特集 2016年8月23日

これぞ自然の神秘!!ポットホールに大感激

険しい道のりを越えて見たビッグポットホールは、まさに感動モノだった
険しい道のりを越えて見たビッグポットホールは、まさに感動モノだった
あなたは、ポットホールをご存知だろうか?
ポットホールとは、川底にある岩が、水流で回転する石や岩によって徐々に徐々に削られてできた穴のことだ。

穴単体のものもあるし、穴を作った石や岩自体が穴の中に残っているものもある。

伊東市の城ヶ崎海岸という場所に、規模も大きく素晴らしいポットホールがあると聞き、実際に見に行ってみた。
1988年静岡生まれ・静岡在住。平日は制作会社勤務、休日は大体浜名湖にいる。
ダイエット目的でマラソンに挑戦するが、練習後温泉に入り、美味しいものをたらふく食べるというサイクルを繰り返しているため、半年で10kg近く太る。

前の記事:ブレイクダンス踊れる風を装う


笑っちゃうほど悪天候

ポットホールを見に来たこの日は、“超”がつくほどの悪天候。
どしゃぶり
どしゃぶり
大雨洪水警報発令中
大雨洪水警報発令中
「同じ静岡県内に住んでいるんだったら、日を変えればいいだろう」とお思いの方もいるかもしれないが、わたしの住んでいる掛川市(静岡県の中でも西の方にある市)とポットホールのある伊東市は同じ県内だと思えないくらい離れているので、「じゃあ来週にしよう」と簡単には日程変更できないのだ。

忘れないでいただきたい、静岡県はとにかく横に長いのだ!!

ポットホールがある場所は海岸沿い。この天候の中行くのは明らかにまずい…仕方ないので日中はひとりで伊豆を観光した。
伊豆テディベアミュージアム。かわいいテディベアたちに癒された
伊豆テディベアミュージアム。かわいいテディベアたちに癒された
伊豆ガラスと工芸美術館。受付スタッフのおばちゃんたちが「ひとりなの?」と心配してくれた。優しい
伊豆ガラスと工芸美術館。受付スタッフのおばちゃんたちが「ひとりなの?」と心配してくれた。優しい
ひとりだけどキャンドル作り体験もやった。めちゃめちゃエンジョイした
ひとりだけどキャンドル作り体験もやった。めちゃめちゃエンジョイした
他にも、メルヘンの森美術館や、怪しい少年少女博物館にも行った。伊豆は雨でも楽しめる観光スポットが多くて素敵。

晴れた!!そして城ヶ崎海岸へ

そんなこんなしている内に、天気予報を覆していつの間にか晴れた。雨上がりで少し蒸し暑いが、これなら予定通りポットホールを見に行ける。

目指すのはここだ。
場所があまりわからなかったので、事前にこの「かんのん浜ポットホール」のことを調べたところ、伊東市のホームページにこんな記述があった。
こちらがヒットした伊東市のページ。赤字部分に注目
こちらがヒットした伊東市のページ。赤字部分に注目
※ポットホールのある場所は、足元の悪い場所にあります。伊東歴史案内人会など見学経験のある方の同伴が望ましいです。
※ポットホールのある場所は、足元の悪い場所にあります。伊東歴史案内人会など見学経験のある方の同伴が望ましいです。
ふむふむ、「望ましい」程度だからさほど危険な場所ではなさそうだけど、詳しい話も聞きたいし、ここはその伊東歴史案内人会の方に頼んでみるか。

ということで、今回同伴をお願いした伊東自然歴史案内人会の木村正人さんと合流。
 急なお願いにも関わらず快く引き受けてくださった木村さん。ありがとうございます!
急なお願いにも関わらず快く引き受けてくださった木村さん。ありがとうございます!
木村さんはポットホールの他にもジオガイドとして、伊豆半島の様々な自然スポットを普段から案内しているそうだ。

趣味は登山とおっしゃるのでどんな山に登るのかお聞きしたところ、日本三百名山は全て登り切ったとのこと。趣味の域を超えているし、とっても頼もしい。

いざ、ポットホールへ!!

木村さんから一通り事前説明を受け、早速ポットホールを目指すことになった。
木村さんに準備体操を勧められたので、軽くアキレス腱を伸ばす。この時はまだ余裕のある笑顔
木村さんに準備体操を勧められたので、軽くアキレス腱を伸ばす。この時はまだ余裕のある笑顔
ポットホールまでの道のりも、自然がいっぱいだ
ポットホールまでの道のりも、自然がいっぱいだ
少し霧がかっていて神秘的
少し霧がかっていて神秘的
しばらく木村さんについて行くと…
しばらく木村さんについて行くと…
海岸に出た!!(この時点でちょっと疲れ始めている)
海岸に出た!!(この時点でちょっと疲れ始めている)
途中途中様々な情報を教えてくれる木村さん(と、疲れ始めて偉そうなわたし。すみません!!)
途中途中様々な情報を教えてくれる木村さん(と、疲れ始めて偉そうなわたし。すみません!!)
ちなみにこの辺りのことを通称「いがいが根」というらしい。理由は足元の岩がイガイガしているから。名前の付け方がなんかかわいいぞ
ちなみにこの辺りのことを通称「いがいが根」というらしい。理由は足元の岩がイガイガしているから。名前の付け方がなんかかわいいぞ
いがいが根の由来を聞いたところで、さらに先へ進んで行くと…
いがいが根の由来を聞いたところで、さらに先へ進んで行くと…
ポットホールのある「かんのん浜(かんのんの浜)」に着いた!!
ポットホールのある「かんのん浜(かんのんの浜)」に着いた!!
木村さん「道が険しくなりますから、気を付けて進んでください」
木村さん「道が険しくなりますから、気を付けて進んでください」
本当に険しい
本当に険しい
 木村さん「足の裏を岩にぴったりくっつけて歩いてください」(滑らないようにするため)
木村さん「足の裏を岩にぴったりくっつけて歩いてください」(滑らないようにするため)
しばらく進むと、木村さんが立ち止まった。
木村さん「見てください。これがポットホールです」
木村さん「見てください。これがポットホールです」
おお!(…あ、あれ?確かに穴の中に石があるけど、思ってたのと違うぞ?)

わたしがイメージしていた「かんのん浜ポットホール」は、もっと大きな穴の中に、まん丸でツルツルした岩が入っているポットホールだ。
木村さん「これもポットホールですが、本番のポットホールはこれからです。この辺りには、こういう小さいポットホールがいくつもあるんですよ」
木村さん「これもポットホールですが、本番のポットホールはこれからです。この辺りには、こういう小さいポットホールがいくつもあるんですよ」
もったいぶる木村さん。

目指していたポットホール以外にも、同じく荒波によって石が回転し削られてできたポットホールがいくつもあるとのことだ。

木村さんのお話によると、このポットホールは中に入っている3つの石によって削られ、約3000年も前にできたものだそうだ。当時は今より暖かく海面も高かったため、(現在の)海面より随分高い位置にある。

時が経つと共に徐々に海面が下がってきて波が届かなくなり、中にある3つの石が動くことがなくなったので、この状態で止まったままになったということだ。

3000年前か…3000年前ということは縄文時代だから、縄文人の方々も「ポットホール!ポットホール!」とわたしと同じようにワクワクしていたのかな…してないか。

木村さん、これはこれで興味深いけど、早く例のビッグポットホールを見せてくださいよぅ!!
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