油断したらフラれました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は
こちらでやってます。
12日(木)。午前中までと見ていた雨。やんだのは15時頃。
ハズレではなくズレですよ、と言いわけしたいところだが、4日前にも同じミスをしていたので、言いのがれできず×に。
さっさと東の海に抜けると見ていた低気圧が、関東平野の上でモタモタしていたのが敗因。
低気圧は海上の帆船のようなもので、動きは風しだい。
今回は、小さい低気圧だったので、上空の風にほんろうされ、流れの弱い部分に入り込んでしまったようだ。
13日(金)は、昼間の急な雨や雷雨をせっかく当てたのに、夕方「もう降りません」と余計なことを言ったために△に。
帰宅後、「都心、夜になってまた降ってきました」というテレビのリポートを見て、ご飯を吹き出しそうになった。
雨雲を生む上空の冬将軍(寒気)の残りカスが、もう無くなったと思っていたが、まだ残っていたようだ。 梅雨時の雨は、気難しい恋愛相手のようなもの。ちょっと手を抜くとフラれる。
低気圧と冬将軍の残りカスの動きを、読み切れませんでした。ごめんなさい
台風が6号、7号と発生しました
先週は、台風6号と7号が立て続けに発生。
寿命は、18時間と1日半で、ともに短命だった。
まだエサとなる熱帯の空気が少なく、大きく成長できなかったようだ。
6月なかばで7号まで発生したのは、けっこうハイペース。
ただ、小さく短命な台風がちょくちょく発生するのは、ある意味いいガス抜き。
なかなか発生せずに、熱帯の空気がたまってたまって、ドカンと大きく強力な台風が来るのも怖いので。 天気と夫婦は、蓄積とガス抜きのバランスで成り立っている。
今週は、元・台風7号が梅雨前線を押し上げる
晴れ間が何日か広がるだけで、「もう梅雨明け?」と聞かれるここ数日。
いやいや。梅雨前線は、南から虎視眈々と、本州付近へ北上の機会をねらっている。
キッカケになるのが、元・台風7号。
台湾より遠くにあって、もう崩れてしまったが、残骸である熱帯の空気だけは北へ。
これが梅雨前線を押し上げる。
今のところ、17日(火)は九州など西日本、18日(水)は東海・関東など東日本で雨。
さらに、週末もまた梅雨前線が来て、各地で雨に。
梅雨前線の位置は、季節の進み具合を教えてくれるスピードメーター。
本州付近に近づくということは、梅雨もなかばに差しかかっている証拠。
予想通り、ちゃんと梅雨前線が北上して季節が進むか。元・台風7号のチカラしだい。
結果は来週!
元・台風7号の熱帯空気が、梅雨前線を押し上げ、本州付近は雨の降る日が出てくる。
今週の格言
『台風は熱帯の空気の運び屋 北へ来るたび夏へ前進』
詰め天気
前回(6/2)の出題は、「この日の“仙台”は、どんな天気だったでしょうか?」でした。
2002年6月18日午前9時
本州の南にあるのは梅雨前線です。
その上に発生した低気圧が南から近づいて、この日の仙台は、朝から曇りで、午前中には雨に。午後は本降りとなりました。
県内にある宮城スタジアムでは、この日、日韓ワールドカップのベスト16の試合。
雨のなか、日本がトルコに敗退した日でした。
過去の結果を振り返ると、雨の試合の日本代表は、格上の相手は苦手なようです。
「梅雨前線の北側やから、涼しい北東風で曇りのち雨でしょうか。(ひろきさん)」
ビンゴ!
「うーん、天気が注目されていたってことは天気雨か雹か変な虹か…(越後屋さん)」
う~ん、残念。でも、いろいろと考える想像力は、天気予報には大事です。
「この日って日韓W杯の決勝トーナメント、トルコ戦の日では? スポーツ大好き増田さん、回答日が今回の初戦の次の日だし(つばくろうさん)」
もう、心の中が完全に見透かされてますね。ぼくが単純すぎるのでしょうか…。
このほかにもたくさん、「日本VSトルコ戦の日!」といただきました。
今週の定石はこちら。
今週の定石
『梅雨前線上の低気圧は、雨を強める役割をする』
(だいたい当たります)
今回、正解した皆さんはこちら。
W.K.ベースさん、つばくろうさん、雨宮典子さん、suzuki.yさん、はいまっとさん、ここじゃないどこかさん、そらはこわいさん、やぴさん、かずまさん、kilonovさん、kickoffさん、ヨッシーさん、上海ジョーさん、ひろきさん、naru1559さん、Cauli.さん、 のりおさん、まっつんさん。
さて、今週の問題は、こちらです。
今週の問題
この日の“鹿児島”は、どんな天気だったでしょうか?
気象庁天気図
(ヒント)
・朝3時の天気図です。
・前線の位置がポイントです。
・今回は気温のヒント無しです。
天気図からだいたいの気温が分かる人は答えてみてください。
解答はこちらから↓