シルバニアファミリーを老人ホームにしてみて
シルバニアファミリーで老人ホームを作りたい
シルバニアファミリーってあるじゃないですか。ちょっといいところのお嬢さんの家にあるあれです。当方、シルバニアには縁のない人生を送ってきたのですが、とあるイベント（ヘボコン）で、シルバニアシリーズでいちばん大きな家を買いました。
すごいでかい（箱が欲しかっただけ）
このお家、ビジネスホテルの冷蔵庫くらいのサイズがありまして、置き場所に困っていたのです。
中に人形や道具は付属していないので純粋な空き家です。近ごろ問題になっている空き家問題が、我が家では別の形で深刻化していました。
殺風景だからよくないのかな、とシルバニアファミリーの売り場を見にいって気付きました。
中に人形や道具は付属していないので純粋な空き家です。近ごろ問題になっている空き家問題が、我が家では別の形で深刻化していました。
殺風景だからよくないのかな、とシルバニアファミリーの売り場を見にいって気付きました。
医療系のシリーズが豊富。
「あこがれナースセット」にはじまり、「歯医者さんセット」など、医療大国日本を象徴するようなシリーズがたくさんあるのでございます。
これは……老人ホームが作れるかもしれない……！
わたくし、気づいたらシルバニアシリーズを8000円くらい買っていました。
パッケージをあけて、びっくりしました。まず、アイテム数がめっちゃ多いのです。
「こんなに小さいのに2000円近くするの？」と思っていた自分を恥じました。もちろん全てのアイテムに丁寧に色がついています。その色味にもまた、強いこだわりを感じます。
これは……老人ホームが作れるかもしれない……！
わたくし、気づいたらシルバニアシリーズを8000円くらい買っていました。
パッケージをあけて、びっくりしました。まず、アイテム数がめっちゃ多いのです。
「こんなに小さいのに2000円近くするの？」と思っていた自分を恥じました。もちろん全てのアイテムに丁寧に色がついています。その色味にもまた、強いこだわりを感じます。
例えば、こちら歯医者さんセットの椅子。
医療系製品の淡いカラーリングを完全再現。
患者を威嚇しない目に優しい淡いパステル調の色使い。こちらが完全再現されているのでございます。
原色至上主義である男子の玩具には、とうてい真似できない繊細な色使い。こんな玩具で遊んだお子さんはきっと紅茶を啜るような貴婦人になることでしょう。そして、そして、「本当に子供をターゲットにしてるの？」と疑いたくなるニッチなアイテムたち。
原色至上主義である男子の玩具には、とうてい真似できない繊細な色使い。こんな玩具で遊んだお子さんはきっと紅茶を啜るような貴婦人になることでしょう。そして、そして、「本当に子供をターゲットにしてるの？」と疑いたくなるニッチなアイテムたち。
突然ですが、こちらのアイテム。何かお分かりになるでしょうか。
答えは、「歯医者で治療を受けた時に口をゆすぐステンレス製のコップ」
10mmにも満たないこちらの容器を見ているだけで、歯医者で口をゆすいだ時の化学薬品と血の混じった、あの感覚を思い出します。なんて素晴らしいのでしょうか。
続いてこちらは何でしょう。（ヒント：洗面所のアイテム）
正解は、「化粧水」と「乳液」
ただの瓶じゃん。と言ってしまえばそこまで。
しかしパッケージにはしっかり、「化粧水」と「乳液」と記されているのです。
溢れんばかりの乙女パワー。
ただの瓶じゃん。と言ってしまえばそこまで。
しかしパッケージにはしっかり、「化粧水」と「乳液」と記されているのです。
溢れんばかりの乙女パワー。
最後にこちら、トイレのロール紙。
白地のロール紙に、花柄を再現するためシールを貼るわけです。
しかも、しかも、それだけでは終わりません。シールの最後が少しすぼまっていて「三角折り」っぽくなっているのです！
しかも、しかも、それだけでは終わりません。シールの最後が少しすぼまっていて「三角折り」っぽくなっているのです！
乙女のファイヤーホールド
このように医療系アイテムが公式として豊富に存在するので、自ら苦労して作らなくて老人ホームが再現できるはずなのです。
ちなみに今回買ったシリーズはこちら。
ちなみに今回買ったシリーズはこちら。
・あこがれナースセット
・さわやかバスルーム
・歯医者さんセット
・リビングソファー
・ものほしセット
・さわやかバスルーム
・歯医者さんセット
・リビングソファー
・ものほしセット
老人ホームに改造します
このままでは味気ないので、少し改造してみましょう。
まず、こちらの歯医者さんの先生
先生の仕事着が老人ホームの部屋着っぽくていいと思っていたのです。
ヒゲをはやしてお爺さん化します。
ヒゲをはやしてお爺さん化します。
ジャギジャギ
刷毛の毛先を切り、束ねて、瞬間接着剤で人形に固定していくと……
なんということでしょう。
なんということでしょう。
「悪い子いねぇが～」と言いそうな風貌に
毛量が多すぎるので、はさみで毛の量を調整します。
ご老人完成！
老人は完成したのですが、この家には一番大きな問題が残っています。
階段です。ご高齢の方に螺旋階段は厳しいでしょう。
階段です。ご高齢の方に螺旋階段は厳しいでしょう。
エレベーターをつけましょう
まずは、階段を全て削りとります
劇的ビフォーアフターの冒頭シーンみたいな写真が撮れました
プラ板で立方体を作り…
内側に、実際のエレベーターでも使われているモコモコのシートを貼ります
天井にテグスをとりつけてひっぱれば……
スー……
カラカラカラ…
ガッチャン
スー……
車椅子でも乗れるようにこだわりました。
さらに、この建物には構造上欠陥があります。外壁が半分ないのです。このままでは2階から落ちる危険性があります。
さらに、この建物には構造上欠陥があります。外壁が半分ないのです。このままでは2階から落ちる危険性があります。
点字ブロックを設置しましょう。
点字ブロックのボコボコは、ガンダムなどのディテールに使うポッチをこれでもかと盛り付けて作りました。
これでもか。
さらに、建物の至るところにある段差には、木材を入れてスロープ状にしました。
スロープがはじまるところには蓄光テープを貼っているので夜間も安心。
最終的にできた老人ホームがこちらです！
うわぁ～離れてみると、ぜんぜん老人ホームに見えな～い！
岩を横に置いてみます
どうしていいのかわからないので、部屋に転がっていた岩をお家の横に設置してみましたが、あまり効果がありません。禁じ手ですが、Photoshopの力を借りて、空と草原を合成してみましょう。
申しわけありませんでした。
シルバニアファミリーを老人ホームにしたら、これが本当の、シルバーニアファミリーや！爆笑間違いなしやでぇ！と思ったわけなのですが、「老人ホームらしさ」を追求し出すと少し困ったことになってしまい、このような形になってしまったのでございます。とりあえずなかなか会えていない祖父に近々会いに行ってこようと思います。
