特集 2022年5月16日

形だけパントマイム劇場

パントマイムといえば、が~まるちょばである。

が~まるちょばといえば、スーツでモヒカンである。

ということはスーツでモヒカンは、それだけでパントマイムである。

ということで今回は、が~まるちょばの扮装さえすれば何をやってもパントマイムにみえるかどうか検証してきたので報告したい。

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。

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> 個人サイト 日本海ぱんく通信

が~まるちょば=スーツでモヒカン=パントマイム

パントマイムとは、実際には無い壁やエスカレーターなどを、あたかもその場に存在するかのように身振り手振りで演じるものである。

そのパントマイムの世界的パフォーマー、が~まるちょばは揃いのスーツにモヒカンというスタイルで我々の脳裏に焼き付いている。

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が~まるちょば

ということは、が~まるちょばの格好をすれば、実際にある壁を触ったり、エスカレーターに乗るだけで、あたかもパントマイムをしているようにみえるのではないかというのが今回の検証の趣旨である。

あたかもみえない壁のパントマイム

2022年現在、が~まるちょばは一人ユニットとなっているが、二人組のイメージが強いということで、今回はライターの江ノ島さんにご協力いただき、二人組のが~まるちょばの扮装をして検証することにした。

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こんにちは、が~まるちょばです。

非の打ち所がない扮装ができたところで、さっそくパントマイムの王道、見えない壁のパフォーマンスをやってみよう。

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あたかもパントマイムの壁!

おお!実際にあるガラスの壁に手を置いているだけなのに、あたかも実際にはない壁のパントマイムをしているようにみえる!

万が一みえないとしたら、逆に何にみえるか聞きたい!

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撮影してくれているトルーさん、パントマイムにみえますよね?
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………
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グフフフ、きっといい画が撮れてるんだろうなあ。
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撮ってねーし

一周回って普通のパントマイム

ここまでで、この扮装をすれば本物のガラスに手を置くだけで、あたかもみえない壁のパントマイムをしているようにみえることがわかった。

ならば、実際にパントマイムをしてみても、やっぱりパントマイムにみえるのではないかという一周回ったロジックで普通に壁のパントマイムを試してみる。

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微妙 (編集注:執務スペースが写り込んだのでぼかしてます。パントマイムの完成度には関係ありません)

林さんとトルーさんは「壁があるように見えます!」「うまくなっている!」と言ってくれていた。

画像をみる限りでは、雰囲気作りで褒めてくれていたか、二人がうそつきかのどちらかだろう。

江ノ島さんからの手紙

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ゴールが見えてない撮影に不安を感じている江ノ島さん

「が~まるちょばになってください」と連絡をもらったとき、ただジャケットを着て撮影するだけと思っていたのに、当日、モヒカンのカツラが出てきて「これをかぶるのか?おい、本当にかぶるのか?」と焦りました。しかし 岡村さんが躊躇なくかぶりはじめて強さを感じるとともに、ゴールが見えてない撮影ってこんなにも不安になるのかと感じました。

あたかも重い物を持つパントマイム

つづいて街にあるものでパフォーマンスしてみることにした。

意外にも扮装系の記事の少ないという江ノ島さんはガチガチに緊張していたが。

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江ノ島さんを励ましながら街へ出る

では、この扮装で重いものを持つだけで、重い物を持つパントマイムに見えるか試してみよう。

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せ~の
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グヌヌヌヌヌ!!

おお!本当は重くないものを、あたかも重い物をもつパントマイムをしているように見える!

私にはこのあと、この看板を江ノ島さんが片手で軽々と持ち上げる姿までイメージできる!

江ノ島さんからの手紙 

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現代の日本語では表現できない感情を抱いている江ノ島さん

パントマイム中も何を撮影しているのかよくわからず、ただただ周りの視線におびえていました。

逆にノリノリで撮影をする岡村さんを見て、恐怖以上のなにかの感情が芽生えました。現代の日本語では表現できない感情です。

あたかもエスカレーターのパントマイム

つづいてパントマイムの代名詞ともいえる、エスカレーターに乗っているように見えるパフォーマンスだ。そのためにエスカレーターに乗った。

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普通

しかし、ただエスカレータに乗っているようにしかみえず、撮影を担当してくれたトルーさんから以下二点のアドバイスをもらった。

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トルーさんから動きにメリハリをつけたほうがいいとアドバイスをもらう
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①パントマイム時は腰をいれて「キメ」を作る
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②パントマイム前に寸劇をいれる

ということでアドバイス通りにやってみよう!

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追いかけっこの寸劇をする
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寸劇中にUMA化する江ノ島さん
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小走りでエスカレーターへ逃げる
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キメを作ってエスカレーターに乗り込む

おお!これは、まるでパントマイムのエスカレーターのようではないか!!

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あたかもパントマイムのエスカレーター

上りエスカレーターもやってみる。

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あたかも上りエスカレーター

上りも下りも問題なし!

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まるでエスカレーターみたい!

パントマイムのコツは寸劇とキメ

ここまででパントマイムには小芝居とキメが大切なことがわかった。

ということは、それを使えば本物のパントマイムもできるようになっているのではないか?

さっそくやってみよう。

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寸劇を入れて
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普通にエスカレーターのパントマイム

予想に反して意外とできてるな。

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ちょっと出来てるよね?

「みえない」という予定だったが、これまでなんどか撮影した結果、だんだんパントマイムの腕前が向上しパントマイムにみえるようになっていて驚いた。

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あたかも腕が伸びるパントマイム

が~まるちょばのパフォーマンスで忘れちゃならないのが、ついたてを使ったパントマイムだ。

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実際はこうなっているが
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黒い板で隠すとこう

イラストのようについたてで隠すことで、一方の腕が伸びてみえるというアレである。

これをやってみよう。

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追いかけっこの寸劇を入れて
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「待て!」
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腕が伸びているようには見えないものの
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全体重を江ノ島さんに預ける

このパフォーマンスは、過酷な撮影の中で芽生えた信頼関係の証しなのである。

あたかも坂のパントマイム

街を歩きながら撮影していると坂があった。そこで林さんから「が~まるちょばだったら、この坂で何をするんでしょうねえ?」とお題をいただいた。

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しばし考え

林さんのお題に対して、我々が出した回答はコレだ!

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あたかも坂にみえるパフォーマンス!
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あたかも坂のよう(実際に坂)
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ただの平地なのに!
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本当に坂
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ただの大騒ぎ
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むちゃくちゃしんどい

実をいうとこのパフォーマンス中、私ははずみで江ノ島さんのズボンをずりさげ、彼の生尻を目の当たりにしてしまったことで激しく動揺していた。

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が~まるちょばの完成系へ

が~まるちょばといえば、スーツでモヒカンだが、サングラスも必需品であることを忘れていたので撮影も終盤だが買いに行くことにした。

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ダイソーへ
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二つで220円(税込)
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あらためまして、が~まるちょばです。

完成系となったが~まるちょばの扮装で撮影することにした。

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スクランブル交差点へ
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ポーズをとる
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壁のパントマイム
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決めポーズ
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「信号変わりますよ!!」

交差点でポーズを撮りつづけていると信号はまだまだ青だったが、突然江ノ島さんが「そろそろ信号変わりますよ!!」と大きな声で言った。

怒っていたのかもしれない。

江ノ島さんからの手紙

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いつも以上の疲れと共に「これで本当に大丈夫なのか?」と疑問を持ちながらも、ふと横を見ると渋谷の夕日に照らされた岡村さんの顔はとても充実感で満ちあふれていました。満ちあふれるなよと思いました。

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本日の成果

 


検証を終えて分かったこと

・が~まるちょばの扮装をしていれば、なんでもパントマイムにみえること。

・同じ体験をしても人それぞれ感じ方はさまざまであること。

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・人は思いがけないところで突然友人の尻を見ると、変に意識してしまうこと。

という三点がわかった。

江ノ島くん、ごめんね。

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