

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
書き出し小説大賞では、この新しい文学を広く世に普及させるべく、諸君からの作品を随時募集し、その秀作を紹介してゆく。(ロゴデザイン・外山真理子)
著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。
前の記事:書き出し小説大賞第216回秀作発表
> 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター
止まない雨、日常化した緊急事態、誰もいないオリンピック……悪いニュースに耳を塞ぎ、ひたすら林氏の「地図なぞり」でやり過ごす毎日……それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう!
書き出し自由部門
水滴のきらきらした世界、家路を急ぐ亀。
雷雨からの寝起き、からの野菜ジュース。コントラストの効いた秀作。
雑な扱いが愛情だったりもする。
中二的かっこよさ!
油性マジックが滲んだゼッケンも捨てがたい。
病院から処方箋を持って薬局へ行くって、そういうシステムだから仕方ないけど、いつもおつかい行かされてる感じがしてなんだかなと思う。
つづいては規定部門。今回のテーマは「地元」でした。地元への愛と憎しみに満ちた秀作が集まりました!どうぞ!
規定部門 モチーフ「地元」
「地元」ってそういうことなんだよな、と深くうなずける秀作。
こちらも原体験としての夕日がぜんぶ入ってる名作。
苔とか用水路とか、子供の頃ってこういうところばかり見てた気がする。
どんだけトラウマがあったんだろう(笑)
これぞ田舎の理不尽。待ちガイル、久々に聞きました。
ある(笑)軽トラしか走らないのに。
この言葉に至った諍いが知りたい。
これは地味にきつい(笑)刑期延ばしてもいいので遠くにして欲しい。
それでは次回のお題を発表します!
『怪談』
次回はお待ちかね!夏の書き出し怪談大会です!冒頭だけで震え上がる怖い話、お待ちしております!締め切りは7月23日、発表は7月25日を予定しています。下記の投稿フォームから部門を選んで送って下さい。力作待ってます!
最終選考通過者
東ことり 魚子 みよおぶ オメガ ベランダ ビールおかわり ミヤカン めんだこDX terayo ぴすとる 鯨谷いさな
![]() |
||
▽デイリーポータルZトップへ | ||
![]() |
||
![]() |
▲デイリーポータルZトップへ | ![]() |