いつも乗っている電車でも、ちょっと工夫したら旅気分が味わるのでは。そう考えて乗り込んだむりやりビール列車。予想以上に旅気分が味わえたし、ビールとつまみのうまさが5割り増しに感じられた。次はロングシートでチャレンジ! と思ったけど、そのハードルは相当高そうなので、別の路線のクロスシートを狙いたい。
出発は泉岳寺、特急券のいらない列車で
むりやりビール列車を実行すべく、僕と林さんは泉岳寺駅で待ち合わせた。泉岳寺から三崎口方面の下り列車に乗り、車窓とビールとおつまみを楽しむ予定だ。
事前に、僕はビール係で林さんがおつまみ係と決めていた。ビール係として、350ml缶を6本、クーラーボックスに用意している。1人約1リットル飲める計算である。
事前に、僕はビール係で林さんがおつまみ係と決めていた。ビール係として、350ml缶を6本、クーラーボックスに用意している。1人約1リットル飲める計算である。
約2リットルのビールを用意
14時の約束だったのだが、林さんは約束の時間よりも10分早く泉岳寺に到着していた。むりやりビール列車に対するはやる気持ちが表れている。
約束の時間より10分も早く来ていた林さん
泉岳寺のホームで林さんと合流すると、
「さっき、13時55分に全部前向きのクロスシートの列車が来たんですよ。それを待ちましょう」
と報告があった。クロスシートとは、中央の通路を挟んで2人掛けの座席が配置されているタイプで、確かに、その方が新幹線のようで旅のムードが高まる。新幹線で飲むビールが格別にうまいことを僕たちは知っている。
林さんが見たというクロスシートの電車を、泉岳寺のホームで待つことにした。
「さっき、13時55分に全部前向きのクロスシートの列車が来たんですよ。それを待ちましょう」
と報告があった。クロスシートとは、中央の通路を挟んで2人掛けの座席が配置されているタイプで、確かに、その方が新幹線のようで旅のムードが高まる。新幹線で飲むビールが格別にうまいことを僕たちは知っている。
林さんが見たというクロスシートの電車を、泉岳寺のホームで待つことにした。
泉岳寺のホームで1時間、クロスシートがなかなか来ない。
この日は土曜日。平日のダイヤではないが、5分おきに電車がやって来る。これだけ本数があれば、全部前向きのクロスシートもすぐに来るだろう。
と軽く考えていたが、入ってくる電車は2台続けてロングシートタイプ。車両の左右の窓を背にして座る長いベンチタイプの車両だった。
と軽く考えていたが、入ってくる電車は2台続けてロングシートタイプ。車両の左右の窓を背にして座る長いベンチタイプの車両だった。
ロングシートタイプ
ロングシートに座って車窓を楽しむには、靴を脱いで窓向きに座る必要がある。そんなおじさんが2人並んでビールを飲んでいたら、それはとてもまずい状況だ。やはり、林さんが目撃したクロスシートタイプを待たなければならない。
これはちょっと…
ロングシートタイプは見送る方向
時刻表を確認すると、林さんが目撃したクロスシートの電車には、「快2D▲」というマークが付いていた。同じマークがついている電車が、14時台にも3本もある。15分、35分、55分である。早ければ14時15分の電車がクロスシートかもしれない。
ちなみに、時刻表の下にあった凡例を見ると、2Dは2ドアのことで3Dは3ドアのことを指すことが分かった。二次元と三次元を意味するものではないらしい。
ちなみに、時刻表の下にあった凡例を見ると、2Dは2ドアのことで3Dは3ドアのことを指すことが分かった。二次元と三次元を意味するものではないらしい。
「快2D▲」の電車を狙う
しかし、15分と35分に入って来た電車は、いずれもロングシートタイプだった。林さんのクロスシートはなかなかやって来ない。35分のロングシートを見送ったあたりで、僕は林さんを疑い始める。本当に全席が前を向いたクロスシートの電車を見たのだろうか?
入って来る電車が
ことごとくロングシート
「ここまで待ったので、どうせなら55分の電車まで待ちましょう。僕が見たのも13時55分の電車だったので、14時55分にも期待できると思います」
林さんが強く主張するので、55分の電車に期待をかけることに。
と、その時、林さんが見たクロスシートタイプと同じ青い電車が反対側のホームに滑り込むのが見えた。
林さんが強く主張するので、55分の電車に期待をかけることに。
と、その時、林さんが見たクロスシートタイプと同じ青い電車が反対側のホームに滑り込むのが見えた。
林さんが見たクロスシートタイプ
「さっき見たのあれです!あれが折り返して来るのでは?」
泉岳寺の駅に折り返し地点があるのかどうか、僕たちにはその辺の知識が全くない。青い電車の車掌さんに「55分にこっちに来ますか?」と大声で聞くという方法もあるが、もちろんそんなことはしない。林さんを信じて、55分の電車を待つ。
泉岳寺の駅に折り返し地点があるのかどうか、僕たちにはその辺の知識が全くない。青い電車の車掌さんに「55分にこっちに来ますか?」と大声で聞くという方法もあるが、もちろんそんなことはしない。林さんを信じて、55分の電車を待つ。
できるお父さんとできないお父さん
14時55分が近づいた頃、僕たちが立つ先頭車両付近のホームに、小さな子供を連れた家族が2組現れた。2組とも僕たちの前に立って電車を待っている。
僕たちの前に2組の家族が
お父さんがカメラを構えたりしていて、2組ともレジャー感が溢れている。これはきっと、クロスシート狙いだ! 一番前に座って最高の眺望を楽しもうとしているのだ。さきほど反対ホームで見かけた青いクロスシートが55分にやって来るに違いない。
泉岳寺のホームで小一時間、ロングシートを見送った甲斐があった。
青いクロスシートがやって来る確度が上がって嬉しい気持ちと同時に、2組の家族に横入りされて納得がいかない感情も芽生えた。
「僕たち、ここで小一時間待ってたんですけどね」
「まぁ、小さな子供がいることですし」
「一言あってもいいですよね」
「待ってますか? とかね」
クロスシートを待つ家族たちに聞こえないボリュームで不満をぶつけ合った。
しかしどうだろう。
このお父さんたちは、14時55分に青いクロスシートが来ることを事前に調べて知っていたのだ。来るかもしれませんね、というフワっとした気持ちで待っていた僕たちとは目的意識が違う。
事前に来ることが知っているお父さんと、来るかどうか分からず小一時間ホームで待つお父さん。できるお父さんは明らかに前者で、情報弱者の僕たちは敗者である。
泉岳寺のホームで小一時間、ロングシートを見送った甲斐があった。
青いクロスシートがやって来る確度が上がって嬉しい気持ちと同時に、2組の家族に横入りされて納得がいかない感情も芽生えた。
「僕たち、ここで小一時間待ってたんですけどね」
「まぁ、小さな子供がいることですし」
「一言あってもいいですよね」
「待ってますか? とかね」
クロスシートを待つ家族たちに聞こえないボリュームで不満をぶつけ合った。
しかしどうだろう。
このお父さんたちは、14時55分に青いクロスシートが来ることを事前に調べて知っていたのだ。来るかもしれませんね、というフワっとした気持ちで待っていた僕たちとは目的意識が違う。
事前に来ることが知っているお父さんと、来るかどうか分からず小一時間ホームで待つお父さん。できるお父さんは明らかに前者で、情報弱者の僕たちは敗者である。
これが青いクロスシートの電車に違いない
むりやりビール列車を楽しむ3つのコツ
そして、14時55分、ついに青いクロスシートの電車がやって来た。2100と書いてある。
できるお父さん率いる二家族は一番前のシートへ走る。
できるお父さん率いる二家族は一番前のシートへ走る。
特等席はできるお父さんたちが確保
一番眺望が良さそうな特等席はできるお父さんたちに取られてしまったが、僕たちは僕たちでいい席を確保できた。
それぞれの写真を
撮り合う
むりやりビール列車を楽しむコツその1
青いクロスシートタイプの列車を選ぶ(京急の場合)
青いクロスシートタイプの列車を選ぶ(京急の場合)
泉岳寺始発の青いクロスシートはホームについて間もなく発車した。
さあ、ビールだ。
さあ、ビールだ。
エビス、スーパードライ、一番絞り。僕の中の金メダル、銀メダル、銅メダル
まずは銀メダルから
発車間も無くビールを飲み始めたのには理由がある。泉岳寺を出ると電車は地下から地上に出る。その瞬間をビールと共に味わいたいのだ。
むりやりビール列車は地上に
地上に出るとすぐ、おつまみ係の林さんが、カバンから最初のおつまみを取り出した。
最初のおつまみ
ジャーン!うなぎの串焼き
最高だ
電車に揺られながらうなぎを食べてビールを飲む。電車に乗って5分も経たないうちに、これ以上ない多幸感に包まれてしまった。
車窓からは北品川のビル群が見える。シン・ゴジラが壊したビルだ。
車窓からは北品川のビル群が見える。シン・ゴジラが壊したビルだ。
シン・ゴジラが壊したビル
あっという間にうなぎをたいらげてしまった。串をゴミ袋に捨てようとしたら、林さんから「待った」がかかる。串は捨てないで持っているように、とのことだ。
串は捨てちゃダメ
何故、串を捨ててはいけないのか?
うなぎの串をこう使う
そう、次のポテトフライを食べる際に再利用できるのだ。
片手にビール、片手に串刺ししたポテトフライ
むりやりビール列車を楽しむコツその2
おつまみは串物から食べて、その串を使い回す。
おつまみは串物から食べて、その串を使い回す。
うなぎの串焼きからポテトフライまで、電車に乗って15分くらいしか経っていない。上の写真を見ても分かるように、林さんは既に2本目のビールに口をつけている。どれだけ僕たちのテンションが上がっていたのかが分かっていただけると思う。
電車はまだ京急川崎辺り
僕も林さんに続いて2本目のビール
できるお父さんが確保した特等席の後ろには立ち見席が
ポテトフライとビール、という組み合わせを楽しんでいると、間髪入れずに林さんの3品目が登場した。
ごちそうローストビーフ
ごちそうローストビーフ、1150円! である。
早速、一切れを串に刺していただく。
早速、一切れを串に刺していただく。
ごちそうローストビーフ
たまらんですわぁ~
最高だ。魚介→野菜→肉、という流れがいい。電車の進みに合わせてビールも進む。
早くも3本目のビール
うまいつまみにうまいビール。いつもより弾む会話。まさに走る家飲みである。そんな感覚が味わえるのも、小一時間クロスシートを待ったおかげである。
良いことだらけのむりやりビール列車であるが、ここで一つだけ注意点を挙げておく。
良いことだらけのむりやりビール列車であるが、ここで一つだけ注意点を挙げておく。
林さんのズボンにハンカチが…
林さんのズボンにハンカチが置かれている。
ローストビーフのグレイビーソース
ローストビーフにグレイビーソースをかけようとした時に、電車が揺れてズボンにこぼしてしまったのだ。
座席にドリンクホルダーなどが用意されていないので、ソースなどをかける動作が難しい。僕たちがむりやりビール列車に仕立てているので、それは仕方のないことなのだが。
座席にドリンクホルダーなどが用意されていないので、ソースなどをかける動作が難しい。僕たちがむりやりビール列車に仕立てているので、それは仕方のないことなのだが。
むりやりビール列車を楽しむコツその3
ソースなどを必要とするおつまみには気をつけて。
ソースなどを必要とするおつまみには気をつけて。
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決めていた降車駅をスルーしていた
一通りのおつまみを食べて、3本目のビールも残り少なくなって来た頃、気づけば電車は金沢文庫に近いづいていた。
次は金沢文庫
むりやりビール列車に乗り込む前、降車駅を上大岡と決めていた。なぜ上大岡なのかと言うと、僕が生まれた町だからだ。
3本目のビールを飲みながら、二人とも上大岡で降りる気持ちがなくなっていることに気づく。
もっと、この時間を楽しみたい。
協議の結果、降車駅をYRP野比駅まで伸ばすことにした。
3本目のビールを飲みながら、二人とも上大岡で降りる気持ちがなくなっていることに気づく。
もっと、この時間を楽しみたい。
協議の結果、降車駅をYRP野比駅まで伸ばすことにした。
降車駅を変更
このように、むりやりビール列車は自分たちの気持ち次第で目的地を変更できるメリットがある。そして、なぜYRP野比駅を選んだかと言うと、名前に惹かれたからだ。
車窓から海が見え始める
駄々をこねて泣く子供を眺望席に連れて行って泣き止ませた若いお母さん
次はYRP野比
YRP野比で下車
泉岳寺を出発してから約1時間、むりやりビール列車は途中から目的地になったYRP野比駅に到着した。
特に何も達成してないけど、達成感を表現
YRP野比に着きました! という一枚
二人とも初めて降り立ったYRP野比。早速、気になる看板を発見。
海軍カレーと犬と港と
低いところにかけてある時計がなんだかおかしい。
こちらでございます
今、こうして原稿を書きながら写真を見返しているが、そんなに面白くない。ビールを3本飲んで、すっかり楽しくなっていたことが今になって分かる。
しかもこの時、二人ともトイレをがまんしていたのだ。ビール3本分の尿意をがまんしながら撮るほどの写真でもない。
しかもこの時、二人ともトイレをがまんしていたのだ。ビール3本分の尿意をがまんしながら撮るほどの写真でもない。
YRP野比駅でトイレ休憩
海を目指す
ここに来るまで、車窓から海が見えていた。きっとYRP野比にも海があるはずだ。ガイドブックは持っていないが、駅を出たところにざっくりとした案内板がある。その地図を頼りに海を目指すことにした。
ハイランド、という地名に興奮
駅の隣にあったスーパーで、追加の酒とつまみを調達することに。シャンパンを買おうとする林さんを全力で止めた。酔ってからのシャンパンは危険なのだ
外れた値札を直す林さん
いい雰囲気の「やおや」さんで
パプリカを
購入した林さん
シャンパンを買おうとしたり値札を直したりパプリカを買ったり。ハイペースでビールを飲んだ影響が行動に表れている。
それにしても、16時を過ぎていると言うのに太陽の照りつけが強い。
それにしても、16時を過ぎていると言うのに太陽の照りつけが強い。
野比海岸の交差点
そして海!
さあ、夏を感じよう
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海辺で寿司を食べよう
YRP野比駅のスーパーでお寿司を調達していた。
二人ともほぼ同時に「寿司を食べたい!」と口にしたのは、途中の車窓に「お寿司」の看板が見えていて、それがお互いの心に残っていたからだ。
二人ともほぼ同時に「寿司を食べたい!」と口にしたのは、途中の車窓に「お寿司」の看板が見えていて、それがお互いの心に残っていたからだ。
二人とも寿司が食いたかった
寿司に合わせて、お茶割りも購入していた。
改めて、お茶割りで乾杯
目の前にはテトラポットの上で自撮りに忙しいギャル2人組がいる。
色々な角度で自撮りをしているギャル2人組
そのギャルの周りには、まだ小学生くらいの子供たちが水遊びをしている。
小学生くらいの子供たちも遊んでいる
そして、僕たちの背後には、大人たちが日よけのテントを立ててお酒を飲んだり肉を食べたりしている。
背後には大人たち
寿司を食べて緑茶ハイを飲みながら、僕たちは気付いた。
ここにいるのは、僕たち二人以外、みんな知り合いだ。きっと近所の仲良し家族グループだ。
その真ん中に、ビールでほろ酔ったおじさん2人が紛れ込んでしまっている。
冷静に考えれば、完全なるアウェイである。でも、僕たちは平気だった。なぜなら、ビール列車で良い気分になっていたから。
ここにいるのは、僕たち二人以外、みんな知り合いだ。きっと近所の仲良し家族グループだ。
その真ん中に、ビールでほろ酔ったおじさん2人が紛れ込んでしまっている。
冷静に考えれば、完全なるアウェイである。でも、僕たちは平気だった。なぜなら、ビール列車で良い気分になっていたから。
この夏初めてのレジャー気分を満喫
くじら騒ぎで一体感! その時
海岸に着いて寿司を完食し、緑茶ハイと氷結ロング缶を飲み終えた頃、野比海岸が騒がしくなってきた。
子供たちと自撮りギャル、さらには背後の大人たち、全員が海の方を見て騒いでいる。
子供たちと自撮りギャル、さらには背後の大人たち、全員が海の方を見て騒いでいる。
子供たちや
くじら?
確かに黒い物が浮いているように見える。
「ネッシーじゃない!」
と子供達は大騒ぎだ。
一緒になって海を見ている僕たちに、さっきの自撮りギャルたちが笑顔を投げてくる。
この騒ぎに乗じたら、この仲良しグループの仲間に入れるのではないか。そしたら、後ろのテントに招かれて楽しい飲み会が始まるのでは! あきらめていた夏に楽しい思い出ができるチャンスである。
「林さん、みんなと仲良くなるチャンスですよ!」
と林さんに声をかけるが、林さんはみんなが指を差す方にカメラを向けて黙っている。
「ネッシーじゃない!」
と子供達は大騒ぎだ。
一緒になって海を見ている僕たちに、さっきの自撮りギャルたちが笑顔を投げてくる。
この騒ぎに乗じたら、この仲良しグループの仲間に入れるのではないか。そしたら、後ろのテントに招かれて楽しい飲み会が始まるのでは! あきらめていた夏に楽しい思い出ができるチャンスである。
「林さん、みんなと仲良くなるチャンスですよ!」
と林さんに声をかけるが、林さんはみんなが指を差す方にカメラを向けて黙っている。
黙ってカメラを向ける林さん
カメラのプレビュー画面を僕に見せながら、
「これ、くじらじゃないですよ。ほら」
と林さんが言う。
「これ、くじらじゃないですよ。ほら」
と林さんが言う。
林さんが撮ったくじらじゃないもの
「全然くじらじゃないし、ネッシーなわけがない」
なんで林さんはそんなことを言うのか。
あれがくじらなのかネッシーなのか、そんなことはどうでもいいのだ。この騒ぎをキッカケにあの人たちと仲良くなって夏の思い出を作れたら素敵だったのだ。
「あと、あの自撮りギャルの2人、子供たちからお母さんって呼ばれてましたよ」
えっ! 母なの?
「あの男の子がお母さんって呼んでました」
林さんから新たな真実を突きつけられて、僕は再び夏をあきらめることにした。
なんで林さんはそんなことを言うのか。
あれがくじらなのかネッシーなのか、そんなことはどうでもいいのだ。この騒ぎをキッカケにあの人たちと仲良くなって夏の思い出を作れたら素敵だったのだ。
「あと、あの自撮りギャルの2人、子供たちからお母さんって呼ばれてましたよ」
えっ! 母なの?
「あの男の子がお母さんって呼んでました」
林さんから新たな真実を突きつけられて、僕は再び夏をあきらめることにした。
なんと帰りも偶然青いクロスシートタイプに乗れました!
帰りの電車で寝落ちする林さん