1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
予報が手ごわくなってきました
先週は、7日のうち雨がまったく降らなかったのは一日だけ。
前線がきたり、台風がきたり、細かな雨雲がバラバラとやってきたり。雨雲がいろんな動きをして、手ごわかった。「晴れ、暑い、以上」で済んだ、7月の予報がなつかしい。
先週、予報の成績はパッとせずいまいちだったが、それでも大ハズレはなし。
自分で言うと説得力がないので、大きな声では言えないが、あれだけバラエティーにとんだ雨が6日間降って、それを大ハズレなしで乗り切ったのはなかなかのもの。はい、けっきょく自分で言っちゃってます。
雨が増えてきたということは、今夏の高温のピークは完全にすぎた。さらに今週は、高温を冷ます雨がやってきそうだ。
予報がむずかしかったことを、さりげなく自分でアピールしちゃってすみません。さりげなくないですが。
【今週のみこみ】今週末の“ここ最高”は「布団の上」
台風14号は、沖縄付近を通過し、大陸へ進んだ。ただ、このまま終わらず、台風ではなくなったあとも、雨雲だけが東へUターンして日本海へやってくる。
東西に長々とのびる雨雲に形を変えて、16日(木)~17日(金)に日本列島を南下。各地で雨となって、大雨になるところもありそうだ。南から北上してくる台風15号もからむと、非常にやっかいなことに。
南下する雨雲の北側には、ちょっと涼しい空気。暑さを冷ますかどうかを左右する雨になる。
雨雲が南下してくるのは、北の空気に押されているということ。雨が降ったあとは、北の涼しい空気がちょっとはやってきてくれることになる。週末は暑さが少し落ち着きそうだ。
寝苦しい夜からも解放されて、ぐっすり眠れる布団の上が最高の場所に(一時的に)なってくれる(はず)。
雨がしっかり降って、気温が下がるか?結果は来週!
今週の格言
『夏に長々とのびる雨雲が南下してくるのは、北の涼しい空気が力をつけはじめている証拠』
昭和50年代に読んだマンガで、8月の東京に雪が降るというものがありました。確か悪の組織が降らせていたとか何とかでしたが、こうも想定外の気象になっている平成最後の夏、異常気象として降雪はあり得るものでしょうか。
東京で最も早い時季に雪が降ったのは、11月17日です(1900年・明治34年)。
雪が降るには、上空・地上付近ともに、そうとう気温が下がる必要があります。万が一、すごい気象変化が起こって、夏に北極周辺の空気が直滑降のように日本付近に流れ込んできたとしても、それまでに熱せられた空気や地面を冷やすのは簡単ではないと思います。少なくとも今年の夏に、東京で雪が降ることはないですね。
そう言いながらも、「想定外」というのはほんとおっしゃるとおりで、2年前に11月24日で東京で雪が積もったときは、「11月に雪?」と自分の想像を超えていました。秋に雪が降る可能性は、またあるんだろうなぁと思っています。
さすがに、夏の雪は自分たちが生きているうちはむずかしいでしょうが、純粋に見てみたい!そして、それをズバリと3日前くらいに当ててみたい!
今回いただいた質問で、夢が一つ増えました。
まずは仙人のように長生きしないとですね。
TEN-DOKU
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「大陸の気圧配置から季節を考えてみましょう」です。
解答はこちらから↓
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