未来にコンビニはありますか?
今、この記事を見ている50年後の方々へ。この記事を書いているのは2017年4月である。そちらの世界にはコンビニというものがあるだろうか。昔は24時間、365日開いている食べ物や飲み物、ちょっとした生活日用品が置いているお店があったのだ。
そして、どこのコンビニにもレジの横にホットスナックという、ちょっと小腹が空いたときに食べることができる温かい食べ物がある。
高校生が学校終わりにコンビニの店の前で食べている光景は未来にもあるのだろうか。
食欲を刺激する色々なものが置いてあるが、どこの店にも共通して置いてあるのが「フライドチキン」である。
それぞれのコンビニでそれぞれの味付けのフライドチキンがあったのだが、最近、ファミリーマートとサークルKサンクスが合併してしまった。サークルKサンクスのフライドチキンは2度と食べることができない。
ファミリーマートのフライドチキンになっていた。2度と食べることができない失われたフライドチキン。
2017年に感じるフライドチキン絶滅の危機にいてもたってもいられず、筆をとっているわけである。
現時点のコンビニ全てに行きたいのだが、行っているうちにもコンビニがなくなってしまうかもしれないので、行ける範囲のコンビニでフライドチキンを食べ比べてここに存在していた記録を残そうと思う。
天下をにぎる王者のフライドチキン
コンビニの売上ランキングで1位のセブンイレブン。商品のクオリティの高さからの支持だと思うが、そんなことよりもフライドチキンである。
揚げ鶏。フライドチキンを日本語に訳しただけではないのです、未来の人よ。
入れてもらった袋。これでもかとロゴを入っている。見えますか、未来の人。
おいしい! 未来にもあるなら食べてほしい。
食べると口の中にはしょうゆの風味を感じる。ぜひ、50年後にも残しておきたい古き良き和風の味であった。
黄金とLチキの最強ダッグ
売上第2位のローソン。そこで売られているフライドチキンは2種類ある。チームを組んで未来へ残ろうとする強い気持ちを感じる。
情報量が多い。
情報過多ではあるが、ここにフライドチキンが2個隠れている。このときウォーリーを探せのフライドチキン版だなと思ったが、そんなのないな。
ローソンの外にカフェテラスがあったのでここで食べよう。
カフェテラスの銀色が未来感ある。もしかしたら、「銀色が未来って、旧人類じゃないだから」とこの記事を見ている未来人に言われそうだが、旧人類なんですよ。こんにちは。
まるで北欧からやってきたTシャツみたいな包み紙。多分4Lとかないんだろうな。着れない。
フライドチキンの2枚持ちにテンションがあがった。これでババ抜きしたい。
Lチキは少し、スパイスの香りがしっかりとする味が印象的だったのかメモには「カレー」と書いたあった。このメモを見たらローソンでカレーを食べたくて、カレーと書いた人だと思われそうだ。カレーはいつだって食べたい。
黄金チキンの方は鶏の味を引き立たせる為か、スパイスがLチキよりも控えめだ。さっぱりとした印象がある。
こちらもぜひ、未来に残っていてほしい。
カリスマのフライドチキン「ファミチキ」
ファミチキ。コンビニのフライドチキンと言えばファミチキと言う人がいるくらい有名だろう。
未来の人、聞いてくださいよ。骨のぬきのうまさですって。
近年、その店舗を増やしているファミリーマート。サークルKサンクスをその手に収め、まだまだ勢いが止まらないその姿は戦国時代の織田信長を連想させる。
英字新聞に包まれているようなおしゃれさ。エプロンにしたい。
いい茶色をしている。
味は衣が他のフライドチキンよりもしっとりしている。スパイスの香ばしさがおいしい。これで200円で食べられるなんて日本はとても良い国だ。
上を見たら、
顔が見ていた。
なんだか、未来を生きるために健康に気をつけていこうと思った。
ジューシーフライドチキンが僕にジューシーを教えてくれた
そのフライドチキンは橋の向こうにあるという。
例え大きな事件が起こり、世界が変わってしまったとしてもちょっと休めるスペースは未来えいごうあり続けるであろう、ミニストップ。そこにはどんなフライドチキンがあるのだろうか。
ジューシーフライドチキン。名前にジューシーが入ってくる。
食べる前からジューシーである。どれほどのジューシーさなのか、これは食べるしかないだろう。タイムワープするほどのジューシーさなのだろうか。
袋もかわいい。トートバッグにしたい。
アルプス山脈のようなワイルドさもあわせもつその姿。
ジューシーだ!
その名に恥じないジューシーさだった。口の中に肉汁がこれでもかとあふれ出る。そうか、ジューシーとはこういうことかと理解ができるほどである。この肉汁さを持って、未来に立ち向かってほしい。悪のフライドチキンをその肉汁でけちらせ!(多分、今、キン肉マンを見ているからこんな感じになったのだと思います。)
子孫にも伝えたいフライドチキンの食べ方を教えてくれたのはスリーエフでした
スリーエフは関東を中心に展開するコンビニである。きっと、未来でも関東を中心に展開していることだろう。
最近、スリーエフがマイナーなコンビニだと知りました。
入れる袋がかわいい。かわいさだと一番ではないだろうか。
衣が他のよりもきめ細かい。
香辛料よりも調味料の味が濃い、香ばしさもある。ジューシーさと肉々しさもトップレベルである。このままでも十分おいしい。しかし、もっとおいしく食べる方法がある。
まずはレタスサンドウィッチを買ってください。
はやる気持ちを抑えながらあけてください。
パンの間にフライドチキンをはさめば、
完成!未来と過去が1度にやってきたみたいな味である。
夜食に食べると満足感と背徳感があるので未来のみなさんも是非ともお試しください。
いぶし銀のおいしさ、ポプラのフライドチキン
50年後のポプラでも炊き立てのご飯を弁当に入れて欲しい(ポプラの弁当のご飯は別盛りです。)
ポプラのフライドチキンには味の説明が記載されているので、知らない人にも親切。こういう親切さは永遠に残していきたい。
フライドチキンのマッターホルン。意味は求めないでほしい。
おいしい! 肉汁が落ちそう!!
和風のような味だが、スパイスの香りも感じられるフライドチキンである。
手がすべってふたが開かない。
多分、健康茶飲んでも意味ないくらいフライドチキン食べてるな。
50年後にささげるフライドチキン、次で最後である。最後はどのフライドチキンなのか。
テーブルクロスが気になる
近くにないので、気合を入れて遠くまでやってきた。未来にはたくさんあるといいな。
デイリーヤマザキは、春のパン祭りで有名な山崎製パンが運営するコンビニだ。他のコンビニに比べて個人経営のようなあたたかさがあるお店が多い。
さすが、運営元がパン屋だけあってパンが目立つ。
甘いパンも食べたいが、フライドチキンである。レジの横にあった。
マイデイリーチキン。そういう鶏料理みたいな名前だ。
名前も変わっているが、それだけではデイリーヤマザキは終わらない。
セルフサービスでホットスナックを取るスタイル。
結果、こうなる。(フライドチキンを入れる為の袋も一応ある。)
セルフサービスでホットスナックを取り、箸で食べる。今まで体験してこなかった新しい食べ方である。フライドチキンと向き合って食べる。それもまたよし。
イートインスペースには実家と同じテーブルクロスがあった。
店内で食べようとしていると、店員と顔なじみのお客が「最近、太った」という話をしていた。多分、僕もです。
でも関係なく食べる。おいしい!
そして、コーラを飲む。
フライドチキンにコーラは世界遺産として未来にも残してほしい。
スパイスもしつこくなく、10個ぐらい食べられるそんなフライドチキンだった。
将来、コンビニが1つになっても色々なフライドチキンがあってほしい。未来のみなさん、そちらにはどんなフライドチキンがありますか。まだ、金曜日だからって、揚げ物半額みたいなことはやってますか。
フライドチキンに優劣などない
時代ごとにコンビニは変貌してきた。24時間営業になったり、ゲームを売ったり、薬を売ったり。そんな中でフライドチキンも変貌していくのだろうか。フライドチキン(豚肉味)とか出たら面白いな。