週末に春一番の強風!ただ、春一番は気象界の一発屋。暖かさは長続きはせず。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。
(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたは
ウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
もうちょっと心の強さがあれば…の土曜日でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
あと一歩、いや、半歩が遠いパーフェクト。先週は6勝1分け。土曜(13日)の予報が当てきれなかった。
と、くやしがってみたものの、ぶっちゃけ、ズバリ当てられる気がしない日だった。
雨雲がバラバラに関東地方へ。どれだけ西の山を越えるのか、どこに雨雲が流れ込んでくるのか、悩ましいパターン。雨が降らない、とは言えないし、でも、何時ごろに降るとも言いきれないし…。
迷いに迷って出した予報は、「短時間の雨はいつどこで降ってもおかしくない!」。 …すみません、安全策に逃げました。
ところが、安全策を取っていれば大丈夫という読みは、もろくも崩れ、結果は早い時間から晴れ。
心の弱さが、当てきれなかった一因に。夜に雨が降ってくれたのが、心の救い。濡れた人には悪いけど。
大ハズレではなかったから、ゆるして!
春一番、吹きました!
ことごとく、裏目、裏目に出ていた、最近の予報。とくに週間予報はいまいちだったが、今回はズバリ。週末に、各地で春一番が吹いた。
南風が強くなることも、気温が上昇することも、ドンピシャ。
野球で言うなら、6、4、3のダブルプレーがきれいに決まったような、スッキリ感。
これまでのモヤモヤを吹き飛ばす、いいパフォーマンスだった。
まぁ、「春一番の吹く確率は60%」と言ってたので、ズバリ当てたというには、ちょっと気が引けるんですが…。当たりは当たりということで!
冬将軍はスタミナ不足、息切れします
週末の暖かさはなんだったの?というくらい、今は寒い。あす(16日)は、もっと寒くなる。
今週前半は、どっぷりと冬の空気。
「いちど暖かくなったから、余計に寒く感じるだろー。余計なことしやがって」とか、理不尽なことを言われることもあるのが春一番。毎年のようなことなので、もう慣れた。
寒さをもたらしている冬将軍は、最後のあがき。今年は冬が早く終わりそうなので、出番の回数は、あと数えるほど。
今週後半は、冬の空気が北へ退く。
出番が少なくなって、プレーから離れるほどスタミナが落ちていくように、冬将軍のスタミナも落ちる一方。
来ても、長居はしない。なので、今週後半はめちゃくちゃ寒くなることはない。
今週後半は、冬以上、春未満な気温。
結果は来週!
今週の格言
『冬将軍はシーズン後半にスタミナ不足に。そして引退へ』
質問コーナー
「日本海の湿気を含んだ空気がやってきて、山にぶつかるので日本海側は雪が降ります」という説明を目にしますが、どういうことなのでしょうか? 荷物を山積みにしたトラックが壁にぶつかって道路に積み荷をばらまいちゃった! みたいなことなのでしょうか?
大陸から冷たい空気が南下すると、日本海を渡るときに、湿気と(少し)暖かい空気を受け取って、雪雲ができます。冬の露天風呂で、湯気がもうもうと沸き立つのと同じですね。
日本海で沸き立つ雪雲。本州真ん中の高い山にぶつかると、背が高くなる。
その雪雲が、日本海を渡りきり、陸に上がると、日本海側の各地で雪が降ります。
本当は、雪雲はさらに南(太平洋側)に行きたいのですが、そこを高い山々が邪魔をします。
山にぶつかった雪雲は、それ以上は進めず、強制的に上空に持ち上げられます。すると、そこで雲の背が高くなる、つまり、成長して大雪が降りやすくなるわけですね。
壁があるから成長する。壁がないと、そのまま素通り。上へは伸びられない。日本海側の雪雲は、人間の成長についてを語っているかのようです。すみません、こじつけです。
で、お答えは、日本海側の雪雲は、山にぶつかって雪をばらまくというよりは、行き場をなくして、雪を落とすといった感じですね。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「北西から吹いてくる風の風上側にヒントが」です。
解答はこちらから↓
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