3月3日に「Nintendo Switch」が発売された。
もちろん買った。
このSwitch、据え置き機として遊べるのはもちろん、携帯ゲーム機のように持ち運んで遊ぶこともできる。
TVモードで遊ぶときは、左右のジョイコンを取り外し、「グリップ」と連結させてひとつのコントローラーにして遊ぶわけだが、ひと通り遊んでみて気づいたことがある。
これ、グリップ、飾りだ。
もちろん「持ちやすい」というグリップとしての機能はあるのだが、メカ的な機能は一切ない。(通電ランプがついているが、これも左右のジョイコンが光源である)
…飾りであれば、何かほかのものを挟み込んでみてもよいのではないか。試してみよう。そのためには、ちょっとだけ準備がいる。
ジョイコン ストラップについている「レール」を固定しているネジを外し、ネジが入っていた部分に、釘をさす。
どことなく漂うウルバリン感。
この釘を固定したいものに突き刺せば、オリジナルコントローラー完成!というわけだ。さっそく試してみよう。
こちらのパイナップルに
ジョイコンを…ブスリ
完成!パイコン
さっそく遊んでみよう。
このままゼルダをクリアしたら握力が80kgになるだろう。
あとパイナップルの冠芽がアンテナみたいで電波が強そう。総括するとこんな感じである。
<パイナップルコントローラー>
【持ちやすさ】
★★☆☆☆
【軽さ】
★☆☆☆☆
【甘ずっぱい匂い】
★★★★★
さつまいも
死のトラップに囚われたさつまいも風。
完成!さつまコン
手におさまるちょうどいいサイズ。軽さも申し分ない。持ちやすさスゴイ。普通に操作する分にも何の問題もない。
砂漠の巨大魚モルドラジークはさつまいも状態で倒した。
もしかしたら、さつまいもは長年の品種改良により人間工学に基づいた大きさに変わってきているのかもしれない。まとめるとこうである。
<さつまコン>
【持ちやすさ】
★★★★☆
【軽さ】
★★★★☆
【食物繊維】
★★★★★
大根トローラー
ジョイコンをさす場所を非対称にしたらどうなるのかなと思って挑戦してみた意欲作。はい。やっぱり想像通り使いにくかったです。
冷蔵庫でキンキンに冷えていたので、手がかじかむ。
<大根トローラー>
【持ちやすさ】
★★★☆☆
【軽さ】
★☆☆☆☆
【冷たさ】
★★★★★
フランスパンコン
ちょっとコントローラーをさす部分を間違ってしまったが、軽いので持ちやすい。
あと、お腹が減ったら食べることもできる。
しかし、ただのフランスパンなので、なんの感動もない。お腹が満たされるのみである。まとめるとこうだ。
<フランスパンコン>
【持ちやすさ】
★★★☆☆
【軽さ】
★★☆☆☆
【美味しさ】
★★★☆☆
最後は息子に取り付けてみよう。息子にクギをさすわけにはいかないので、子供用のカチューシャにレールを取り付け、ジョイコンを合体させる。
完成!
これを寝ている息子にそっと…
そっと…
ハァアアアアア
正岡子規の銅像の画像をご覧ください。
ヒィィイイイイイイイ
投者・打者・走者・直球などの用語の訳語をした正岡子規
ヒィアアアアアアアア
自身も野球を愛し、ポジションは捕手だった正岡子規
ハァアアアアアアアアアア
没後100年、野球殿堂入りした正岡子規
フゥアアアアアアアアア
信じられないほどかわいいコントローラーを生み出してしまった。
まとめると、こういうことになる。
<ムスコン>
【持ちやすさ】
★★★★★
【生後(ヶ月)】
★★★★★★★
【かわいらしさ】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今回の企画では、コントローラーの可能性について探ってみたわけだが、実際に作ると大切なゲーム機にキズがつく可能性があるので絶対に真似をしないでいただきたい。
いつか息子がエディコン(エディプス・コンプレックス)と称して、父の頭にコントローラーをブスリと突きささないように願うばかりである。