創世記からの看板
ほんの数点となってしまいましたが、創世記から現在まで数年にわたり現役で活躍している看板がこちら。
「備えあれば憂いなし その日あればうれーまし」(※うれーまし=それでいい)
看板の向こう側に写り込んでいる、凹んだ車へのオマージュでしょうか。
「自転車暴走キケン なのにキケンのか?」
素直にごめんなさいと謝りたくなる強い口調です。
「佐真下の皆さん おはよう目を佐真下?」
真栄原区に隣接する佐真下(さました)区民に優しく呼びかけるメッセージ。個人的にいちばん好きな作品。
「ヤン坊・マー坊・メタボの元気呼ぼう」
長寿県として知られる一方、最近では肥満県として悪名の高い沖縄。真栄原在のKさん以外にもこれを見てドキッとする人も多いはず。
リニューアルされた看板
第一回、第二回の特集で既に取り上げたものかと思いきや、よく見ると看板が作りなおされ新しくなっているものがこちら。
「あせりは禁物 あさりは海産物」
あさり(?)のイラスト付き。以前は別の場所にあったのですが、交通量の多い大通り沿いに移動されていました。
サインに注目。以前は「真栄原区自治会」となっていたところが「おもしろ看板推進委」となっているのです。そういう委員会が立ち上がったのでしょうか。謎です。
「声掛けしよう自然体で 声掛けは市全体で」
これも素敵な呼びかけです。そう、あいさつ大事!沖縄の超有名人である
ポンポンおじさんもおっしゃっていましたね。
そして新作看板たち
「置き引きに注意!大きいイビキにも注意」
こちらもイラスト付き。スーパーマーケットの駐車場前に立てられているので、予防効果もばっちりなのでは。
ただ、画力に関するコメントは差し控えさせていただきます。
「真栄原ではゆっくりよ 真栄原でゆくりよ」(※ゆくりよ=休憩してね)
真栄原区の入り口あたりに設置された看板。おもしろ看板推進委員会の愛を感じるひとことです。
「真栄原は話題もいっぱい 笑いもいっぱい」
楽しそうに手をつなぐ男の子と女の子のイラスト付き。通学路上に立てられており、区内の児童・学生たちの楽しそうな様子が目に浮かんできます。
「携帯持つ人・早めにケータイ・まっすぐケータイ」
携帯と帰宅をかけているっぽいのですが詳細は不明。
「うるさいよ飛行機 目立つよ非行期」
普天間飛行場へ着陸するオスプレイの飛行ルート下に設置された看板。
地域の青少年たちの健全な成長と基地問題に提言する壮大なダブルメッセージです。
「百聞は一見に如かず 作文は一件しかできず」
さきほどの看板からはうってかわっての脱力系。思わず頬が緩みます。
「朝礼もいいけど チョーデェーも大切に」(※チョーデェー=兄弟)
沖縄の方言には"いちゃりばちょーでー(行き逢えば皆兄弟)"という黄金言葉があります。
身近な人たちを大切にしましょう、という素晴らしいメッセージですね。
…と、美しくまとまったところですが、右下に描かれた物体がいったい何なのか気になって眠れません。
まとめ
というわけで、新旧まじえてお届けした真栄原おもしろ看板・新作コレクション。
沖縄方言を使ったものは県外出身の私ではその微妙なニュアンスの解釈が難しいものもありましたが、とりあえず全体を通してわかったことはダジャレ万歳ということですね。あと画力に関s(以下略)
あれ、こんなまとめでいいのか。
いつか私たちのダジャレ看板も作ってもらいたいという密かな野望を抱きつつ、これからも真栄原区おもしろ看板推進委員会に注目していきたいと思います。