先週の予報は3勝1敗3分けでした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週は、微妙に当てきれない日が多かった。
火曜(28日)は、元・台風12号の雨雲が流れてきて、雨がそこそこ降ると…思っていたら、ほとんど降らず。雨雲が西から進んでくるうちに迫力がなくなり、残りカスのようになっていた。
「雨が降るんじゃなかったの!」という怒りの声が、蒸し暑さへのイライラによって増幅され、気象予報士に突きささる。 暑い時期は予報をはずしちゃダメだ。怖い。
水曜は思ったほど降らず、木曜は思った以上に降って、日曜は思ったより遅く降って。
細かい雨雲にほんろうされた、一週間。 こんな雨雲、前日から完璧に当てるのはム…と言いたい気持ちをぐっと心にしまいこみ、ごめんなさい。
ムリなんて言いません。↑に、さんざん負け惜しみを書いたけど。
39.9℃まで上がりました
土曜(1日)に、岐阜県の多治見で、今年全国トップの39.9℃を観測。かつての高温記録保持者が、本気を出しはじめた。
ふつうは、15時をすぎると気温が下がるものだが、この日は15時以降も、ぐぐぐっと気温が上昇。途中まで39.4℃で並んでいた、群馬県の館林を引き離す。
王者への返り咲きをねらう強い意志を感じた、最後の伸びだった。40℃にあと0.1℃足りない寸止めは、大台への見えない壁が、立ちはだかったか。まぁ、気温は、壁なんて感じてないと思うけど。
ただ、今週は40℃に再挑戦する可能性のある一週間に。
今週は高温決定 注目は早くも来週に
今週は、台風13号もまったく近寄れないくらい、本州付近で高気圧が強く、高気圧の下で夏空&高温が続いてしまう。
雨が降らず、熱がたまっていくことを考えると、どこかで40℃を超える可能性も十分に有り得る。 多治見か、館林か、それとも別の高温地帯か。
今週は、もう暑さをあきらめることにして、注目は高温がいつまで続くか。
台風13号が、どこに進むか?本州付近に少しでも雨雲がくれば、高温はやや落ち着くが…。
台風13号が、週末に沖縄周辺に進んだあと、崩れた雨雲が本州付近にやってきたり、もしくは、別の雨雲を引っ張り込んだりすると、少し暑さがマシになる。
台風13号が沖縄周辺に進んだあと、どういう行動をとるか…結果は来週!
今週の格言
『8月の晴天続き、すなわち、高温記録をうかがう暑さに』
質問コーナー
「『竜巻』による災害が起きたとき、なぜ『突風』で被害が出たと報道されるのでしょうか?」
公式に「竜巻」と認定されるには、気象庁の職員が目撃する、もしくは、あとから現地に行って調査する、ということが必要になります。
職員が目撃していない場合は、翌日などに現地に調査へ行くまで、本当にちゃんと渦を巻いた「竜巻」だったのか分からず、そのため、報道などでもボヤかして「突風」と伝えられるんですね。
ところが…最近はスマホとかのカメラで竜巻を撮影する人が増えて、「誰がどう見ても竜巻」という画像や映像が、職員が現地に行く前にネット上にアップされちゃうんですよね。 そんな何よりの証拠が、テレビなどの報道でも流れることになります。
なので、「誰がどう見ても竜巻」の映像が流れながら、「竜巻と“みられる”突風が…」などと回りくどい言い方がされる、なんてことが起こるんですね。
アナウンサーさんならともかく、気象予報士がそれだと、テレビの前の他の気象予報士から「それ竜巻だろ!」と、総ツッコミされます。突風が起こった時は、分析力がためされる、ちょっと怖い瞬間です。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「北の前線は、ほとんど動いていません」です。
解答はこちらから↓
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