デジタルリマスター 2023年8月3日

憧れの富士山に登る(神奈川で)(デジタルリマスター)

トラップが行く手を阻む

前回の挑戦に比べると道があるので楽、とはいえやはり富士山だ。普段使わない筋肉を使っているのか、30分も歩くともうへろへろだった。

体調も万全ではないし、これはやはり出直すべきかと悩み始めた頃、登山道に突如として階段が出現した。

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階段出現。

しかし山道の階段というのは意外と楽ではない。歩幅を強制されてしまうのでペースが崩れるのだ。

ひくひくする足を引きずりながら階段を進むと、この後に及んで分かれ道が現れた。これ、もしかしたら山をなめてた罰なんじゃないのか。間違えたら帰れない予感がする。

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これ、もしかしたらすごく大切な選択なのではないか。
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お!なんか見えた。
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みごと山頂です。
いったん広告です

無事山頂までたどり着きました

太い方を選んだら正解だった(ちなみに山頂から見るとわかるのだが、細い方を選ぶと自動的に隣の山へと導かれる。危ねえ)。

一般の登山口から休憩しながら登ってきて、約45分で山頂へと到達した。なにはともあれここが憧れの富士山山頂だ。雪は降っていないし紅葉もまだ先だが、やはりこの達成感はやみつきになる。

帰ってからGPSの引いたラインを見ると確かに前回登ったラインとは全く違う道のりを進んできたのがわかる。小学校のあたりでぐにゃぐにゃしているのは登山口がわからずに迷ったからだ。結局グラウンドで遊んでいた子供に聞いた。

 

しばらく山頂でうまい空気を堪能した後、下山の途についた。言い忘れていたが実は僕はこれから出社するのだ。あまり悠長なことはしていられない。

三浦半島の富士山はこうして出社前にでも登ってくることができる山だとわかった。ふもとに広がるのは紅葉ではなくキャベツ畑だったが、僕にとってはこちらの方が心にも体にも優しい気がした。たぶんまた来ると思う。

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帰り道に広がる緑の絨毯は大根畑か。
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こちらはキャベツ畑。空気に野菜の味がついています。

富士山さいこー

三浦半島の富士山は富士は富士でもふらっと行けるハイキングには最適の富士山でした。往復でも2時間もあれば十分なので、これから会社に行くのがいやになったら逆向きの電車に乗って富士山をめざそうと思います。

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山頂でおにぎり。山頂では石のすべてがありがたそうに見えるので、
どれに座ろうか正直悩みました。
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