短い記事 2022年1月26日

靴を捨てる前の思い出作りに「靴拓」を取ろう

愛用の靴がボロボロになった。

ただ捨ててしまうのも忍びないので、思い出作りに靴の魚拓、「靴拓」を取ろう。

昼はデータサイエンティストをしています。トイレと路上観察と観葉植物が好き。行動力があるとよく言わますが自覚はまったくないです。和菓子が全部苦手なのでお土産がいつも食べられないです。

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愛用のスニーカーが限界を迎えた

私事ではあるが、3年間履き続けた愛用のスニーカーが限界を迎えている。

靴のメッシュ部分の穴が日に日に大きくなっているのだ。靴上部がまるまる剥がれて、街中で途方に暮れる未来が容易に想像がつく。

指2本は余裕で通るほどの巨大穴。むしろ今まで履き続けた自分を褒めて欲しい。
指2本は余裕で通るほどの巨大穴。むしろ今まで履き続けた自分を褒めて欲しい。

といっても、3年間苦楽を共にした靴だ。ポンとゴミ袋に入れてしまうのも気が引ける。悩んでいると「魚拓」の存在が頭に浮かんだのだ。

そうだ、魚拓と同じように靴拓を取って記録を残してしまえば捨てる決意が出来るのでは、と。

正解がわからないままの靴拓

準備した道具は以下の通り。靴拓のノウハウを見つけられなかったので、魚拓の取り方を参考にした。

参考にはしたが、基本的には何もかも探り探り、道なき道を歩いている。

・墨汁と墨汁を入れる紙皿
・刷毛
・半紙
・新聞紙
・歯ブラシ
・筆

002_必要なもの一覧.JPG
主役の靴とホームセンターで揃えた道具たち。

まず始めに、靴の汚れを落としていく。

こうすることで靴拓が奇麗に取れる気がする。気がするだけで、確かな方法があるわけじゃない。本当は闇雲に進めているのだ。

003_バケツに入った靴.JPG
バケツに突っ込みながら汚れを落としていく。部屋でやったら墨をぶちまける自信があったので、お風呂場で実施した。

狭すぎて屈むたびに尻を壁にばんばんぶつけている。靴拓のために広い風呂が欲しい。

次に、軽く乾かして置く。風呂の浴室内乾燥機フル稼働。すべての工程が浴室で完結する。なんてシステマティックなのだろう。

004_つるされた靴.JPG
靴紐をポールに結ぶと、浴室乾燥機の風がよく当たるのですぐ乾く。

乾いたら靴の裏に刷毛で墨汁を塗っていく。

005_刷毛と墨.JPG
刷毛についていたフィルムを剥がし忘れて、墨が全然付かず無駄に頭を悩ませてしまった。
006_墨で塗られた靴.JPG
びっちゃびちゃに墨を塗るよりかは、多少靴底の様子が見える程度の濃さの方が、墨が滴らずに良い。

次に靴拓のメイン工程、最も楽しそうな作業である半紙に靴をくっつける作業だ。

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なんだかよくわからないのですが、うまくいきました

ところが、一番苦労したのもこの工程。ハンコを打つみたいには全くいかないのだ。

007_半紙を上から載せられた靴.JPG
合計6回試行錯誤した結果、写真のように靴底を上にして半紙を上から載せる方法が一番きれいに靴拓を取れることが判明した。

手でやさしく半紙を押さえつけていくと、墨の付き方も加減できるので、本当にお勧めだ。靴拓のゴールドスタンダードになるやり方に違いない。

008_二枚の靴拓_名前なし.JPG
はっきりくっきりと靴底の模様が取れたので、我ながら惚れ惚れしてしまう。靴拓の才能がある。

最後に、靴の種類、自分の名前、全長、日付を書いて完成だ。筆を取るのが10年以上ぶりで手が震える。

009_二枚の靴拓_名前あり.JPG
なんとか書き上げた靴拓を壁に張りつける。おそらく人類初の試みとしては上手く行っているだろう。

靴拓との達成感とともに、靴への名残惜しさが消え去ったように感じた。おかげでゴミ袋に靴を突っ込む決意が出来た(それに墨まみれなので、もう一度履くのは難しい)。

みなさんも、捨てる踏ん切りがつかない靴があるなら、靴拓を取ってみてほしい。

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