豪華すぎるローソン
まずはこれだ。渋谷ヒカリエ11階にあるローソンである。
ドーン!
ちりばめられているのはスワロフスキー
まるで銀座のブランドショップのような店構えだが、コンビニだ。バッグとかスカーフではなく、おにぎりや雑誌を売っている。
外壁一面にあしらわれているのはスワロフスキー。スワロフスキーとは、なんかあれだ、ガラス製の高いやつだ。
ルイ・ヴィトンかと思っただろう。ローソンなのだ
輝くクリスタル
遠くから見ると、黒い壁に無数のクリスタルがきらめいて何だか宇宙っぽい。おろらく日本一ラグジュアリーなローソンではないだろうか。
一方、外観に特徴があるコンビニといえば、こんな珍しいものもある。
二階建てのサンクス元麻布店
上下階を結ぶ階段は螺旋風でオシャレ
1階は主に食品類、2階に雑誌などを売っている
土地が狭い都心ならではの2階建て
外国の大使館が多い土地柄もあってか、やや西洋の神殿っぽい雰囲気もあるこちらの店舗。見た目の豪華さに対して、店内はやや狭く、2階建ては限られた敷地を効率に使うための工夫なのかもしれない。
じつは都心のど真ん中にもこうした2階建て店舗はある。
セブンイレブン日比谷駅前店
コンビニに階段。やっぱりなんか違和感が…
2階窓側はイートインスペースになっていた
なお、こちらの店舗は2階にイートインコーナーが設けられていて、朝の7時から夜10時まで使用可能だ。ビジネス街を忙しく行き交う人々を眺めながら、呑気に冷やし中華をすすったりできる。
ただ、残念なことに飲酒は禁止。酒OKにすると宴会はじめるおじさんとかが出てこないとも限らないので仕方ないのかもしれないが、少し寂しい。
と、思っていたら店内で酒が飲めるコンビニがあった。サンクス晴海フロント店である。
店の前に武井壮みたいな野人がいた
店内は一見ふつう
昨年5月にオープンしたばかりという店内はさすがにキレイで、最新型の設備や気の利いたサービスなんかも色々そろっていた。
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かつては羽田空港にしかなかった「112種類のジュースが飲める自動販売機」があった
キンキンに冷えたコーラ専用の冷蔵庫
飲酒OKのイートインコーナー
店内の一角を占めるイートインコーナーはテーブルが6個、12~13人は座れそうなけっこう本格的なつくりだった。
清潔感があり、オシャレなカフェっぽい
しかも、生ビールが飲めるコンビニ
これはイイ!
イートインコーナーがあるコンビニでもだいたい酒はNGだったりするが、ここはむしろ飲んでくださいと言わんばかりに生ビールを販売している。店内に行けばいくらでもつまみがあるし、これはとても素晴らしいシステムだ。全てのコンビニで導入するべきだ。
つまみはよりどりみどり
漫画、ホットドッグ、ビール。最高のトリオである
これはもうコンビニというより家だ
サンクスのホットドッグはうまい
店内で買ったゴルゴ13を読みながらビールでホットドッグを流し込む。まさに至福の時だ。まるで家にいるみたいにくつろいでしまった。いまゴルゴに狙われていたら危なかった。
おまけに喫煙ルームまで完備するという心配り
卓球場が本格的すぎるファミリーマート
さて、最後に紹介するのは店内に本格的な卓球ホールを完備したファミリーマート、その名も「ファミタク」だ。
ファミリーマート神保町店
日本で唯一の卓球ができるコンビニ
しかも24時間営業
卓球ができるたって売り場の端っこに卓球台がちょこんと置かれているだけでしょ、なんて思ったら大間違い。売り場と同じかそれ以上のスペースに5台の卓球台が置かれている。卓球用具の販売コーナーなどもある本格派だ。
平日の夕方に訪れたが2時間待ちという人気ぶり
場所柄、アフター5(ってもう言わないか)に汗を流しに来る会社員も多いようで、この日も5面のコートは満員。2時間待ちという人気っぷりだった。
聞けば卓球教室や本格的なリーグ戦などもここで開催されているとか。むしろコンビニよりこっちがメインなんじゃないのか。
個性派コンビニを見つけた時の喜びたるや
今回は東京の店舗を巡ったが、全国には他にもその土地ならではのおもしろコンビニがあるのだろう。少し前にツイッターで話題になった伊勢神宮近くの古民家風ファミリーマートなんかもそうだ。ぜひ見に行きたい。
どの店舗も同じ、というのはチェーンならではの安心感だ。だが、同じなのが当たり前だからこそ、少しその枠からはみ出した異端児的なコンビニを見つけると興奮するのかもしれませんね。