雨が多すぎた一週間でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週は、一週間で5日も雨。 雨が多くなると、成績が悪くなるのが、天気予報の常。 べつにその通りにしなくてもいいのに、その通りになってしまった。
月曜(20日)は、夜遅くに降るかどうか、と言ってたのに、午後3時頃に外に出ると、まさかの雨。
北陸方面から来る雨雲が、関東の山を乗り越えるのに時間がかかると考えていたのが、あっさりと山を越えて関東平野を南下してしまった。
傘を持たず、雨に濡れる人たち。 予報士として、他の人が傘を差してないのに差すわけにはいかないと思い、意地でも傘は差さなかった。
というより、傘を持ってなかった。
木曜(23日)は、午後にはやむはずだった雨が、夜まで。 「夕方に晴れる」という予報は、ちょっと勝負にいきすぎたか。
4勝2敗1分け。成績も曇雨天。
雨の時間がズレただけなんですよ。雨が降ることは当てたんですよ。はい、それが精いっぱいの言いわけです…。
初雪、すみません降りませんでした
先週の記事では、「北海道で初雪も」と押したのだが、初雪の便りは届かず…。 平地では、予報ほど降らなかった。
ただ、先週、一時的に寒くなったのは事実。 冬将軍(寒気)はやってきていて、たとえば東京は木曜の昼間が12月並の気温だった。
北海道も、予報通り気温は下がった。そこに雪雲がなかっただけ!半分は当たりなんです! と言ったら、雪用タイヤを準備した人とかの心に、油をそそぎそうなので、やめておきます。
今週は、月曜(27日)夜~水曜に、一時的に冬将軍がやってきて、今度こそ北海道の日本海側は初雪に。
これで降らなかったら、「初雪」という言葉が、しばらくこの記事で出てこないと思います。
連休の主役は高気圧?低気圧?
秋も後半になると、天気のサイクルは分かりやすくなる。
1.冬将軍が来て寒くなる。でも、まだ一時的。
↓
2.高気圧に覆われて、晴れて暖かくなる。
↓
3.低気圧が来て雨が降る。
↓
1に戻る。
今週は、火曜~水曜が1、水曜~木曜が2、まではほぼ確定。 問題は、2から3にいつ移るか。
秋後半の天気サイクル。今週もこのサイクルに。あとは、3が金曜なのか、土曜なのか、日曜なのか…。
ポイントは、高気圧の足の速さ。 鈍足だと、金曜~連休も日本列島を覆ってくれて、晴れやすい。
ただ、普通の足の速さ(時速30~40キロほど)や、それより速いと、連休には日本のだいぶ東へ去っていて、低気圧で雨が降りやすくなる。
連休は、高気圧に見捨てられるか。それとも、未練があって残ってくれるか。
今のところは、去られる確率が高そうだが…結果は来週!
今週の格言
『秋が深まるほど高気圧の足が速まり、天気のサイクルも早まる』
「夕焼けが綺麗だったら明日は晴れる」みたいな、信頼性の高い天気の予測方法を知りたいです。
夕焼けがきれいでも、翌日が雨ということが、けっこうあります。 きれいさにダマされると、痛い目にあうことも。
その他の天気のことわざも、参考になるものもありますが、それだけで信頼性の高い予報は難しいですね。
そもそも、昔からのことわざの精度が高ければ、天気予報は今のように衛星を打ち上げたり、 コンピューターを使ったり、発展をする必要がなかったわけです。
なので、ことわざ絶対主義みたいなのは、ちょっと危なっかしいと思います。
とは言うものの、やっぱり肌感覚も大事です。これからの季節、一つ使える予測法として、南風を知るということがあります。
南風は湿気を運んでくるので、天気が下り坂に向かうことが多いですね。なので、風が家のどちらの窓から入ってくるか、どちらの窓をたたくか、敏感になっていると良いと思いますよ。
もちろんハズれることがあるので、近代的な天気予報のチェックもお忘れなく!
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「寒冷前線付近は、雲が発達しやすい」です。
この日の夕方、東京周辺で、意外なことが起こっています。
解答はこちらから↓