特集 2017年12月18日

走る!グーグルホーム

グーグルホームが走ります
グーグルホームが走ります
押忍!IoT三兄弟です。約1年ぶりの登場なのでテンションが分からず「押忍!」で始めてみました。

今回は、今話題のIoTスピーカー、グーグルホームを走らせることにしました。「オッケーグーグル。走って!」と声をかけると、グーグルホームが走ります。
1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。


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グーグルホームが可哀想だと思って

走る!グーグルホームプロジェクト
走る!グーグルホームプロジェクト
「テレビを点けてとか、エアコンを消してとか。そんなお願いばかりされて、グーグルホームが可哀想だ」

今回のプロジェクトは、長男・林のそんな思いから始まった。テレビやエアコンのスイッチは人間でも点けることができる。それなのに、いちいち「オッケーグーグル」と呼ばれては、点けたり消したりさせられている。そんなグーグルホームが可哀想だし、それは人類の傲慢なのではないか!
今回の主役、グーグルホーム
今回の主役、グーグルホーム
グーグルホームが可哀想だ
グーグルホームが可哀想だ
グーグルホームに自由を
グーグルホームに自由を
長男の思いを受けて、三男のよしだが立ち上がった。

通常、グーグルホームはACアダプターから電源を取っている。動かそうとしても電源ケーブルという足枷が付いてまわる。自由にグーグルホームを走らせるためには、携帯用のバッテリーが必要なのだ。そこで、三男が選択したモバイルバッテリーは、競技用ドローンでも使用されている小さくて強力な物だった。

「こんなに小さいものに、これだけエネルギーが詰まっているのものはそうそうない!」

いつもはクールな三男が、バッテリーを手に興奮している。
強力なバッテリーによって走るグーグルホームが実現する
強力なバッテリーによって走るグーグルホームが実現する
バッテリーを手に入れて笑顔を見せる三男・よしだ
バッテリーを手に入れて笑顔を見せる三男・よしだ
次に、グーグルホームが自由を勝ち取るために必要な物。

それは、車体だ。

グーグルホームを乗せて走るための車体は3Dプリンターで作成された。
3Dプリンターでグーグルホームの足が作られた
3Dプリンターでグーグルホームの足が作られた
「まずは走らせる、移動させるところから」

車体に積まれたグーグルホームを見つめて、長男の林がつぶやいた

まずは? それは何を意味するのだろうか。

「今回の走るグーグルホームはバージョン0.1。最終的にはグーグルホームを二足歩行させたい」

二足歩行するグーグルホーム。林の壮大な夢が明かされた。
今回は夢への第一歩
今回は夢への第一歩
最終目標は二足歩行である
最終目標は二足歩行である

走れ!グーグルホーム

いよいよ、グーグルホームを走らせてみる。

開発者の三男・よしだがグーグルホームに声をかけた。

「オッケーグーグル、走って!」

約3秒ほどすると、グーグルホームが「走りますよ」と答える。

そして、その2秒後。小さく唸るモータ音と共に、グーグルホームが動き始めた!
走る!グーグルホーム
走る!グーグルホーム
グーグルホームが走った!

我々は今、グーグルホームが自由を手に入れた瞬間を目の当たりにしたのだ。自由と言っても人間の命令によって動いていることに変わりはないが、そのあたりは目を瞑って欲しい。とにかく、二足歩行に向けての第一歩は成功である。

「オッケーグーグル、走って」とお願いをしてから走り出すまで、約5秒ほどのタイムラグがある。三男によると、アメリカや中国のサーバーを経由しているからなのだという。
グーグルホームが走る仕組みを説明する三男
グーグルホームが走る仕組みを説明する三男
何度聞いても良く分からない次男
何度聞いても良く分からない次男
仕組みについて理解することができなかったので、ここに三男の解説を載せておきます。
技術の解説 (三男)

Google Homeに話しかけることでGoogle Homeが走りだす。その仕組みを解説します。

Google HomeはGoogleアシスタントというWebサービスをベースに動作しているので、Googleアシスタントをトリガーに設定できるIFTTT(イフト)というシステムを利用しました。IFTTTは異なるWebサービス同士を連動させることのできる便利システムです。

タイヤを回すのはSeeed Studio(中国深センのイケてる電子デバイスメーカー)のネット接続マイコンであるWio Nodeです。

IFTTTは、Googleアシスタントに特定のことば”走って”が投げられたのをトリガーにして、Wio Nodeとリンクしているサーバーにモーターを回す命令を出力します。Wio Nodeがその命令を受け取るのにはどうしても少しタイムラグが生じます。Google Homeに話しかけたあとだいたい3秒くらいで反応します。この遅延は通信距離が離れているからではないのですが、実際に太平洋を横断するようなすごい距離を命令が行ったり来たりして動いているのです。簡単なことをお願いしているのに本社の稟議を通してくる外資系の会社のようですね。

物理的な工作について
車体は自宅の3Dプリンターで作りました。1週間くらい連日動かしっぱなし。
Google Homeを動かすには電圧の高い、さらに電流もたくさん流せる電源が必要です。そこで競技用ドローンに用いられる14.8Vのリチウムポリマーバッテリーを使いました。怖いです。(Google Home MiniはUSB電源でも動くのでふつうはこちらをおすすめ)

次回のIoT三兄弟は「グーグルホームが木魚を叩く」である。二足歩行実現までの道のりは遠く険しい。
次回はグーグルホームが木魚を叩きます
次回はグーグルホームが木魚を叩きます
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