かわいい……
ドラえもんの道具で、捨て猫がネズミ退治の会社を作る話(てんコミ15巻「ネコが会社を作ったよ」)があったけれど、完全にそれだった。
100円で、家まで牛丼持ってきてくれるのなら、もっとジャンジャン使いたくなってきた。
以上、配送ロボがとってもかわいいというご報告でした。
そんなわけで見かけたら勝手に遠くから見て愛でるだけだったのだけど、そういえば自分で注文してこっそり尾行してついていっても別にいいのかと思い至る。配送ロボを実際に使ってみるという選択肢がアタマからごっそり抜け落ちていた。
調べてみたところ、僕の住んでいる地区(東京都中央区)では、晴海全域と、佃島の一部、月島、勝どきエリアであれば、楽天のロボットが配送してくれるという。
ロボットに配送してもらうには、楽天の会員登録、スマホとクレジットカードがあればできる。
なによりびっくりしたのが、配送料が100円というところだ。100円て。きょうび100円ショップに行っても100円じゃ物買えなくなってきているというのに、いくらロボットだからと言っても100円はすごい。
注文できるものとしては、スーパーで売っている食品などから文房具、月島らしくもんじゃまで、わりといろんなものを持ってきてくれるようだ。
「玄関の前まで持ってきてくれる」というわけにはいかないが、事前に設定されている受け渡し場所で、都合の良いところを選んで、そこまで持ってきてもらう……という形になる。
ひとまず、これ以上の詳しいやり方は公式サイトの方を見ていただくことにして、今回は晴海トリトンスクエアの吉野家で牛丼を注文して、それを持ってきてもらうことにした。
牛丼屋の店舗の前で待っていれば、牛丼をロボットに持っていくところから見られるのではないか? という目論見のもと、ここで待機することに。
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家の近くの受け渡し場所に到着するのが19時45分〜20時までの間と出た。現在時刻は18時30分。1時間ほど張り込みすれば、ホシ……じゃなかった、配送ロボは牛丼を受け取りに来るはずだ。
とは言え、配送ロボがフードコートの中にまで入ってくることはないだろう(入ってきたらおもしろいけど)。おそらく店の人か誰かが牛丼を受け取り、どこかで待機している配送ロボまで届ける……はず。
待つこと数十分。スマホのステータスが「配送準備中」に変わった。
自分だけが勝手に色めくが、店員さんが牛丼を持っていった様子はまったくない。そうするうちにショートメッセージで配送の連絡が来た。配送ロボはもう牛丼を受け取ったらしい。
いつの間にか牛丼がロボットまで移動していた……。
そうこうするうちに、スマホに配送ロボの現在位置が表示された。
マップによると、配送ロボは今、僕のいる場所とは逆方向(ビルの裏側)から出発しているっぽい。
配送ロボが牛丼を受け取るシーンは確認しそこなったものの、配送ルート上で待ち伏せすればロボットはやってくるだろう。
ここから僕が指定した配達終了地点までは必ず橋を渡らなければいけないわけだが、橋は2本あり、最短距離の橋とすこし遠回りになる橋がある。配送ロボはどちらの橋をわたるのか……。
とりあえず、最短距離になる橋に急いで向かう。
橋のたもとで待ち伏せしていると、配送ロボはこちらの方ではなく、すこし遠回りになる橋の方に向かい始めた……。
慌ててダッシュし、さらに向こうの橋へ向かう。
配送ロボの走っている道をみると、小学校の横を抜けて、こっちの橋の方に来そうなんだけ……あー! キターッ!
「配送ロボットです 配送ロボットです」と言いながら、歩道をトコトコ歩いて(?)きた。
地図に表示されている通りにロボットは来た。いや、なんか嬉しい……。なんなんだろう、この感情。今、BBクィーンズのあの曲がアタマの中で流れている。
もはやこれだけ近づいたら尾行とは言えないかもしれないけれど、配送ロボについていく。……ついていくと言っても、特にどうこうするわけじゃないので、とりあえず一緒に写真におさまるか……。
とはいえ、意外と足が速いというか、人の居ないところでは早歩きぐらいのスピードで進むので、うまいこと正面から写真が撮れない……。
すれ違う人たちが「あ、ロボットだ」とか「配送してるの?」といちいち反応するのも面白い。そのたびに「どうですこれ、かわいいでしょう」と勝手に飼い主か保護者になった気分になっているが、全く関係ない。
しばらくすると、指定した受け取り場所に到着した。
到着すると、解錠ボタンが自分のスマホに送られてくる。このスマホの解錠ボタンが押されるまで箱の中身を取り出すことはできない。
中には保温バッグが入っており、はたしてバッグの中に無事、牛丼は入っていた。
蓋の下にある緑色の「閉じる」ボタンを押せば、任務完了だ。ありがとう、配送ロボ〜!
ドラえもんの道具で、捨て猫がネズミ退治の会社を作る話(てんコミ15巻「ネコが会社を作ったよ」)があったけれど、完全にそれだった。
100円で、家まで牛丼持ってきてくれるのなら、もっとジャンジャン使いたくなってきた。
以上、配送ロボがとってもかわいいというご報告でした。
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