消極的な姿勢はダメ
まず、私が歌がうまいと思われていない原因は、自信がないため「早く曲が終ればいい」と考えてしまい、淡々と、抑揚なく歌ってしまうためである。
その結果、それまで盛り上がっていた場は一気に盛り下がり、しきるタイプの人がインターフォンで追加注文をしたり、挙句の果てに自分以外の全員がトイレに行ったりすることになる。
「これではいけない」「みんながトイレから戻ってくるように場を温めよう」と、ステージに立つがモニターに映し出される歌詞を追うばかりで表情は暗い。
当然メンバーは戻ってこず、追加のドリンクを運んできた店員と二人きりになり気まずい空気が流れる。
少しは動いた方がいいかもしれないと、リズムに合わせてうなずくように歌ってみた結果、往年のオールスター家族対抗歌合戦で周りのみんなに肩を叩かれながら歌う有名人の老父の様相を呈してしまうのである。
これでは歌がうまいと思ってもらえるはずがない。
八代亜紀さん風アクションで歌えばいい!
歌がうまい人の歌唱力は並大抵の努力では真似できないが、身振り手振りだけなら簡単に真似できる。
動きだけ真似すれば歌のへたさはごまかせるはずだ。
で、歌がうまい人といえば八代亜紀さんである。
つまり、八代亜紀さん風アクションで歌えば、歌がうまいと思ってもらえるのである。
この動画を研究した結果、やり方はこうだ。
笑いながら指を立てて歌う。人はこれだけのことで八代亜紀さんのように歌がうまいと思ってもらえるという大発見をしてしまった。うそではありません。