半島を名乗るホテル発見
日比谷から銀座に向かって歩くと高級ホテル、ペニンシュラ東京があった。
ペニンシュラは英語で半島。日比谷入江の横の半島に立つにふさわしい名前である。
手がかりのない企画なのでつい嬉しくてこじつけを引っぱってしまった(ペニンシュラ東京と日比谷入江は関係ありません)。
1603年 銀座ができた
いまの東銀座、歌舞伎座の先が1603年ごろの海岸線である。日比谷入江をとりあえずこのあたりまで埋め立てたらしい。
さっきの日比谷から歩いて15分ぐらいだった。けっこうな距離を埋め立てたことになる。すごいぞむかしの人。
1603年のコーヒーはスターバックスラテ。
・コーヒーの味が強い
・甘さ抑えめ
・飲んでしばらくしたら缶コーヒーのような後味はややあり
銀座の先は築地。築地の完成は銀座の約50年後である。
1659年 築地ができる
築地の成り立ちを調べると次のようなことが書いてある。
1. 火事で本願寺というお寺が焼ける
2. 幕府は立て直しの場所として海を指定
3. そこを埋め立てて築地できた
移転先として海を指定するというのがまるで一休さんに出てくるとんちの問題のようだ。ウイットで答えずに力ずくで埋め立てたのが築地。僕だったら意地悪されたと思ってあきらめると思う。だってかわりの土地が海だもん。
そうして海岸線がまた延びる。
海を指定されたお寺がまた再建されていまはインド風になっているのも力強い話である。
関係ないが僕の初めての職場は築地だったので見に行ったらビルごと、正確にはビルがあった区画ごとなくなっていた。
築地のはじっこが1659年、約350年前の海岸線である。
これまでと違って水路があるのでここから先が海だったのが想像しやすい。
そして目的を見失いかけているがチルドコーヒー飲み比べだ。
・苦い。コーヒーの味だ
・苦みに気をとられて砂糖入っているのを忘れる
・でも後味すっきりで、うまいかも
明治に入ってまた海岸線が遠くなる
明治に入ると築地の先に月島ができる。月島の完成は1894年ごろ。下町のイメージがあるが江戸時代はなかったのだ。お台場も100年たてば下町になるのかもしれない。
コーヒーも飲みますよー
明治に突入したことを記念して変わったコーヒーを買ってみた(ここで明治のコーヒーを買わなかったことをものすごく悔やんでいる)。
・甘くて昔のコーヒー牛乳みたいだ
・だがもっとあかぬけている
・すっきりしているし、コーヒーでございますよ~みたいなとんがった感じもない