GW最終日にやってしまいました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は
こちらでやってます。
ゴールデンウィーク最終日の6日(火)。
だんだん日が差して、気温が上がると読んでいたのに、まさかのドンヨリ、ヒンヤリ。
いや、ヒンヤリというレベルではなく、お昼でも12℃ほどの寒さ。
冷たい北東からの風が吹いてくるのは分かっていたが、日差しが出れば、すぐ暖かくなるだろうと考えていた。
が、、、北東風の勢いが予想以上で、湿気をたくさん運んで雲を作ってしまった。
前日の予報コメントは、「日なたはちょっと暑く感じられそう」。 暑く感じられそう…。 暑く…。 寒いなか、半袖を着て、街なかを歩いている人、人、人。
寒そうな表情が、怒りに満ちた顔に見えて、視線を向けられなかった。
忘れられない思い出ができた、2014年GW最終日。
ちょっと日差しが出れば、あんなに寒くなることはなかったんですが…。ごめんなさい。
梅雨前線が南からじわじわ来てます
5日の沖縄に続いて、11日(日)に奄美も梅雨入り。
梅雨前線の雨雲が、この週末は本州にもかかると先週の時点で考えていたが、結果は1日半ほど後ろにズレた。
やはり、梅雨前線は手ごわい。
今のところ、梅雨入りのペースはほぼ平年並み。
このペースでいけば、九州南部は5月末、本州各地は6月前半。
…と、単純にいかないのが天気の世界。
今の時期から、「梅雨入りは早くなる」「遅くなる」という予報が聞こえてくるが、そんな予報技術、まだない。
「早くなるかも」「遅くなる可能性」という微妙な言い回しが、いつの間にか断定調になっていく、梅雨予報の悪い慣習。
ひとまず、話し半分で聞いておきましょう。…って、予報士がそんなこと言っていいのかな。
今週は、前半の暑さに注目
先週末、今年初めて30℃に達したところがあったが、まだ九州の一部のみ。
ただ、ほかの各地も、時間の問題。
今週は13日(火)・14日(水)に、30℃を超える所が、本州のあちこちで出てきそう。
海から遠い内陸が、真夏日になる有力候補。
梅雨前線が、ときどき北へ来るようになって、亜熱帯の暑い空気が少しずつ本州にも混ざり始めてきた。
とうぜん、晴れるタイミングでは、気温が上がる。
でも、梅雨前線も亜熱帯の空気も、まだ新参者。
ちょこっと顔を出したら、すぐ南へ引っ込む。
今週末には、「涼しい~」「ちょうどいい陽気」という声が多くなるはず。
あとは、GW最終日のような寒々しいことにならないことを祈るのみ。
結果は来週!
梅雨前線の南には、亜熱帯の暑い空気。今週前半は、ちょびっとだけ本州へ。
今週の格言
『梅雨前線は、亜熱帯の暑い空気がここまで来てますよーの目印』
気象予報士って外れていると資格をはく奪されたりするんですか?
ただ、大外しを続けていると、見てもらえなくなったり、予報を依頼されなくなったりするので、ある意味、資格の効力はなくなっていきます。
気象予報士が、はく奪(登録抹消)されるのは、「気象業務法」という法律で、罰金刑以上のことをやってしまった時。
たとえば、テレビなどで世間に広く発表する“独自の”天気予測を、気象予報士じゃない人にやってもらうのは罰金刑になるので、アウト。
よく当たる漁師さんに代わりにやってもらうとダメなんですね。
あと、アメダスなどの観測器を壊しても、3年以下の懲役か、100万円以下の罰金。
予報がはずれて、「観測器のほうが間違ってるはずだ!」と触ってしまうと、前科者になるわけです。
観測器を壊すと、予報士じゃない人も、この罰則になるので気をつけてください。
ちなみに、気象業務法以外の法律で刑を受けても、気象予報士は登録抹消されません。
だからって、そういうことをやっちゃうと………どうなるかは、ご想像におまかせします。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「低気圧が北方向に向かっていることに注目」です。 解答はこちらから↓