特集 2014年4月26日

豚肉を担いで走れ!沖縄豚王選手権

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2014年4月4日。沖縄県で「沖縄豚王選手権」なる大会が行われた。豚王とは一体何なのか。その様子をお届けしたい。
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4月4日の「まーさんシシの日」

皆様は4月4日は何の日かご存じでしょうか。4月4日は「あんパンの日」「ヨーヨーの日」、そして廃藩置県で沖縄県が誕生した「沖縄県誕生の日」でもあるのですが、近年沖縄県ではこの日を4(し)月4(し)日にちなんで「まーさんシシの日」と制定しています。沖縄で「シシ」という方言は肉の事を指しており、「まーさんシシの日」には県養豚振興協議会などが県産豚肉のPRのイベントなどを行っているのです。

そして2014年4月4日那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で行われたイベントが
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沖縄豚王(ぶたおう)選手権。
…ものすごい斜め上の方向に振り切ったイベントですが、沖縄豚王選手権とは35kgの豚の枝肉を担いで30mを疾走。最も早いものが豚王になるというイベントなのだそうです。

豚王に送られる賞品はなんと、沖縄県産豚であるあぐー豚10kg!これは参加せずにはいられません。
豚王に…俺はなるっ!
豚王に…俺はなるっ!
というわけで早速エントリーしてみました。

今回は豚肉を担いで走るという、ちょっと聞いただけでは何言ってるか分からないイベントである第一回沖縄豚王選手権の様子をお伝えしたいと思います。

熱気に包まれる会場

時刻は18:30。今年の4月4日は平日だったのでそんなに参加者もいないんじゃないかと思っていたのですが、
豚王開催を待つライバル達。
豚王開催を待つライバル達。
かなり多くの人が集まって、会場はすでに熱気がムンムンです。既に準備体操を始める者、イメージトレーニングに励む者、本番を前にして緊張感が高まります。
担ぎやすいように布を巻いてます。
担ぎやすいように布を巻いてます。
上の写真が担いで走る豚の枝肉(35kg)。豚一頭を真ん中からふたつに割った豚の半身です。
生豚足。
生豚足。
担ぎやすいように布が巻かれていましたが、足部分はそのまま。生々しい豚足が見えます。
腰、大丈夫なんだろうか。
腰、大丈夫なんだろうか。
試しに持たせてもらったんですが35kgは結構肩にずっしりときて、足がふらつくレベルの重さです。さらに生肉なのでプルプルとしなる感じ。本番ではいかにバランスを崩さずに早く走るかがポイントになってくるんじゃないかと思います。

豚王決定戦が始まった

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そしていよいよ豚王決定戦が始まります。
レスラー達による試演
レスラー達による試演
まずは沖縄のご当地プロレス団体である「琉球ドラゴンプロレス」の皆さんによる、試合の試演。さすがにプロレスラーだけあって、軽々と豚肉を持ち上げてます。ちなみに試演での1位は「グルクンマスク」でタイムは6秒2。第一回大会なのでこのタイムが早いのか遅いのかはわかりませんが、結構よいタイムなんじゃないかと思います。
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そしていよいよ予選がスタート。予選は5人でレースを行い、30mのタイムを記録。全ての予選の中でタイム上位5名にて改めて決勝戦が行われるルールです。今回のエントリー数は112人。この中から初代豚王が誕生することになります。
人工芝なので痛くないけど、思いっきり転ぶ人も。
人工芝なので痛くないけど、思いっきり転ぶ人も。
重いものを持ちながら走るとやっぱりバランスが崩れるのか、途中で転倒してしまった人もちらほらいました。結構豚肉が転がったりしてたんですが、この豚肉終わった後はどうなるんでしょうか?ちょっと気になります。
部活動みたいな光景。
部活動みたいな光景。
圧倒的に男性が多かったのですが、女性の参加者も若干名いました。
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途中で力尽きて、係の人に手伝ってもらってゴールする姿も。

豚肉35kgを担いで走ってみる

いよいよレースの順番が回ってきました。
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まずは係の人に手伝ってもらって、豚肉を担いでスタートラインに立ちます。いざ担いでみると、やはり重い。バランスを崩してしまう人がいるのもうなずけます。初対面の隣の人に「これ、重いっすね!」って話しかけてしまいました。こういう時って誰かに情報を共有したくなりますよね。
位置が分かりにくいと思うので矢印つけました。
位置が分かりにくいと思うので矢印つけました。
そしてスタート。
走ってます。
走ってます。
なぜジーパンで参加してしまったのか
なぜジーパンで参加してしまったのか
ゴール間近。
ゴール間近。
翌日の筋肉痛が怖い。
翌日の筋肉痛が怖い。
ここまで全力疾走したのは10年ぶりくらいなんですが、豚肉を担いで全力疾走することは一生においてもう二度とないんじゃないかと思います。タイムは6秒31で5人の走者の中では2位。なんかこれそこそこいけるタイムなんじゃないかと思ってたんですが、予選通過1位のタイムは4秒93。…4秒代って普通に30m走っても結構難しいタイムなんじゃないでしょうか。何をどうやったらそのタイムが出せるというのでしょう。

決勝戦と表彰式

予選が終わり上位5名の猛者にて決勝が行われました。5名中3名が消防関係にお勤めだそうで、ガチの体育会系が決勝に残っているようです。 決勝線の様子はビデオに収めましたので、その様子をご覧下さい。
びっくりするくらい早い。
もう予選に比べてハイレベル過ぎる試合展開でした。このまま豚肉担いで会場から持ち逃げしても誰も捕まえられないレベルの早さです。タイムは発表されてなかったんですがかなりの接戦だったようです。

そして決勝戦が終わり、表彰式。
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表彰式では決勝の1位、2位、3位だけでなく、女子の1位、審査員特別賞、「シシの日」にちなんで44位の人にもトロフィーと賞品のあぐー豚肉が授与されました。豚王には10kgのあぐー豚肉が贈呈されましたが、2位と女子の1位、44位、特別賞には5kg、3位には3kgとこの日賞品として贈呈された豚肉は全部で33kg。参加者全員に「あぐー豚そぼろふりかけ」が参加賞として振る舞われました。
トロフィーも豚。
トロフィーも豚。
というわけで第一回沖縄豚王決定戦の様子でしたが如何だったでしょうか?来年の4月4日には第2回豚王決定戦が行われる予定らしいので、腕に覚えがある方はこの日に合わせて来沖して是非二代目豚王を狙ってみてください。

まぁ「豚王」って誉められてるのか、けなされてるのかよく分からない称号ですけど。

割ときちんとしたイベントだった

豚の丸焼きうまかった。
豚の丸焼きうまかった。
「豚王決定戦」というネーミングからして勢いだけのイベントかと思いきや割ときちんとしたイベントでした。今回はレースの様子をお届けしたんですが、会場周辺では豚の丸焼きや豚汁が振る舞われたりしていてまさに沖縄県産豚肉のPRにふさわしい内容だったと思います。今回は第一回目ということで、このイベントが末永く続くことを祈念いたします。
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