特集 2023年6月10日

猫の小皿がもらえるうどん屋さん、もちピザがおいしいピザ屋……ローカルチェーン店を語る

東北地方

大衆食堂 半田屋(仙台)
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地元の人:
ほしあさひ

宮城の仙台発祥の『大衆食堂 半田屋』に、幼少のころ父の実家からよく通っていました。 当時の記憶ですが、ショーケースの棚に焼き魚や野菜炒め、唐揚げやカレーなどいろいろな料理がズラッと並んでいて、好きなものを取って自分なりの定食を作ることができるのが素晴らしいシステムです。

一通り料理を取り終えたあと、すぐにお会計をするのですが、合計の値段が本当に安くて驚いたのを覚えています。

どれもまんべんなく美味しく、スタンダードな料理を好き勝手食べられるお店は貴重だなと思います、、!

2020年の地味ハロウィンから「半田屋の子」

中部地方

アオキーズピザ(東海地方)
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地元の人:
安藤昌教

東海地方でピザといえばアオキーズピザ。うちの親とか他のピザ屋があることすら知らないと思います。

デリバリーはよその家にピザ食ってるのがばれる、という父の見栄により、わが家はいつもテイクアウトでした。ドラゴンズとコラボしていることが多く、落合監督夫妻がCMに出ていたような記憶があります。

もちとベーコンのピザ(東海地方にはもちピザがあるより)

 

スガキヤ(中部~関西地方)
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地元の人:
まいしろ

定番ですけどやっぱりスガキヤです。

300円ぐらいでお腹いっぱい食べられるので、中高生の頃は「とりあえずスガキヤでいいや」みたいな風潮がありました。お小遣いが足りないとき何度もスガキヤで乗り越えてきたので、いまだにスガキヤの看板を見ると安心します。

すがきやのラーメンフォークは売ってるより

味は独特のあっさり系で、すごくおいしいという訳でもないんですが、定期的に思い出しては食べたくなるまさにソウルフードです。

行ったことがない人は、ぜひスガキヤにしかない謎のフォークスプーンにもチャレンジして欲しいです!!(私はいまだにちゃんと使えたことないです)

 

初寿司(岐阜)
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地元の人:
石川大樹

小さいころ、父方の祖父母の家の近所に「初寿司」という寿司屋があり、正月などに集まると必ず出前を取っていました。何度か店に連れて行ってもらった記憶もあります。いまではすっかり回転寿司しか行かなくなってしまった自分にとって、職人さんの握ってくれる寿司屋といえばいまだにこの初寿司のイメージです。

で、大人になってから知ったのですが、個人店だと思っていたこの初寿司、実は岐阜市周辺の一大チェーンみたいなんです。公式サイトに7店舗載ってますが、のれん分けなども含めると20店舗近くの初寿司があるみたいです。

価格も比較的リーズナブルなよう。海なし県の岐阜にわざわざ寿司を食べに行く人は少ないと思いますが、もし滞在中に寿司が食べたくなったらぜひ行ってみてください。

 

コンパル(名古屋市)
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地元の人:
米田 梅子

愛知県名古屋市内に展開している老舗喫茶店「コンパル」です。

名物メニューは「エビフライサンド」。
パンの間にエビフライが縦に3本も収まっているほか、たまごや刻んだキャベツがみっちり詰まっています。あまりのボリュームに食べている途中で「サンド」が崩壊します。

エビフライサンド

もうひとつの名物である「アイスコーヒー」は、注文すると、濃いめのホットコーヒーが入ったカップと氷が入ったグラスが出てきます。カップからグラスへ、コーヒーを自分で移し入れることで完成するアイスコーヒーです。まよいがあるとこぼします。

アイスコーヒー(サンプル)

行けば必ずテーブルやお皿、口元を汚してしまうのですが、絵に描いたような純喫茶で昭和な雰囲気が落ち着くいいお店です。きれいに食べたい気持ちはあるので、汚さないコツを知っている方は教えてください。

いったん広告です

関西地方

うどん「のらや」(南大阪)
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地元の人:
まこまこまこっちゃん

実家にいた頃、家族でよく行ったのが南大阪のうどんチェーン・のらやです。

知人の香川県出身者も「ここはうまい」と認めるおいしさなんですが、うどんの味と同じかそれ以上に印象に残っているのが、箸袋を集めるともらえるオリジナルの小皿です(猫のイラスト付き)。

お店でも使われているお皿だったんですが、もちろん実家でも使っているし、その後も1枚持って家を出たので、生活に密着し続けています。うどんを食べに行くたびに家族4人ぶんの箸袋を母が回収していて、自宅の押入れに大量の箸袋が蓄えられていたのが懐かしい。

こないだ久しぶりに行ったら、箸袋ではなくスマホでポイントを貯める仕組みになっていました。最近では東京(国分寺)にも店舗があるようです。近くの方は通って、小皿をゲットしてみてください。

 

ベーカリー「志津屋」(京都)
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地元の人:
こーだい

以前にはげます会会員限定記事でも取り上げましたが、何度でも紹介させてもらいたいのが京都のご当地チェーンベーカリーの「志津屋」です。

公式も認める看板メニューはフランスパンにハムと玉ねぎをはさんだ「カルネ」ですが、自分としてはあえて柔らかい白パンにキャラメルクリームを詰めた「ホワイトキャラメルロール」を推したいです。初めて食べたのははるか昔の幼稚園に上がる前のことで、世の中にこんなに白くて、柔らかくて、甘い食べ物があるのかとショックを受けたのをありありと覚えています。一種の原体験になったパンなのです。衝撃が強すぎて、いっときは他の物を食べなくなって周囲の大人を困らせたようです。

世の中に甘くてふわふわした食べ物が溢れた今となっては大人が食べてもそれほどの感激は催さないでしょうが、他のパンともども美味しいので試してみてください。

 

四国・山陽

ピザロイヤルハット(四国・山陽など)
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地元の人:
ネッシーあやこ

20年以上前群馬にいたころ、「ピザロイヤルハット」という宅配ピザ屋で働いていました。このピザ屋は元々は四国や山陽などを中心に展開しているローカルチェーンです。なぜ群馬に出店してきたのかは今でもよくわかってません。

というか、元々私は「ピザカリフォルニア」というピザ屋で働いていたはずなのですが、ある日急にメニューと名前がごっそり変わって「ピザロイヤルハット」で働くことになっていました。なぜそうなったのかは、今でもよくわかってません。ちなみに残念ながら群馬の店舗は潰れました。

SSサイズという超ミニサイズのピザがあるのが大きな特徴でした。いまだにこのピザ屋の話で誰かと盛り上がれたことがないので、盛り上がりたいです。

お店のメニューページより

 

九州地方

資さんうどん(北九州)
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地元の人:
地主恵亮

「資さんうどん」は北九州のソウルフードですが、最近は九州のあちこちに展開されています。とにかく美味しいです! それ以上の言葉が見つからないほど美味しいです。ちなみに弟のお金で食べた資さんうどんが一番美味しかったですが、自分のお金で食べる資さんうどんも最高です。

肉&ゴボ天うどん(北九州の「資さんうどん」が美味しすぎるより)

あちこちで資さんうどんが美味しいと言っていたら、知り合いが九州の会社に転職したので食べました、と数年ぶりに連絡をくれて、美味しかったと感動を伝えてくれました。

資さんうどんはうどんですが、資さんうどんというカテゴリーになると思います! うどんの枠では語りきれない、独立した美味しさを持っています。

 

神田川(宮崎)
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地元の人:
窪田鳳花

神田川は宮崎ローカルの飲食店で店舗によって業態はさまざまですが、僕はバイキング形式のお店を推しています。
なんと言ってもチキン南蛮がめちゃくちゃうまい。しっかり甘酢に漬け込んである鶏肉と、卵の白身が粗めにマッシュされているタルタルソース。全体的に甘めで、これがうちの実家の味とまったく一緒なんです。
どこを探しても見つからなかった理想のチキン南蛮がまさか食べ放題のいちメニューにあるとは。衝撃でした。飛行機に乗って帰省しなくても母の味が楽しめるので、しょっちゅう通っています。


のらやの猫皿のかわいさ、資さんうどんのゴボ天、アオキーズピザのもちピザ…。単に「おいしそう」にとどまらない、旅情を感じる個性がたまりません。

そんなローカルチェーンの数々ですが、これ以外にも当サイトの過去記事にたくさんレポートが掲載されています。次ページにドドンと羅列しましたので、記事なる記事があったらぜひ見ていってください。

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