1週間を振り返る(東京都心周辺)
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
水曜は雷雨はありませんでした
水曜(31日)は、イメージより曇る時間が長くて、予報はイマイチな結果に。
ただですね、この日は色んな予報士が「大規模な雷雨のおそれ」と言ってたんですよ。たしかに、雷の予測データでは雷の確率が高かったが、自分は人に流されず。
上空の風が南から吹いていたので、これなら雷雲が発生しても北へ流され、降るのは北関東の山沿いだけと見て、都心周辺の予報に雨はつけなかった。
結果は、その通りの展開に。激しい現象を当てるのも大事だけど、「雷雨あるあるサギ」にならないように、ない時はないと予報するのも大事なこと。
なんて考えて眠りについたら、翌日の明け方、都心周辺でも雷雨に。時間が半日ほどズレただけだったのね。えらそうに語って、ごめんなさい。
でも、雷雨があったのは木曜の明け方なので、水曜に雷雨がなかったのは合ってるんです。ガッツポーズで強気に押し切る。
【今週のみこみ】梅雨前線が、九州~本州にかなり近づいてきます
梅雨入りの予報は、大なわとびに似ている。梅雨前線が大きく行ったり来たりするなか、本州付近でピタッと止まるタイミングを見きわめるのが梅雨入りの予報。
と、それらしく書いたが、要は当てるのは簡単じゃないんですよと、まずは保険をかけてみた。
今年も梅雨前線は、ゆらゆら北に南にゆれて、なかなか手ごわい。
梅雨前線が西のほうから、北に盛り上がってきている。梅雨前線が派手に盛り上がると、梅雨入りが近づく。(こう書くとパーティとかの話みたいですね)
火曜(6日)に西日本から雨が降り出して、水曜~木曜は東日本でも雨に。ここが梅雨入りする可能性があるタイミングの一つ。
もしそこで梅雨入りしなかったら、いったん梅雨前線ははなれるが、次にやってくる土曜(10日)に西日本で、日曜(11日)に東日本で梅雨入りか。
いずれにせよ、今週中に九州~関東各地で梅雨入りする可能性は高まっている。
5日午前に気象庁が発表した週間予報。梅雨入りのにおいがプンプンと。
気象庁の週間予報にも、「梅雨入りさせたい」という気持ちがにじみ出ているし、そろそろ発表がくるはず。
結果は来週!
今週の格言
『梅雨前線が派手に盛り上がると、梅雨入りが近づく。』
テレビの天気予報では、翌日の最高・最低気温予想がつきものですが、この予想の精度の目安ってあるんでしょうか。 また気象庁はこの翌日の気温予想の精度について、後検証などはしているんでしょうか。 予想より3℃以上違うと、若干着るものが変わってくるかな、とは思うんですが。
気象庁では、何℃以内が「当たり」とかは決めていないのですが、業界的には、予想と実際の気温が2℃以内におさまると「当たり」とされることが多いです。
3℃以上ちがうと着るものがじゃっかん変わってくるというかたがいることを考えると、2℃以内におさえるというのは目安としては良いかもしれませんね。
ちなみに、気象庁は予報の検証をしていて、夕方に出した翌日の予想最高気温だと、誤差は1.7℃(ここ25年間の全国平均)です。
もちろん、ホームページでも公開しています。やや奥深いところにあるので、トップページから探すのは少々大変なんですが。
予報と実際の気温の誤差は年々ちぢまっているし、自信をもってトップページにドーンと大きく出してもいいと思うんですけどね。でも、奥のほうに置きたい心理は、ちょっと分かる気もします。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「梅雨前線は真夏の空気と初夏の空気の境目です」。
解答はこちらから↓
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