先週はパーフェクト達成しました!
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週は、7日とも当たりのパーフェクト! ここ3週間のうち2週間がパーフェクトと、自画自賛したくなる成績!!
と、大口をたたきたくなるところだが、先週の好成績は、東京都心で一滴も雨や雪が降らなかったから。
何も降らなければ、簡単になるのが天気予報。はい、東京砂漠に助けられただけです。
ところで、最近は、 「ハズれた時の言いわけを楽しみにしてます!」 と言ってくださる人がけっこういるので、全部当たったのに、ちょっと申し訳ない気持ちにもなる。
「そういう方は、来週をお楽しみに-!」 と書くと、予報をハズす気満々に見えるところが悩ましいこのコーナー。八百長疑惑はないですよ。
今年2個目のトロフィー!写真が使い回しなので、いつも同じトロフィーですが。
また最強寒気がやってきた
先週はじめ(9日~10日)、日本列島に強い寒気が南下。 「今季の最強寒気」と、あちこちで呼ばれていた。
たしかに、今回の寒気は、瞬発的な強さはあって、東京都心でこの冬一番の朝の寒さになったり、日本海側で雪の量がドカッと増えた所もあったが、さっさと寒気は抜けた。
この冬、何回目の最強寒気だ?とあちこちからツッコまれそうなくらい、近ごろは「最強」がバーゲン状態。
「最強クラスの寒気が何度も来るのが、この冬の特徴です!」
→最強って、1つだけなんじゃ…。
「今回は正真正銘の最強寒気です!!」
→じゃあ、今までのは正真正銘じゃないのに最強と言ってたと…。
自分は、言葉に気をつけて解説しようと思った一週間でした。
今週末は南風 春一番になるか風速がポイント
風が「春一番」となるには、気象庁が決めている基準をクリアする必要がある。
大まかにいうと、
・立春(2/4)~春分(3/21)の間
・日本海に低気圧
・南からの風
・風速が概ね8メートル以上
といった基準。
今度の日曜(22日)は、日本海に低気圧が進んでくる。 各地で南風が吹いて、気温が上がりそうだ。
22日(日)の天気図。南風は吹きそう。風速8メートルをクリアできるか?
あとは、基準の風速8メートルを超える、強風となるかどうか。 つまり、南から押す春の空気が、それだけ成長できているかがポイント。
海沿いまでは強風なのに、陸地はたまった冷たい空気がガードして、意外と南風が吹かないことも。 毎年きわどい勝負が繰り広げられる。
日曜は、正式に春一番となるのか? 結果は来週!
今週の格言
『春一番のハードルは、ヨチヨチ歩きの春にはけっこう高い』
天気図で、高気圧と高気圧の間の部分や、高気圧が弱まっている部分です。
天気図は、よく地形図に例えられます。 高気圧は、地形図で言うなら標高の高い部分で、山ですね。
たとえば、地図上で、大きな山が二つあったとします。その間は「谷」ですよね。 これと同様に、高気圧が二つあった場合に、その間が「気圧の谷」と言われます。
高気圧と高気圧の間で、気圧の谷。
また、高気圧は、まん丸とは限らず、凸凹しています。その凹の部分も、気圧の谷です。
高気圧が弱まって凹んだ部分も、気圧の谷。
つまり、天気図上で、周りより気圧が低いけど、低気圧ほどハッキリしてない所ですね。
で、天気はどうなるのか?
周りより気圧の低い所は、上昇気流が起こりやすくて、空気が湿っていれば、雲ができます。 なので、気圧の谷の所は、雲ができやすかったり、時には雨や雪にもなるわけです。
まぁ、気圧の谷って、分かりにくいですよね。
コンピューターがなく人間が予報を出していた時代、翌日の天気がどうなるかよく分からない時は、「ひとまず気圧の谷でスッキリしない天気と言っとけ」みたいなテクニックがあったとか。
分かりにくいイメージは、そんなところにルーツがあるのかもと思ったりもしています。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「宇都宮の北側・西側20~30kmの所は山地」です。
解答はこちらから↓