サイズ感がよくわからない
ぼくはひとり暮らしなので、とうぜん普段はホールケーキなんて買わない。なのでサイズがよく分からず、とりあえずガラスケースに並んでいた6号サイズを購入。そしたら想像以上にでかかった。
なりゆきでバースデイケーキに
お店の人に「お誕生日用ですか?」と聞かれ、思わず「そうなんです」と答えてしまった。まさかひとりで食べるなんて言えない。
サービスでつけてくれるローソクの本数を聞かれたので、なんとなく10本と答えておいた。あの店員さんの中では、僕には10歳の子供がいることになっているかもしれない。
サービスでつけてくれるローソクの本数を聞かれたので、なんとなく10本と答えておいた。あの店員さんの中では、僕には10歳の子供がいることになっているかもしれない。
せっかくなのでローソクを立ててみた
せっかくなのでローソクを立ててみたら想像以上に寂しい気持ちになった。贈る宛のないハッピーバースデイの歌がむなしく部屋に響く。
まるかじるぞ
いや、そんなことはどうでもいい。まるかじりである。さあ、いくぞ。
なにこれ、すっごくあま~い
あまさ倍増
なんだこれ、フォークでちまちま食うよりぜんぜんうまいぞ。ひと口で入ってくる生クリームの量が半端じゃないのだ。
また、おいしいだけじゃなく、一国の王子になったかのような征服感も味わうことができる。民衆から税金を巻きあげてホールケーキを一人占めするバカ王子だ。
ホールケーキは3000円だったが、1万円出しても惜しくないくらいの満足感。まるで生クリームの大海原を漂っているような甘くて幸せな体験だ。しかも6号のホールケーキは食べても食べてもなくならない。
けっきょく半分ほど夢中でむさぼり食い、残りも同じ日の夜にぺろっと平らげてしまった。
また、おいしいだけじゃなく、一国の王子になったかのような征服感も味わうことができる。民衆から税金を巻きあげてホールケーキを一人占めするバカ王子だ。
ホールケーキは3000円だったが、1万円出しても惜しくないくらいの満足感。まるで生クリームの大海原を漂っているような甘くて幸せな体験だ。しかも6号のホールケーキは食べても食べてもなくならない。
けっきょく半分ほど夢中でむさぼり食い、残りも同じ日の夜にぺろっと平らげてしまった。