ブラックサンダーまみれ
動作確認のためにブラックサンダーをかじり断面を作り出していたので、開発中はずっとブラックサンダーを食べる羽目になった。
血糖値が爆上がりである。パッケージに書いてあるカロリーはこわくて見ないことにした。
胃もたれしたが楽しいイベントに参加できてよかった。
いきなりわけのわからないことを書いてしまった。
完成した作品を使って、流れを説明しよう。
まずはロック解除のための鍵を登録する手順だ。
こうして撮影した写真がデバイスに登録される。
次に、鍵を開けるときの流れを説明しよう。
あらかじめ登録した断面の写真、実物のブラックサンダーの断面がペアになっていて、両者が同じだと判定されたらロックが解除される仕組みになっている。
一連の流れを動画でもどうぞ。
もし悪い人が、別のブラックサンダーを使って鍵を開けようとしたらどうなるだろうか。
別のブラックサンダーを割ってみよう。
これでは登録した写真とペアにはならない。
デバイスに挿して解除できるか試してみよう。
正しい鍵のペアではないことをプログラムが判定して、ちゃんとロック解除に失敗した。
いいぞ、これでブラックサンダーが鍵になるシステムが完成だ!
さて、ここからが本題だ。
今回のイベントのお題は「エンジニアがブラックサンダーを食べたくなるアイデア」である。
エンジニアが興味を持つネタにする必要があるのだ。
先ほどのロック解除でやっていたことをおさらいしよう。
この仕組み、特にソフトウェアエンジニアならどこかで見たことがないだろうか。
そう、公開鍵認証である。
公開鍵認証とは、サーバーなどのコンピューター同士が安全に通信するために使われる認証方式の一種である。
以下がものすごいざっくりした概要だ。
……さっきとおんなじだ!!
そう、今回作ったのは公開鍵認証の考え方を拡張した、「公開ブラックサンダー認証」である。
つまり、先ほどの断面の写真が公開鍵、言うなれば「公開ブラックサンダー」で、実物の方が秘密鍵、つまり「秘密ブラックサンダー」である。
公開ブラックサンダーと秘密ブラックサンダーが正しいペアかを判定するのが、公開ブラックサンダー認証というわけだ。
ブラックサンダーがゲシュタルト崩壊してきたな。
そして公開鍵認証で重要なのは、公開鍵は他の人に見られても問題ないが、秘密鍵は絶対に漏洩してはいけないということだ。
これによってセキュリティを担保しているのである。
公開ブラックサンダー認証でも同様だ。
と、機能の説明はここまでだが、限られた時間で頑張って作ったデバイスなので見た目にも注目してほしい。
僕は普段の工作では見た目に全然こだわらないので、かっこいいデバイスを作ってくれたチームメンバーに感謝である。
今回のブラッカソンで優勝したチームの作品はこちら。
ビーバーズ・ハイブ チームの「ブラックサンダー駆動開発装置(BTDD装置)」だ。
自動でブラックサンダーの封をハサミでカットして、渡してくれる装置である。すげえ。
それから当サイトWebマスターである林さんも審査員として参加していた。
林さんが選び、デイリーポータルZ賞を受賞したのはワタシハブラックサンダーチョットタベル_42 チームの「今日の彼女の機嫌はブラックサンダー 〜彼女の感情はロールバックできない〜」である。
AIを活用した恋愛ゲームだったが、ゲーム内の彼女はプレイヤーのパソコンを実際に操作することができる。
また恋愛ゲームらしくプレゼンの最後にエンディングが流れたのだが、このチームがたまたま発表順の最後だったのでブラッカソン自体のエンディングのようになり、良い締めくくりになった。
動作確認のためにブラックサンダーをかじり断面を作り出していたので、開発中はずっとブラックサンダーを食べる羽目になった。
血糖値が爆上がりである。パッケージに書いてあるカロリーはこわくて見ないことにした。
胃もたれしたが楽しいイベントに参加できてよかった。
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