訪問者数は上昇も収支が激減
ご報告は編集部のメンバーよりウェブマスターの林、はげます会世話役の橋田、そしてネットワーク広告(バナー広告)とシステム担当の石川からです。ではでは、どうぞ。
林:
2022年7月のデイリーポータルZの運営状況の報告でございます。よろしくおねがいします。訪問者数とはげます会は上昇してますが、収支は派手に落ちています。
林:
訪問者数は相変わらず4月の谷を超えてその後伸び続けております!
石川:
いいですね。
林:
5月はGWで記事の本数自体を増やしたから伸びるのは当然なんですが、そのあと落ち着いた通常の本数になっても変わらずPVは伸びているという。
橋田:
よかった……。
林:
ただ収支は、下がってますね。
石川:
だいぶがくっと来ましたね。
林:
記事広告もバナー収益も等しく低調。仲良く低調で。はげます会がちょっとだけ上がった感じですね。
石川:
今年は、ネットワーク広告(バナー広告)がすごい渋いんですよね。4月、5月、6月と。
林:
なんでですかね。
石川:
普通は年度末の3月にガーンって上がるんですよね。予算の消化で。で、4月から急にみんな出し渋る。だから4月から下がるんですよ。
売上は翌月に立つから、グラフで言うと通常は4月まで高い水準なのが、5月から下がって、で、7月は盛り返すのが例年のペースです。
ただ今年は7月も盛り返さなかったんですよね。
林:
あと、地味な、大勢に影響はないんですけど、アフリエイト(デイリーポータルZでは通販サイトの成功報酬型広告)目的で商品紹介の記事を作ったり、そこ頑張るのをもうやめようってやめちゃったんですよね。
橋田:
そうだった!
林:
アフリエイトやるとみんな夢中になっちゃって他の編集作業に影響が出るからやめようって。そしたらその分落ちたっていう。
はげます会の入会促進に必要なのはクオリティか手数か
林:
はげます会の会員数は順調に伸びてます。
橋田:
一旦ちょっと落ちたんです。それでちょっと心配してたんですけど、いろいろと施策をして、ありがたいことに入会が増えてます。
石川:
はげます会のグラフってすごくないですか。ぶれずに右肩上がりですよね。
橋田:
私が手一杯ではげます会のとくべつ企画が何もできなかったときにさすがに入会なくって。
そのうえ退会も増えてしまった実績があるんですよね。
今は石川さんや古賀さんにも施策の担当に入ってもらっているので、それで入会も増えて。うれしいです。
林:
施策って、クオリティじゃなくて手数なんですかね。どうなんでしょう。手数を増やせばいいのかな。
橋田:
手数?
林:
たとえば、今日ははげます会の「は」を「ほ」にしてほげます会にしましたとか、それぐらいの手間でもいいんじゃないかな。
橋田:
何ヶ月かけて動画を作りました!じゃなくても。「ほ」ね。
林:
ほげます会。翌日、はげます会に戻しましたって。………絶対にそれじゃないな。
インプレスの企画で井水さんと話したじゃないですか。(※ウェブ解析士の井水大輔さんに、はげます会の会員増のためにどうしたらいいのかを聞く連載企画)
そこでもやっぱり、僕が同じようなことを言ってその場で笑わせようとするんですよ。「ほげます会」にしましょうかとか。
そういうのがいちいち効果がないってことはもう分かったはずなんですよね。
橋田:
ははは。ちゃんとはげます会のご案内ページを見やすくしたり、施策もちゃんとわかりやすく丁寧にするのが大事なんですよね。
石川:
わかりやすく求められてるものをやらないといけないという。
林:
石川くんもライターだったし。変なことをしてびっくりさせてやろうという側の生まれじゃないですか。だから分かるでしょう。「ほげます会」はどうだという気持ち。
石川:
わかりますわかります。どうしても僕らカウンターカルチャーの人間で。既存のものに対するアンチの気持ちがあるから。
林:
そうそう、逆から「だったらこうしてみたりして」っていう発想なんだよね。全部。
石川:
正攻法みたいなものが苦手なんですよね。
普通を教えてくれる「王様のブランチ」はメモを取りながら観るべき
林:
余談ですけど、土曜日の昼にやってる「王様のブランチ」、あれが全部正攻法の説明なんですよ。
休み、ドライブ、海に行きましょう、スイーツ。平凡をどんどん言ってくれるんです。
見てると、カウンターの発想がすごい出てくるんです。
じゃあ、辛いもの食べたりしてとか、海じゃなくてもいいじゃないとか。2時間見てる間にネタが10個ぐらい出てきますよ。
石川:
あはは。逆張りの気持ちをかきたててくれるんですね。
林:
そうそう。とにかく無邪気に平凡を言ってくれるから、一回転してむしろありかもと思って紹介されてたヨギボー買っちゃったこともある。
石川:
逆張りに飽きて順張りになるくらいの力。
橋田:
「王様のブランチ」すごい。
石川:
大人になって、だんだん普通のものに対しての反抗心が薄れてくるじゃないですか。自分が丸くなったのかなと思っていたんですけど、今の話聞いて、普通のものに触れなくなったのかもしれないなと思いましたね。
林:
そうですよね。
石川:
子どもの頃は親がテレビ見てたりとか、学校行ったりとか、普通のものがほっといても入ってきたんですよね。それに対する反抗心があったんですけど、今はもう自分の好きなものだけ入れてるから「普通」が入ってこない。
林:
「王様のブランチ」はメモ取りながら見たほうがいいよ。
石川:
教科書ですね。
林:
僕なんかもうファンですよ。Instagramのアカウントもフォローしてるから。
石川:
林さんと話しているとしょっちゅう「王様のブランチ」の話が出てきますからね。
何歳くらいの人がデイリーポータルZを読んでいるのか
林:
さて、毎回趣味でグラフを作っているんですけど、今月は年齢別の推移を出してみました。
林:
2019年のあたりで20代前半までの若者が減って、25歳~34歳が多い。ここ2年ぐらいは年齢層が平均化されてる気がしますね。
3~4年前は20代30代が突出していたんですけど、今はわりとならされてる感じ。
そして。このグラフの大きなトピックとしては、2022年初めて35~44歳が一番になりました。
橋田:
ほんとだ!今までは25歳~34歳がずっとトップだったんですね。ついに高年齢化が進みましたか。
石川:
人が育ってるってことですかね。
林:
55歳以上の伸びがすごいね。みんな30代半ばぐらいでデイリーを読みはじめた人が、ついに50歳になった。働き盛りだった人たちが。大病とかせずに元気でいてほしいですね。
男女比も調べたんですけど、女性が増えてるんですよ。
そもそもかつては半々だったのが、ちょっと男性が増えた状態が続いてたんですよね。そこが戻してきました。
石川:
女性ライターが増えたからですかね。単純な話。
林:
数年前男性ライターが活躍する男っぽい時代がありましたもんね。
ここから、記事制作やスポット企画の報告があるのですが……すみませんそこは会員のみなさま限定にさせてください。なにとぞなにとぞ……。
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