渋谷にも雪。1滴も降らないかも、と言ってたんですが…
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。
(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたは
ウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
初雪のあとに試練が待っていました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
きょう(18日)の雪にかき消された感があるが、東京のこの冬の初雪は12日(火)。
1時間ほどチラチラと降った。
それは「あるかもな」と思っていたが、問題はそのあと。
朝だけチラッとで終わるはずが、昼間も雨が降ったりやんだりに。
雨雲が抜けない、抜けない。
上空の風の流れがよどんで、さっさと東へ抜けるはずの雨雲が、関東の上でさまよってしまった。
冷たい雨と、冷たい空気と、ハズレに対する冷たい視線。
室内から一歩も出たくなかった、寒い寒い火曜日。
先週は大ハズレが続いたわけではないのですが、頭を下げなくてはいけない理由が下に…↓
先週は、すみません、ほんとすみません
先週の記事のタイトルは、「1滴も雨が降らない記録に注目の一週間」。
一週間前の自分がいま横にいたら、バケツの冷水を頭からぶっかけて、目を覚ましてやりたい。
記事を配信して半日もしないうちに、東京では初雪を観測。
なにやってんだ俺。。。
1滴も降らないための関門が、火曜(12日)と日曜(17日)に来る低気圧で、その雨雲が北へ広がってこなければ…と考えていたのだが、あっさり広がってきてしまった。
しかも、日曜の夜からは関東で大雪のところも。
「1滴も雨が降らない」は呪いの言葉なのか。
【今週のみこみ】冬将軍のチカラがどこまで強いかに注目
雪を降らせた低気圧のあとは、冬将軍という名の寒波が南下。
この冬で一番本気モードの冬将軍。
今週は真冬の寒さとなって、日本海側では各地で大雪となる。
九州でも雪が降るくらい、今回の寒波は強い。
上空の気温の様子。今週の寒波はデカくて強い。冬将軍は本気モード。
この冬将軍、週のなかばからは、いったん手を抜くが、週末はまた暴れはじめる。
強さのバロメーターは、福岡や鹿児島で雪が降るかどうか。
降るようなら、とうぜん、週末から再び全国的に厳しい寒さに。
この冬は出番の少なかった冬将軍。今回はどんな実力か。
結果は来週!
今週の格言
『どんな暖冬でも、いつかは冬将軍が本気出す』
質問コーナー
「気象予報士は、世界中どこの地域についても予報ができるのですか。」
今の天気予報は、スーパーコンピューターが世界の気温・風・湿度・気圧などを計算して、それをもとに出されています。
数日先くらいまでなら、世界中どこでも1時間ごとの雨や雲の量などが、はじき出されていますので、それをもとに、どの地域でも予報が出せるわけです。
アフリカ周辺の雨雲。スパコンが計算してます。
そういや以前、「今度、ケニアのマリンディというところの海岸で清掃活動するんだけど、そのときの天気を教えて」という依頼がありましたね。
晴れと予報したところ、バッチリだったそうです。
こう書くと、手のひらに地球があるような全能感がありますが、スパコンが毎回当たるわけではないというのは、国内の場合と一緒。
スパコンの調子とご機嫌をうかがいつつ、世界各地の予報を考えています。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「風がどちらに向かっているかもヒントになります」です。
解答はこちらから↓
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