特集 2018年10月22日

台風26号が今後の暑さ寒さのカギに~あと出し天気予報

秋雨シーズンが終わって、秋晴れとなっている日本列島。ただ、南には台風26号が。

1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。

勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)

1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。
ツイッターでも気象情報やってます。(動画インタビュー)

前の記事:今週末はやっと秋晴れと秋冷えです~あと出し天気予報

> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

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1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

ようやく終わりました!

夏休みの宿題が終わった子供のように、スッキリな気分。この週末で秋雨前線が南へ遠ざかって、長かった今年の秋雨シーズンがやっと終わった。

振りかえってみると、8月の下旬から曇りやすい状態がつづいて、1か月半以上の長いお付き合いとなった。

ほんと今年の秋雨には最後の最後まで苦戦させられて、先週も木曜(18日)はハズレに。もっと曇ったり雨が降ったりすると見ていたのに、けっこう晴れ間。秋雨前線がスーッとはなれて、肩すかしをくらわされた。

でも、もやもやした秋雨も終了~。カモーン秋晴れ!

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とにかくガッツポーズをしたい気分!さよなら秋雨!

【今週のみこみ】この先の気温は、亜熱帯産の空気vsシベリア産の空気

先週から急に冷えるようになった日本列島。ただ、このままどんどん寒くなる年もあれば、またちょっとした暑さが戻ってくる年もある。

このさき、ポイントになるのは台風26号。来週にかけて日本に向かって、じわじわと北上してきそうだ。

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今週末には台風は日本の南へ。東へカーブするかどうかに注目。

もし台風が本州付近まで近づくようなことがあれば、亜熱帯産の空気を連れてくることになり、またプチ暑さが戻る。

でも、台風が日本に近づけず、東へカーブしていけば、それだけシベリア産の冷たい空気が強く、列島をガードしているということ。
いちだんと寒くなる。

来週にかけて、もっと冷えるようになるのかどうか、台風に注目!

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今週の格言

『台風は天気の流れを変えるプレーヤー。秋の後半に北上してきてしまうと、季節は戻る。』

 質問コーナー

q.jpg「素朴な疑問です。それは「初雪」の観測方法です。雪は、朝・昼・晩関係ないですし、ほんの1分程度「風花」のように舞って終わってしまうこともあります。気象台の職員が24時間体制で外を睨んで観測しているのでしょうか? それとも「気象レーダー」を睨みながら、目視で観測しているのでしょうか? それとも・・・雪を観測するセンサーでもあるのでしょうか?」
face.jpg 最後は外をにらみます。

「初雪」と観測されるのは、気象台の職員が目で見たときです。「何時何分から雪が降りはじめた」などと分単位で、観測記録に残されます。

ただ、さすがに24時間ずっと外を見ているのは無理です。なので、「雪が降るかも」と予想される日は、外をひんぱんに見るようにするそうです。

2年前に奄美や沖縄で歴史的な雪が降ったときは、「降るかも」という状況だったので、じっと外を見ていて見逃さなかったんでしょうね。

あとは、降水がちょっとでも感知すれば記録される観測器があるので、それで降水があれば、雪かどうか確認するようですよ。

でも、「降るかも」の見通しがいつも当たるわけではないですし、ほんのわずかな間だけ降るときもあります。なので、「あっ、もしかしたら、もうちょっと前から雪が降ってたかも」ということはあるかなぁ、と話を聞いた気象庁のかたはおっしゃってました。

秋にチラっと人知れず降った幻の初雪って、意外とあるのかもしれませんね。


TEN-DOKU

先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!

追加のヒントは、「低気圧や前線が本州の南を進もうとしていますね」です。

解答はこちらから↓

理由などとともにお願いします。
正解は来週に! 

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