なんだこれ
「小学二年生」の付録が人体模型!
人体の構造を学ぶための付録、ここまでは理解できる。
なんで首をかしげてるんだろう。
とにかく明るい安村が付録の解説をしているからだろう、「安心してください、はいてますよ」のパロディとして「学習してください!丸見えですよ!!」と書かれている。もはやパロディかどうかもよくわからない。
しかも、デケぇ。しん長80cm。小学二年生の平均身長は128cmらしい。128cmの人が80cmの人体模型を愛でるのだ。これは事件だ。
しかも、デケぇ。しん長80cm。小学二年生の平均身長は128cmらしい。128cmの人が80cmの人体模型を愛でるのだ。これは事件だ。
人体模型を付録とは
この人体模型、「見えるくん」というらしい。箱に書かれている文言も、独特だった。
変態か猟奇的な人が言いがちなセリフ。
「内ぞう」と「きん肉」という表記がこわい。
だれ目線のセリフかわからず、ドキリとする。
楽しいこと前提。
ふくらませてみよう
見えるくんは、小さめの浮き輪くらいのボリュームがある。息でふくらませると頭がクラクラしてきた。やっぱり首をかしげてるのがこわい。
立たそうとしてみるも、うまくいかない。
説明書によると、バルーンの底についているポケットみたいところに、水を入れた500mlペットボトルを2本入れると、「起き上がりこぼし」みたいになるようだ。さっそく入れみよう。
見えるくんが立った。
裏側は、骨が見えるくん。
起き上がりこぼしなので、どうしてもサンドバックとして使ってしまう。
学習用の付録なのに、体の部位の名称なんかが書かれてないのも不思議だ。見えるくんを見てわかることは、体の中には「臓器」や「骨」があること、そしてこわい、ということだけである。
すりガラスの向こうにいると絵になる。
布団の中にいても絵になる。
お風呂場の鏡に映っていても絵になる。
ルンバに見えるくんを乗せてみると…
楽しい。
……見えるくん、ひとつでこれだけ魅力的なのだ。もっとたくさんあったらどうなるのだろう。そう思って集めてみました。
見えるくん、12体に
自転車にまたがり、本屋をまわる。
四店舗の本屋を回り小学二年生を買い占めた結果、合計12冊集まった。このあたりの小学二年生は、今月号が買えなくなってしまったことだろう。申し訳ない。一冊880円なので、12冊で10560円かかった。
四店舗の本屋を回り小学二年生を買い占めた結果、合計12冊集まった。このあたりの小学二年生は、今月号が買えなくなってしまったことだろう。申し訳ない。一冊880円なので、12冊で10560円かかった。
小学二年生12冊分。付録がでかいので本の厚みもスゴいことになっている。
12体ふくらますのはキツイ。電動ポンプの力を借りる。
5人で並べてみると、スマップの謝罪会見みたいだ。
あの時の中居くんの腹の中が知りたい。
ひとつだけ版ズレしているものが見つかった。3Dメガネでみたら飛びだしてきそう。
全部ふくらます。
せっかく12体あつまったので、活用してみよう
登山なんかに使う背負子に……
黒く塗った棒を結束バンドでとりつけて、見えるくんを固定して……
背負えば、完成!
何が完成したのかわからないけれど、
完成!
夜の街に飛びだしてみよう
雨上がりのひんやりした夜風が気持ちいい。
ズーン
ズズーン
ズーン
ズーン
魅力的な「見えるくん」を買ったら、記事の内容も見えてくるかと思ったが、実際は何も見えてこなかった。
見えるくんは、何を見ているのだろう。この記事を見てどう思っているのだろう。そう思って、見えるくんを見つめてみたら、やっぱり首を傾げていた。
見えるくんは、何を見ているのだろう。この記事を見てどう思っているのだろう。そう思って、見えるくんを見つめてみたら、やっぱり首を傾げていた。