行軍感がいい
路線バスの番組といえば太川・蛭子の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』だ。
もうこの2人のシリーズは終わっていて、今やってるシリーズの田中要次・羽田圭介コンビでは物足りない人も多いらしい。
でも僕はこのコンビの大人の事情で無理やり組まされたアイドルユニットのような感じがとても好きだ。
前回の放送では羽田さんがロケ中の路線バスの中で本業の原稿をチェックしていた姿がちらっと映ったのだが、こうやって空き時間に共演者とコミュニケーションを取らなかったり、宿泊の時は絶対に別の部屋を取ったりと、ドライな感じのコミュニケーションが見ていてなんだか「信用できる!」という気がするのだ。
そんな2人が4日間もかけてバスを乗り継いだり、無口で10キロ以上の道のりを歩いたりしてただ目的地を目指す。
それはもう旅じゃない。行軍だ。八甲田山だ。
もうこの2人のシリーズは終わっていて、今やってるシリーズの田中要次・羽田圭介コンビでは物足りない人も多いらしい。
でも僕はこのコンビの大人の事情で無理やり組まされたアイドルユニットのような感じがとても好きだ。
前回の放送では羽田さんがロケ中の路線バスの中で本業の原稿をチェックしていた姿がちらっと映ったのだが、こうやって空き時間に共演者とコミュニケーションを取らなかったり、宿泊の時は絶対に別の部屋を取ったりと、ドライな感じのコミュニケーションが見ていてなんだか「信用できる!」という気がするのだ。
そんな2人が4日間もかけてバスを乗り継いだり、無口で10キロ以上の道のりを歩いたりしてただ目的地を目指す。
それはもう旅じゃない。行軍だ。八甲田山だ。
ちょっとずつ番組名が違う
太川・蛭子コンビの番組のヒットによって他局も真似し、“ジェネリック路線バスの旅”番組が雨後のタケノコのごとく生まれた。
ジェネリックの方は、路線バスの旅という単語を使いつつもちょっとずつ番組名を変えてきている。
ジェネリックの方は、路線バスの旅という単語を使いつつもちょっとずつ番組名を変えてきている。
宿題を答え丸写しで提出したら怒られるから、わざと間違えて提出する小学生のようでズルカワイイ。
でも「真似しといて個性を出そうとすな!」とも言いたい。
でも「真似しといて個性を出そうとすな!」とも言いたい。
無防備ありがたや~
徳光・田中律子コンビが路線バスで遠くの街を目指すこの番組はとにかく居眠りする無防備な徳光さんを映す。
口半開き、アゴがらあき、脇あっまあまのおじさんはフォトジェニックだ。
それを見て視聴者は「無防備きたー!」とありがたがる。
なんだかわからないが、変なことが起きているのは確かである。
口半開き、アゴがらあき、脇あっまあまのおじさんはフォトジェニックだ。
それを見て視聴者は「無防備きたー!」とありがたがる。
なんだかわからないが、変なことが起きているのは確かである。
お薬タイムがやばい!
徳光さんは昼ごはんを食べた後にお薬を飲む。
そして番組はそれを「お薬タイム」といって面白いイベントとして伝えているのだが「俺たちは日曜の夕方に何を見せられてるんだ!?」と毎回思わせられる。
こういう謎シーンが満載なので見ていて飽きないのだ。
そして番組はそれを「お薬タイム」といって面白いイベントとして伝えているのだが「俺たちは日曜の夕方に何を見せられてるんだ!?」と毎回思わせられる。
こういう謎シーンが満載なので見ていて飽きないのだ。
なんでこんなに好きなんだろ……。
「よ~し土曜の昼を100%満喫するぞ~」というときに必ず見るのがこの番組。
僕は数多ある路線バス番組の中でこれが一番好きだ。
何が面白いというわけではないけれど、テレビでその番組がやっているだけで幸せな気持ちになれる。
「なんでこんなに好きなんだろ……」(恋するOLか!)と考えたけどちゃんとした答えは出なかった。いや、そんなことを考えるの自体野暮だ。
路線バスの旅の番組が面白く感じられるのは、そういう感性が日本人のDNAに組み込まれてるからということでもういい気がする。
僕は数多ある路線バス番組の中でこれが一番好きだ。
何が面白いというわけではないけれど、テレビでその番組がやっているだけで幸せな気持ちになれる。
「なんでこんなに好きなんだろ……」(恋するOLか!)と考えたけどちゃんとした答えは出なかった。いや、そんなことを考えるの自体野暮だ。
路線バスの旅の番組が面白く感じられるのは、そういう感性が日本人のDNAに組み込まれてるからということでもういい気がする。