まだ諦めた訳ではない。
長年憧れ続けていたタケノコの刺身だったが、残念ながらほろ苦い、というか超エグい結果となってしまった。
タケノコという食材は、あきらかに茹でてアクを抜いた方がおいしいようなので、もう無理にタケノコを刺身で食べようとは思わない。というのはウソで、やっぱり別の種類のタケノコの刺身を試してみねばと強く思った次第だ。
自分たちで掘ったタケノコをタップリともらってきた。生のタケノコを料理するのは初めてなのだが、ちょっと調べたところによると、タケノコのアクを抜くには米糠と唐辛子を入れた水で、皮に縦一本切れ込みを入れたタケノコを煮ればいいらしい。
しかしながら家には米糠がない。普通ない。わざわざ米糠を買いに行くのも面倒なのでお米のとぎ汁で代用しようと思ったのだが、無洗米しか無かったので結局買い物にいくことになった。
とってきたタケノコが小さいので、沸騰してから30分程で火を止めてそのまま冷ます。
触れるくらいに冷めてから皮を剥くと、見慣れた“タケノコの水煮”ができあがった。
さあこの状態にまでなれば、あとはアクがすっかり抜けていると信じて好きに料理するだけだ。
さっきこのページの冒頭で、“生のタケノコを料理するのは初めて”と書いたが、よく考えたら茹でた状態のタケノコも料理した覚えがないことに気がついた。
なにを作ればいいのかよくわからないのだが、せっかくの堀りたてタケノコ、素材の良さにおんぶにだっこな調理法で適当に料理してみよう。
ベランダで山椒を育てているので、全部のタケノコ料理に木の芽を添えてみました。
ちゃんとアク抜きをしたタケノコはきれいさっぱりエグみがなくなっていた。新鮮なタケノコだけあって、歯ごたえ、香り、甘みは充分残っていた。どの料理も刺身や丸焼きの100倍うまい。特に天ぷらがオススメ。
タケノコってあんまり食べたことがなかったのだけれど、ちゃんと食べてみるとおいしいものなのね。
タケノコ、うまかった。
おばあちゃん、また来年お伺いいたします!
長年憧れ続けていたタケノコの刺身だったが、残念ながらほろ苦い、というか超エグい結果となってしまった。
タケノコという食材は、あきらかに茹でてアクを抜いた方がおいしいようなので、もう無理にタケノコを刺身で食べようとは思わない。というのはウソで、やっぱり別の種類のタケノコの刺身を試してみねばと強く思った次第だ。
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