先週はいきなり連敗で焦りました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週の月曜(23日)は、朝と夕方に雨。夕方のにわか雨を、前日の時点で予測できず。
夕方の雨だけのハズレなら、△にしても良かったが、×にせざるを得なくなったのは気温。 なんと20℃近くまで上昇。
前日の時点で、「そんなに気温が上がるか微妙~」と言ってしまっていた。
当日も、「微妙ですね」「上がっても局地的」とかわしていたが、逃げられないくらい広範囲で気温が上昇。
厚着して汗ばんでいる人を見ると、うちわで扇ぎたくなった。
天気予報は、見切りをいつ付けられるか、予報士の心が試される。
火曜(24日)も、関東のすぐ南で、小さな低気圧が予想外に発生して、予想外の雨に。 序盤でずっこけた一週間。
月曜は晴れるのがもう少し遅ければ、10℃ちょっと止まりってこともあったのになぁ。まだ未練たらたら。
けっきょく暖冬だった?寒冬だった?
天気の世界で、3月~5月は「春」。
今年の冬はもう終わった。
となると、やるしかない。「今年の冬はどうだったのか?」
結果はご覧のとおり。
12月~2月の気温。赤色が平年より高く、青色が平年より低い。(気象庁より)
前半は明らかに「寒冬」。
ところが、後半は暖冬っぽい時期もあり、特に北日本は暖冬傾向だった。
ただ、「暖冬」という印象の人は多くない。 序盤の「寒冬」という第一印象をくつがえすのは難しかった。
人も季節も、大事なのは第一印象。天気は、色んな教訓を教えてくれる。
(格言風に書いているのは、暖冬予報をなかったことにしようという意図ではありません。)
やっぱり今週も3日に1回低気圧
先週は月曜、木曜、日曜と3日ごとに低気圧が来た(@東日本)。
3日ごとに雨が降るのは何回まで続くと記録になるのか、調べてみたい気もするが、大変なのでやめておく。
ただ、ずっと同じ間隔で雨が降るのは、あまり記憶にないのは確か。
このペースが今週も続きそう。
雨の予測。先週の画像を使いまわそうかと思ったくらい、同じペースで低気圧。
次の雨は、火曜(3日)から降り出す。
おいおい、日曜(1日)の3日後だったら水曜(4日)だろう、と言われそうだが、水曜の明け方まで関東など東日本で雨が残るので、3日に一回ペースとしておく。
さらに、次の雨は土曜(7日)。
季節の流れが楽譜とすれば、高気圧・低気圧は高音・低音を表す音符のようなもの。 低気圧のテンポの速さで、季節の行進曲も春へ向かってテンポアップ。
3日に一回ペースがいつまで続くか、来週も注目!
今週の格言
『低気圧のリズムが、季節行進曲の音色を決める』
1977年2月17。久米島で「みぞれ」が観測されています。 みぞれも、観測上は「雪」としてあつかわれて、これが日本の雪の最南端記録になっています。
他にも、1999年の年末に沖縄本島の那覇で、雪らしきものが降っている映像が撮影されました。
気温が高かったので、本当に雪なのかどうか大論争に。
この時は、気象台では雪は観測されませんでしたが、観測に引っかからない雪もあるかもしれませんね。
あと、琉球王国時代の書物にも、雪の記述があるそうです。
久米島でみぞれが降った日の天気図(気象庁より)
沖縄で雪が降る時は、強烈な寒波が西まわりで来る時。
そういう日は、沖縄上空の気温がどれだけ下がるか、いつもソワソワして見てしまいます。
雪が降りそうな日が来たら、臨時休暇を取って行こうと思ってます。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「低気圧は名古屋より東や北にあります」です。
解答はこちらから↓