これは宮古島沖の八重干瀬
これは池間大橋の下あたり
なんじゃこりゃー!というぐらい海がめちゃくちゃきれいな島なのですが、独自の伝統文化や習慣、本島にはない面白いお店などもたくさんある魅力的な島です。
DEEokinawaでもこれまで何度か宮古島に行き記事にしてきました。
プログラム
まずはプログラムをご覧ください。
午前中の部はかけっこやリレーが中心で、特におかしいところはありません。
ちなみに最後の「いつ咲くの?今でしょ!」は5、6年生によるエイサーでした
校歌遊戯っていったいなに?
クイチャーは宮古島の民謡でみんなで輪になって唄って踊るクイチャーだと思いますが、クイチャーが運動会の最後でいいの?
ということで、宮古島の友人が作ってくれたお弁当で腹ごしらえして午後の部の謎に迫りたいと思います。
校歌遊戯
お昼ごはん後、午後の部最初の「校歌遊戯」に備えて校庭の端に並ぶ児童たち。
全員が校庭いっぱいにきれいに整列したら、この学校の校歌が流れ出しました。
「♪みどりにうるおうなんごくの~」
すると校歌にあわせて児童たちは両手に旗を持って、一斉に踊りだすのです。
な、なにごと!?
説明しましょう。
宮古島の小学校には校歌に独自の振り付けがあるのです。
そしてその踊りを運動会などで全校生徒で踊る習わしがあるとか。
みんなで
よく見ると、両手の旗は、校章マークと宮古島市の市章が入っています。
運動会に行ったのは宮古島市立北小学校だったので「北」という字が見えます。
6年間何度も踊るので、大人になってからも宮古島出身の人は小学校の校歌を唄えて、踊れる人が多いらしいです。
最後はクイチャーで終わる
校歌遊戯のあとは4年生、6年生のリレーがあり。
そして最後の最後は全員参加のクイチャーです。
校庭の真ん中に老人会のみなさま。
そして一番大きな輪が児童たちと3重の輪が校庭に広がります。
こうして全員で輪になって、クイチャーを踊るのです。
普通は6年生の競技で締めだと思うのです。私の小学校では6年生の組体操でフィナーレだった覚えがあります。
このプログラム順は北小学校だけなのかもしれませんが、6年生のあとにPTA綱引きをおこない、そして全員参加のクイチャーに流れる。
運動会はもちろん子供が主役ではありますが、大人が積極的にプログラムに混ざる感じは、地域と学校の繋がりがとても強いように思いました。
綱引きをしたり、踊ったりしている両親の姿を、子供たちが恥ずかしそうにでも嬉しそうに見ていたのも良かったです。
校歌遊戯はいろんな地域で踊られているらしい
校歌遊戯は宮古島のみだと思っていましたが、沖縄本島や他県でも生徒数が少ない学校で「校歌ダンス」などの名前で同じように校歌で踊るダンスがあるようです。
校歌遊戯を踊ることで校歌を覚えたので、入学式など直立不動で歌わなくちゃいけないシチュエーションに、ものすごい違和感を感じます。という方も。
大人になっても踊れるとおっしゃっていたので、同窓会でもみんなで踊るんでしょうね。
小学校の校歌を歌い踊る中年たちが全国にいると思うとニヤニヤが止まりません。