レーザー式セキュリティとはこういうやつです。
冒頭で説明しましたが、わかりやすく漫画にしました。
これですよ、これ。
ルパン三世色が強いのは、ルパン三世マニアの母親に全シリーズ叩き込まれたせいです。
まずはレーザー式セキュリティを見破ることができるアイテムです。
制作期間3週間を費してレーザー式セキュリティを見破るためのゴーグルができました!
これで「見破り、突破する」のうち「見破る」がクリアできます。
反対側はあとで見せます。
それではご覧ください。
雰囲気を出すために大きい宝石を購入。お盆休みを挟んだので到着まで1週間以上かかりました。
慣れって怖いですね。次の日に荷物が来ないだけで「お盆明けには本当に来るのか……」と不安になりました。
いま肉眼では確認できませんが、この宝石にはセキュリティが仕掛けてあります。
ゴーグル越しに宝石を見ると……。セキュリティが確認できます。
ついでに写真が撮れちゃうすぐれものです。
本体にもうセキュリティがついている。
アプリやVRで見えないセキュリティが再現できれば一番よかったのですが、私にそんなスキルはありません。
実は……レーザー式セキュリティなんてこの部屋には存在していません。
先ほど見せることができなかったゴーグルの反対側に紐をつけてレーザー式
セキュリティがあるように見せているだけなのでした。
反対側です。
1,000円以下で作れます。しかし、開発に時間がかかったので売るとしたら1つ4,500円です。
スイッチを入れると下が光るぞ!
今回一番大切なところが「下の光」です。
下の光が無いとセキュリティに見えません。
光がないとただの紐が映し出されます。
ひらめきは偶然に。
『下に光をつける。』にたどり着けなかったことが制作期間を延ばしてしまった原因です。
「どうにかならないものか?」と家の電気を消して試行錯誤していました。
ちょうど夫が帰宅し「わ!びっくりした!明かりくらい付けてよ!」と言ってきた瞬間ひらめきが。
「そうか!明かりか!」
犯人がわからない時に幼馴染の発言からヒントを得る探偵みたいになりました。
工作とは偶然がかさなった必然である。
スマホのカメラ機能に目をつけた。
仕組みはいたって簡単です。
スマホのカメラ機能で映る範囲に糸を張る。これだけです。
作り方。
洗濯バサミ入れがスマホの画面に映らない場所を探します。
カメラの位置に穴を開けます。
穴に合わせてスマホケースを設置し、黒く塗る。私はフリーテルのREIというスマホを使っています。この機種以外のスマホは対応していないことになります。
途中確認。洗濯バサミ入れが画面に映らずいい具合です。
レーザーをつける。
これがないと始まりません。
レーザーには緑色の綿100%製の紐を使いました。繊細でほつれにくく、セキュリティに適しています。
安い毛糸だとケバ立ちが目立ってレーザーっぽく見えませんでした。
本体をザル式にしたのは紐を通しやすくするためです。
ヒントを得た光部分は電池式イルミネーションライトを。光が漏れないようにまわりに遮光フェルトを貼って出来上がりです。
応用編としてゴーグル無しでセキュリティを突破します!
ゴーグルができましたが、なにもないところを突破してもつまらないので家の廊下にセキュリティを仕掛けました。「専用ゴーグルで突破する」という趣旨から変わってしまいますが、ゴーグル製作で得た知見を生かして作っていきます。
家の廊下にセキュリティを再現。
ゴーグルのセキュリティは紐でしたが、廊下はアクリル製の毛糸(黄色)です。
毛糸は端をセロハンテープでとめています。
電気を消したらそれっぽさが増した。
わかってはいたが、自宅の廊下の暗さには毎回驚かされる。午前中の撮影です。
レーザー式セキュリティ設置にはコツがある。
レーザー式セキュリティを仕掛けるコツは【紐と明かりは同系色にすること】です。
同系色なら紐と光がうまく背景に馴染みます。
これを覚えておくと満足の行くレーザー式っぽいセキュリティが仕掛けられますよ。
行くわよ!
高速突破ではありません。暗いのでうまく写真に撮れないだけです。
何度撮影しても光とカメラの関係からか自分がブレてしまうので洗面所の電気を消しました。
それっぽさが無くなり、ちょっとテンションが下がりました。
毛糸とセロハンテープの相性が悪く、すぐにセロハンテープから毛糸が剥がれてしまう。毛糸に触れると容赦なくトラップが解除(壁から剥がれる)され、イライラするのです。
セキュリティ的には成功ですが、撮影的には失敗です。
毛糸にぶつからずに廊下を行き来しやすいように下にセキュリティを設置しませんでした。
気分は怪盗・キャッツアイ。「姉さん!行くわよ!」
本当はこのときもゴーグルをつけて撮影する予定だったのに、忘れて普通に突破しています。警察に見つかったら真っ先にとっ捕まって足を引っ張るタイプです。
「私の女怪盗のイメージって漫画のCAT’S♥EYEなんだ。」と、夫に言ったら「何それ?」と言われてカルチャーショックを受けました。同い年なのに。
簡単に突破できました。
簡単ではありましたが、セロハンテープが剥がれる恐怖から丁寧にセキュリティを突破しました。
ほどよい緊張感と夏の暑さで汗をかき、本当の怪盗になった気分でした!
これもやりたかった。うさぎのキャラクターデザインは私の母。
しまった!もう原宿に同じリアル脱出ゲームがあった。
原稿入稿後、姉に「次回の記事はレーザー式セキュリティ突破だよ。」と報告したら「原宿にリアル脱出ゲームで同じようなのあるよ」と言われて確認して絶望した。
同じだった。
ゴーグルをセキュリティ側からみていたら、レーザービームを乱発するクラブに見えてきた。観客を合成したらしっくりきた。
その後「どうしよう、同じリアル脱出ゲームが原宿にある……。」と夫に相談したら「ぬっきぃのは原宿のと比にならないくらいクオリティが低いから大丈夫だよ♪」と慰められた。
いいのか悪いのか。
これを機に本物のレーザー式セキュリティを体験しに原宿に行きたいと思いました。