小ハズレが続いた一週間でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
前週に続くパーフェクトをねらったが、あっさりこけてしまった一週間。
大ハズレはなかったものの、雨のタイミングがズバリと当てられず、3日続けての小ハズレに。
手こずった理由は、天気図には現れない、ぼんやりした前線の存在。雨雲がどう出てくるかが読み切れず、降るタイミングがズレてしまった。
野球で、ピッチャーの腕がどこから出てくるか見えにくいと、バッターは打ちづらいというのと似た感じか。
台風という本格派の大物が来る前に、技巧派の前線にタイミングを狂わされてしまった一週間。 うーん、なんかモヤモヤして、くやしい。
台風18号に気を取られて…と、なんでも台風のせいにしてみる。
台風18号が横綱級高気圧に勝ってしまった
先週の注目は、モンゴルから来る横綱級の大きく強い高気圧に、台風18号がどこまで、割り込んでくるかだった。
台風は意外と、高気圧の前では小さな存在。 ところが、結果は、高気圧のスキをついて台風18号が6日(月)に静岡県に上陸。
台風が列島縦断コースではなく、東日本の端っこに乗っただけなのは、モンゴルから来た高気圧もそこそこ強かった証拠。実力は伯仲していた。
勝ち負けをつけるものでもないが、18号は「勝った」と思っているだろう。 今年3個目の上陸台風として、名を残した。
そして、我も名を残さんと、次の台風が…。
2週連続の台風接近か?
今年、台風が接近するのは18号で終わりかなぁというのは、甘すぎた。19号が発生して、あとを追っかけるように北上。
週末には、また日本のすぐ南までやってくる。モンゴルから来る秋の大きな高気圧と、二場所連続の顔合わせ。
秋の高気圧VS南からの台風、先週と同じ展開。図は先週のほぼ使い回しというのは内緒。
追っかけ台風は、しばしばあるが、日本までずっと同じコースで追ってくるのは意外と少ない。
19号は、どこまで真似してついてくるか?
高気圧が押し出して、本州の南で台風が東へ急カーブしてくれるといいが、今のところ、台風が接近する可能性のほうがやや高め。
結果は来週!
今週の格言
『立て続けの台風は、追っかけになりやすい』
詰め天気
前回(9/22)の出題は、「この日の“東京”は、どんな天気だったでしょうか?」でした。
2013年10月11日夜。気象庁天気図。
去年、「観測史上もっとも遅い真夏日」と話題になった日の天気図だったんです。
前線から遠かったので、朝に少し雲が出たくらいで、昼間は晴れて気温上昇。 強めの南風の影響もあって、30.2℃まで上がりました。
温暖前線と寒冷前線の間は、気温が上がりやすい場所なんですね。 さらに、翌日も30℃を超えて、東京の真夏日の最遅記録を更新しました。
「南風が強く、30℃前後まで上がった。天気は晴れか薄曇りで蒸す。(ベルヌーイさん)」
グッドです!
「南よりの風が吹いて、半袖でもいいぐらいの陽気と予想します。(スートラさん)」
はい、半袖日和でした!
「スッキリした晴天ではないけれど、概ね晴れていた! ライターの加藤まさゆきさんと同職なので、外したらヤバイ・・・。(まんまるさん)」
今度、加藤さんにもやってもらおうかな(笑)
今週の定石はこちら。
今週の定石
『寒冷前線と温暖前線の間は、南風で気温上昇』
(違う場合も時にはあります)
今回、正解した皆さんはこちら。
ベルヌーイさん、まんまるさん、はいまっとさん、ゆうたろうさん、 月猫夕霧さん、スートラさん、やぴさん、みゅーさん、かずまさん、 ハムッチさん、naru1559さん、山さん、タケウマさん、 まっつんさん、Cauli.さん。
さて、今週の問題は、こちらです。
今週の問題
この日の“千葉”は、どんな天気だったでしょうか?
気象庁天気図。
(ヒント)
・2セットの低気圧+前線に、はさまれています。
・西から来た寒冷前線が、夕方前後に通過していきました。
・夜にあることが起こって、話題になりました。
・ネット上の天気図のカンニングは無しでお願いします(笑)
解答はこちらから↓