思いつきで作ったにも関わらず、期せずしてなんとなくうまくいったような気がするとかしないとかいったカバンができたと思う。
またケーキ箱使って何かしよう。何しよう。でかい家でも作るか。耐震強度は限りなくゼロだ。
一番心配だったのが「強度」。布バッグとはいえ、あのケーキ箱を表現できていなければ面白くない。というわけでキャンバス地、それも2枚重ねていたが、なんとか形になっているようだった。
箱の部分は単純な形ゆえ、さくさく進んだのだが、やはり開閉部で試行錯誤。そして、6時間後・・・できたのがこちら。
うん、だいたい思っていた感じに仕上がった。これは私の功績ではなく、このケーキ箱のフォルム自体が、自己完結した美しさを表現しているに他ならない。黄金率、という言葉も思い浮かんだがちょっとそれは違うぞ。頭を冷やせ。
外見はどうにもレバニラ定食やチャーハンが入っていそうな雰囲気だが、持ってみると「取っ手」の部分に「中にケーキが入っているからそっと持ってください・・・」という、ケーキ箱からのあのメッセージをかすかに感じるのだ。思わず手の力が抜ける。
力が抜けると荷物を持てないので、肩ヒモを付けてみた。
お、ちょっとひねったオシャレをしたい盛りの若者に、どうですかね。というかこれ、私ふだんも持って歩きたくなってきました。
思いつきで作ったにも関わらず、期せずしてなんとなくうまくいったような気がするとかしないとかいったカバンができたと思う。
またケーキ箱使って何かしよう。何しよう。でかい家でも作るか。耐震強度は限りなくゼロだ。
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