はりきりすぎたことで気付く、本当の自分
#はりきり過ぎ新生活タグで投稿してもらった中には、一人暮らしでテンション上がりすぎた買い物の結果、自分の嗜好に気付くというケースがいくつかありました。
そこは気付いといて欲しかった、と思わなくもないですが。
自炊生活を始め、自分で好きなものを作ることができるようになった結果、「あ、そういや、ごはんばっかり炊いてる!」ということに気が付いたんでしょう。
こういうパンが飛び出す式のトースターも、憧れて買っちゃいがち。
これも、実家で自分以外の家族が掃除機かける音はなんとなく聞き流してたけど、改めて自分で掃除機かけたらイヤだったことに気付いた、みたいなことでしょうか。
それとも、単にイヤな音の掃除機を買っちゃった、というだけかもしれません。なんか黒板を爪でひっかくような音がする掃除機、とか。
すごく、よく分かります。
朝起きたら優雅に豆を挽いてサイフォンでコーヒーいれて…とか憧れるんですが、実際問題、社会人の1年目の朝なんて、コーヒー豆を袋からすくう手間すらイヤですよね。
で、結局は会社の自販機で缶コーヒー飲んでぜんぜん満足、という自分に気付くわけです。
いっそ、コーヒー豆をそのままかじって済ませられないものか。
もらい物だけど中華なべ。
チャーハンとか作るだろうと思って持っていったんだけど、こだわりの少ない自分にはテフロン加工されたフライパンの方が普通に使いやすかった。
まぁ、実家で自分が使ってきたもの以外は暮らしはじめてから揃えたらいいんだよな。結局のところ。
しら @shiraiwakana
「実家で自分が使ってきたもの以外は、暮らしはじめてから揃えたらいい」
結局のところ、まさにその通りだと思います。
あと、こだわるとその分だけ面倒くさい、というのも、一人暮らしをしてから気付くやつですよね。こだわりの少ない部分はとにかく楽に済ませるのがベスト。
遙か遠き、おしゃれ道
一人暮らし=おしゃれライフスタイル。おお、罪深き勘違いよ。
「実家のダサダサな部屋から脱出したら、スマートかつアーバンなワンルームでクール&カーサブルータスな生活を始めてやるんだ!」とはりきっていたものの、結果はまぁ、おおむねこんな感じですよね。
丸い形のオサレな照明。天井高と傘の幅を確認していなかったので歩くと頭に当たる&棚の扉を開くと当たるので返品。コンパクトでシンプルなものに変えた。
シヲ @SaltNcr
実は僕も先々月に引っ越しをしまして、その際に友人から超かっこいい骨董棚を譲ってもらいました。ただ、サイズが巨大過ぎて、どう配置しても、室内を移動するたびに確実に足の小指を砕くことになると気付いて諦めることに。
おしゃれ生活よりも足の小指の安全のほうが優先ですね。
照明のサイズ、意外と落とし穴だったりするよねー。
沖縄で買った貝殻のルームライト
恐ろしいくらい自分の部屋の雰囲気に合わないし使わなすぎてフリマアプリで売ったら投稿初日に売れた
匣@年女 @InBox710
貝殻のルームライトは難易度高そうですね。ムーディさ、ハンパないですよ。
どんな部屋なら似合うのか、想像がつきません。
それにしても、フリマアプリに出したら即売れ、というのも驚きです。似合う部屋に住んでいる人が買ってたらいいな、と願うばかりです。
コンクリートブロック買いました。雑誌の記事に踊らされて。上に板を渡してほら棚が出来たよって貧乏臭さハンパなかったです。
のりこ @nrks
雑誌に載ってるような部屋だと、なぜかおしゃれに見えるんですよね。
しかし自分ちでやってみると地獄のような貧乏臭さ。
あの怒りはどこにぶつけたらいいんでしょうね。怒りの矛先にコンクリートブロックぶつけたい。
単なる「工事現場の工夫」みたいな感じになりそうな、コンクリブロック本棚。
無印良品の体にフィットするソファ。
引越初日に買いわざわざ歩いて持ち運んだのに、ワンルーム故か座ることすら少なかった。脱いだズボンを掛け置いていたら、そこからカバーにカビが発生。人をダメにする前にソファの方がダメになった。今は実家に置いてある。
ぽけもぐら@もどり @agehunt
一時期話題になった、巨大なビーズクッションのソファ。大きすぎるので置く場所をけっこう選びそうですよね。ワンルームだと相当に辛そう。
あと、「人をダメにする前にソファの方がダメになった」の一文の“言ってやった感”がすごく好きです。
はりきり過ぎるのは自分だけじゃない
ところで、一人暮らしを始める際にはりきるのは、自分だけじゃないんですね。
実家にいる家族なんかもはりきっちゃって、よくわからないものを準備したりするわけです。
お母さんからの贈り物、マッシャー。
私の一人暮らし開始はどちらかというと母親の方がはりきっていたようで、このマッシャーが供給されました。使う機会が滅多にない上引き出しに引っかかって開かなくなったことがあったため今では冷蔵庫の上に追いやってます。
ここあ @cocoasera
自分の子供が一人暮らしを始めるにあたって、お母さんがはりきり過ぎたり心配したり、というのは分かるんですよ。
ただ、そこで子供に手渡すのが「マッシャー」って、いったいどういう意味が込められているのか。
どういうはりきりの結果がマッシャーになったのか、少しお母さんに聞いてみたい気もします。
大学進学の一人暮らしの際、心配した父が張り切って用意したのが、置き場に困るほどドデカーイ業務用サイズの消火器。
何年もキッチンに鎮座し、幸いにも使われることなく使用期限を過ぎ、処分に困ったので父に返却しました。
あんこ @nozomimizuku
お父さん、心配だったんでしょうね。しみじみと父の愛を感じます。
それにしても業務用消火器って、学校の廊下にドンと置いてあるようなサイズのやつですよね。
あれが自宅のキッチンにあると想像しただけで、「うわ、すっげー邪魔!」と驚いてしまうぐらいに邪魔そうです。
そして、子供が火事に遭うことなく無事だった代償として、その邪魔なヤツを返されるお父さん。
父の愛、返却か。
会社の部長が布団、テーブル、ラック、その他もろもろをまとめて買ってきてくれた。(俺の金)
ありがたい
部長がはりきっていた・・・
鬼刄はん @oni_kiru
いかがでしたか、一人暮らしの自由の象徴『はりきり過ぎ新生活のお買い物』。
このコーナーは今回で終了ですが、春先になって「いざ新生活始めるぞ」という時には、もう一回見返してもらえるといいんじゃないでしょうか。
始めての一人暮らしはなにかと不安でしょうが、先輩方のはりきり過ぎを見れば、ああ、これぐらい自由でいいんだ、と気持ちが軽くなると思います。
で、もしすごいはりきった買い物をしてしまったら、ぜひ「
#はりきり過ぎ新生活」タグをつけて投稿してください。
ものすごいはりきりが集まったら、また再開したいと思います。