おしい、パーフェクトまであと一歩
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は
こちらでやってます。
雨の可能性ありの予報だった、22日の火曜日。
朝カーテンを開けるとビューティフルすぎる青空に、「えっ?」と軽く絶句。
各方面から「雨の予報じゃないのー」という厳しいプレッシャー。
「いやいや、山で湧いた雨雲が夕方前には来る。今に見てろー」と、気持ちをぐっとおさえる。
早く来い、早く来い、と念じること5時間。
お昼過ぎから、雨雲が広がってきた!
どや!
「でも、降るの夕方からって言ってましたよね。早くないですか」と、ツイッターに届く、痛いツッコミ。
雨雲、早く来い!の念が効きすぎたか。
せっかく雨雲が来たのに、そんなご指摘で○にするわけにもいかず、△に。
6勝1分けの、おしい一週間。
雨雲が山から街に、予報より早く下りてきた。
里に下りてイタズラする猿みたいで、ちょっと憎たらしい。
低気圧は予想以上に鈍足でした
低気圧が西からやってきた。
26日(土)に中国の上海に雨を降らせたあと、日本列島へ。
低気圧が、駿足タイプか鈍足タイプかによって、26日(土)・27日(日)の天気が変わると先週書いた。
結果は、鈍足タイプだったが、予想以上に鈍足のノロノロ低気圧。
27日の夜になって、やっと九州で降り出した。
おかげで、GW序盤は、お出かけ日和に恵まれたところが多かった。
休日に晴れると、予報が当たってなくても、感謝されることがあるが、それって、うーん嬉しいような嬉しくないような。
GW後半は、高気圧がいつまで居座るかに注目
ノロノロ低気圧は、30日(水)にやっと東の海へ抜けるが、まだモタモタしていて、1日(木)も関東~北海道はいつザッと雨が降ってもおかしくない。
ただ、2日(金)頃からは、次の高気圧がやってきて、GW後半スタートの3日(土)は晴れる所が多くなりそうだ。
問題はそのあと。
ノロノロ低気圧が遅かったせいで、次の高気圧のペースが乱れて、いつまで居座るか読みづらくなった。
4日(日)~6日は晴れ続きの可能性もあるが、高気圧がパワーダウンして、一日くらい雨が降ることも。
晴ればっかりだと、あまり真剣に天気予報を見てもらえないので、これくらいのドキドキ感があったほうが…
なんて言ったら怒られそうだが、やっぱり寂しいので見てほしい。
結果は来週!
ノロノロ低気圧が遅いせいで、週末は高気圧がいつまで日本に居座るか読みづらくなった。
高気圧が衰えると、スキを狙う低気圧が北から来るという、カオスぎみな天気図。
今週の格言
『ノロノロ低気圧は高気圧のペースも乱して予報士泣かせ』
質問コーナー
「質問コーナーもまたやって!」という声にお応えして、今週からは質問コーナー復活!
詰め天気と隔週でお届けします。
今週のご質問はこちら。
気象庁で確認された竜巻の数を、年ごとに見ていくと、たしかに増加傾向です。
気象庁で確認された竜巻の数。
ただ、この数は「発生した数」ではなくて、「確認された数」なんですよね。
気象庁は「突風があった」という通報を受けると調査に行って、竜巻のような跡があると「竜巻」としてカウントします。
でも、竜巻があったら気象庁に通報するって、ふつう知らないですよね。
竜巻が発生していても、気象庁に通報されず、「確認された数」に含まれていないことがあったはずなんです。
ところが、最近は竜巻が起これば、誰かが撮影して、ネットにアップします。
それをテレビなどが取り上げたりして、大騒ぎとなって、気象庁の耳に入る率が、以前より格段に上がっています。
そうすると、「確認された数」も増えるわけです。
ITで仕事を減らすどころか仕事が増えたって、確認しにいく気象庁の人は思っているかも。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
(今回は初めて答えてくださった人も多くて、ありがたや~です。)
ちなみに、難しくて手が出なかった~という方のために、ひとこと。
最低気温と最高気温の差がヒントになります。