、約20平米のワンルーム。小屋をたてたり、プレハブを持ってきたりするよりずいぶん気軽にたてられる。

余談ですが、5人もいれば移動もできる(軽い)!
2つたてたら、ずいぶんモンゴル感のある景色になった
(参考までに、本場の風景もどうぞ)

ゲルって今はまだ馴染みが薄い存在だけど、実は日本でもけっこう使えるところがあるんじゃなかろうか。

たとえばこれからの時期だったら、夏の野外音楽イベントに行ってバンドの控室がゲルだったら嬉しい。工事現場の休憩所としてたてられていてもかっこいいと思う。

園のみなさんも見守ってくれていた。素敵なゲルライフを送ってほしい!

一家に一台ほしい

持ち運びが簡単な家を持っていると、なにかと便利そうである。テントよりしっかりしているし、風がとおって清々しいのだ。天窓があるので、冬はストーブも使える。

 

たとえば畑や田んぼの仕事をするときの休憩所や、夏休みの子ども部屋にするとか。お店をされている方なら、イベント出店でも活躍しそう。

シートのすそを捲くると、風がとおって気持ちいい。昼寝がはかどる
音楽イベント「森、道、市場」などで展示販売していますが、まだ買い手は現れていません!​​​​

 

<取材協力>

浦河フレンド森のようちえん

モンゴル武者修行商会(ゲルの販売も行っています)

 
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