甘酸っぱい結果の一週間でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
真夏の晴天が続いて、先週は好調なスタート。
そんな中、手ごわかったのは、急に発生する細かな雨雲たち。
神出鬼没なうえ、急に大きくなったり、直前で消えたりもする。
1日(金)は、細かな雨雲が来るかもと読んでいたが、やってきたのは、デカい雨雲。
山から下りてくる間に、どんどん拡大して、雨は短時間では終わらず、×に。
雨雲の成長をおさえる高気圧が、予測以上に弱かった。
2日(土)は、にわか雨を用心して、けっきょく降らず。
前日に降ったことを引きずらないように、客観的に、と意識して予報したのに、振り返ってみると、引きずって、慎重になっていた感がある。
恋人にフラれたあと、引きずってないと強がっていたのに、あとから振り返ると、やっぱりあの時は引きずっていた…ような、甘酸っぱい気分の真夏の週末。
細かい雨雲って、ほんと動きを読むのがむずかしいんですよ。うーん、でも、もっと当てたい。
台風の威力はやっぱり強かった
先週前半は、カラッとした陽気で、朝と夜は涼しいくらいだったが、そんなぐっすり寝られる時間を、ぶち壊してくれたのが台風12号。
南から、亜熱帯の空気を運んできて、西日本に大雨を降らせたうえ、暑さを不快なものにガラッと変えてしまった。
台風は、季節の流れを変えるキープレーヤー。
台風だけで、どんな夏になるか決まるわけではないが、数千kmにおよぶ大きな渦が、大気の流れを変えて、その先の天候の道すじをつける。
今週は11号が来て、また流れを変えそう…。
台風11号が列島接近。西か?東か?
今週は、台風11号が日本列島に接近。
7日(木)頃に、沖縄本島の東~奄美あたりを通って、今週後半にはさらに北へ。
そのコースが、今後の天候のカギをにぎる。
■西よりのコース
九州のさらに西海上を陸地から離れて通った場合。
台風を押す太平洋高気圧が、それだけ強いということ。
つまり、東日本を中心に、高気圧に覆われて猛暑が続く。
太平洋高気圧が強く、台風を西へ押しやる。
こうなると広範囲での大荒れはないが、暑い…。
■東よりのコース
九州~本州のどこかに上陸する場合。
勢力の強い台風なので、広範囲で大荒れの天気に。
台風の侵入を許すということは、太平洋高気圧が弱まるということ。
つまり、真夏の空気の勢いも弱まり、猛暑はいったん落ち着く。
太平洋高気圧が東へ退き、台風に対してノーガード状態。
猛暑は落ち着いてくれるが、台風が…。
台風直撃か、猛暑継続か。ぜんぜん嬉しくない二者択一(選べないけど)。
どっちもほどほどで済んでくれるのがいいのだが、今のところ「東より」のほうがやや優勢…結果は来週。
今週の格言
『台風のコースが、夏の向かう方向を教えてくれる』
それなりに雪の降る地方で生まれ育ったのですが、雪が積もるのを見るのは、やっぱりワクワク感がありますね。
学生の頃は、雪が降ってくると、「伝えたいー!」という衝動にかられ、好きな子に電話やメールをしてました。
(だいたい相手にされませんでしたが。なんて恥ずかしい迷惑なヤツだったんだろう俺…。)
ただ、今は雪の可能性が出てくると、1週間ほど前から気が重くなりはじめ、実際に降ってくると、予報に追われて、雪が敵に見えます。
予報以上に降った時の、絶望感といったら…。
でも、予報を担当していない日の雪は、やっぱり興奮しますね。
今だと、関東の予報をしていることが多いので、他のところへ行った時に見る雪は、純粋な気持ちで見られます。
結論としては、純粋さを失わないために、雪を見に行く休みが必要ということ。
今年の冬は休みますよー。と、夏からアピールしておきます(誰に?)。
この暑さの中で見ると、すごく違和感のある景色。でも、もう4か月後には、こうなるかもしれないんですよね。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「熱帯低気圧が日本に近づけていないということは…」です。
解答はこちらから↓