1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
2つの台風に振り回されました
先週は、台風19号と台風20号が列島に接近。個人的には夏休み明けに、いきなり平手打ちを2発くらった感じで、頭と体がフル回転の一週間だった。
関東に影響したのは、台風20号。西日本に上陸したのに、一番外側の雨雲がバラバラにかかってきて大苦戦。
木曜(23日)は、夜に雨が降るかなぁと思っていたが、けっきょくたいして降らず。金曜は、思った以上に、午前中がしっかり雨に。
「いつ雨が降ってもおかしくない」と時間をあいまいにして当てにいく作戦に出たが、そんなズルめの予報テクニックを使っても力およばず…。台風は中心から近すぎず遠すぎずの、雨雲がバラバラしているところが、予報を一番当てづらい。
台風はしばらく、けっこうです!
でも、また9月にラッシュがあるんだろうなぁ。
【今週のみこみ】今週は大陸産の空気vs太平洋産の空気で暑さが決まる
先週は、2つの台風が太平洋から亜熱帯の空気を引き連れてきたせいで、週末は体にこたえる暑さに。今週はじめも、この暑い空気が残って、関東から西の各地は暑さがつづく。
暑さがいつおさまるか?キープレーヤーは秋雨前線。前線の北には大陸産の秋の空気、南には太平洋産の真夏の空気がある。つまり、秋雨前線が南へ下がれば、秋の空気がやってくることになる。
今週後半、大陸産の秋の空気に押され、秋雨前線は南へ下がる?
もちろん、一気に秋本番とはいかないが、関東から西の地域でも、朝晩は少し涼しくなりそうだ。
東西に長々とのびる雨雲をはさんで、大陸vs太平洋の空中戦。今のところ、大陸産の空気がやや有利っぽいが、太平洋産の夏の空気がねばるのか?
結果は来週!
今週の格言
『台風は、中心から近すぎず遠すぎずのところが、予報を一番当てづらい。』
(言いわけっぽい格言で、すみません!)
かつて裏日本と呼ばれた日本海側に住んでいます。フェーン現象の熱波に時々襲われますが、フェーン現象というものは条件さえ合えば50度超えとかあり得るのでしょうか。
先週は新潟県内で40℃を超えたところがありました。北陸では統計が残るなかで初のことです。今年は40℃慣れでマヒしちゃってますが、これ、めちゃくちゃすごいことですよ。この日もフェーン現象が起こっていました。
ただ、50℃超えは、なかなかハードルが高いです。
夏のフェーン現象は、上空の暑い空気が山の風下に吹きおりて、さらに気温が上がるわけですが、50℃超えのためには、単純にいうと上空1000mあたりの気温が今より10℃ほど上がらなくてはいけないんですね。
上空の気温は、地面に近いところほど大幅には変わらないんです。遠い将来はわかりませんが、50℃超えは国内ではすぐには起こらないかなーと思います。
でも、50℃超えは体験してみたい!まずは、海外の50℃超えをねらいましょう!(あれ?行きたいのは自分だけ?)
TEN-DOKU
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「発達した雲を生みだす大量の湿った空気は、前線の北側にある?南側にある?」です。
解答はこちらから↓
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。