高速フィニッシュをどうにかしたい
この季節あちこちでトッピング追加したものなど様々なバリエーションが見られる冷やしそば。ただ昔からひとつ納得いかない点があった。それは「量が少ない」。
どんだけ食いしん坊だよ、と言いたい人もいるでしょうが、同意する人も多いと自分は信じる! 麺が細い上に冷たくて食べやすいだけに、スルスル食ってアッという間にご飯タイムが終了してしまうのだ。下手すりゃ待ち時間より早く。
どんだけ食いしん坊だよ、と言いたい人もいるでしょうが、同意する人も多いと自分は信じる! 麺が細い上に冷たくて食べやすいだけに、スルスル食ってアッという間にご飯タイムが終了してしまうのだ。下手すりゃ待ち時間より早く。
極めて平均的な駅そばの平均的なきつねそば(冷)
ひとつまみこのくらいでヒョイヒョイ食べると…。
まあ3分くらいで食べちゃうよね。
まあ立ち食い蕎麦はチャッチャと早く食べるのが目的なのもあるので、いいといえばいいのだけど、なんかくやしい。もっと、もっとしっかり冷やしそばを食べたいのだ!
と、前々から思ってたところ、他にない冷やしそばが食べれるお店があるのだという。その店にまつわるキーワードとして散見されるのが…「カドマニスト」。
と、前々から思ってたところ、他にない冷やしそばが食べれるお店があるのだという。その店にまつわるキーワードとして散見されるのが…「カドマニスト」。
検索結果、2280件。
魅惑のそばはスカイツリーそばに
いったいその横文字と蕎麦に何の関係が?ともかくその謎を探りに東京ナンバーワン人気スポットに行ってみましょう。今一番人気といえばここですよ。
いまや(スカイツリー前)の方がメインな押上駅。
でもこの日は強風で上まで登れなかったみたい。
自分としてもスカイツリー完成後初めてきたんですが、周りが一変しててびっくりですね。スカイツリーだけでなく、その一帯も新規店いろいろ出来てたり、店名なんかも変わってたり。
今東京でどこにでも出店する、といえば東京チカラメシ。
店名が変わりました!とアピールしてる宝くじ店。
さてそのスカイツリーから歩くこと数分、噂のそば屋にやってきた。その名前は「角萬」。かどまん…カドマン…カドマニスト…そう、このそば屋についた熱狂的なファンがいて、それらがカドマニストと呼ばれるのだそう。
関東で人気のラーメン屋「ラーメン二郎」のファンのことを「ジロリアン」と言うのはそこそこ都心在住か濃いラーメン好きの人には知られているけども、「カドマニスト」は検索こそ出れどほとんど無名。比較的お店が近い自分の東東京の人間に聞いても誰も知らなかった。
ではどんな冷やしそばが出てくるのだろうか?
関東で人気のラーメン屋「ラーメン二郎」のファンのことを「ジロリアン」と言うのはそこそこ都心在住か濃いラーメン好きの人には知られているけども、「カドマニスト」は検索こそ出れどほとんど無名。比較的お店が近い自分の東東京の人間に聞いても誰も知らなかった。
ではどんな冷やしそばが出てくるのだろうか?
見た目はいたって普通のおそば屋さん。
中も座敷席と椅子席がある、昔ながらのお店。立ち食いばっか行ってると新鮮だなあ。定番のひとつという「冷やしの鴨なんばんそば」を注文してみた。ちなみに名前は鴨だけど鶏肉らしい。
来たのが3時ころとあってお客さんは自分ともうひとり。スカイツリーとはやや離れてるのもあって、その盛況とは関係ないのかな…と思ってるうちに来たそばがこちら。
来たのが3時ころとあってお客さんは自分ともうひとり。スカイツリーとはやや離れてるのもあって、その盛況とは関係ないのかな…と思ってるうちに来たそばがこちら。
見た目で冷やしそばぽくないですが…あ、でも湯気も出てた。
とにかく麺が太い&固い!
あれ、冷やしなのに湯気出てるよ?と思ったら、鶏肉がほかほかしていた。それもあってつゆも冷たいというか温め…というか量多いよ!麺もだけども。立ち食いの冷やしそばを見慣れてるとちょっと驚く。
そして食べてみると、いままでのそば屋でこれほどの食いでがある麺を食ったのは初めてかもしれない…。きしめん、もしくは武蔵野うどんとかに近い気がするけど、味はしっかりそばだ。
そして食べてみると、いままでのそば屋でこれほどの食いでがある麺を食ったのは初めてかもしれない…。きしめん、もしくは武蔵野うどんとかに近い気がするけど、味はしっかりそばだ。
いわゆるそばの食い方とは違う。でも味はそば。
完食するのにかけた時間10分。麺が堅め&量もあるだけに若干あごが疲れた。しかし充実感はある。あの立ち食いで感じる「つるつる~、え、もう終わり?」て感覚は一切感じない。がっついて食べても、さらにがっついても、そう簡単には終わらないそばの至福。
関東でいえばラーメン二郎、関西でいえば天下一品を「あれは他のラーメンと違う」というように、たしかにこれは「他のそばと違う」。カドマニスト、という言葉が生まれるのもわかる。あー、こりゃハマるわ。
関東でいえばラーメン二郎、関西でいえば天下一品を「あれは他のラーメンと違う」というように、たしかにこれは「他のそばと違う」。カドマニスト、という言葉が生まれるのもわかる。あー、こりゃハマるわ。
魅惑のそばはスカイツリーそばに
ハマるわ、と言ったのはウソではない。店により味も違うとか違わないとかいう噂も聞いたので、別のお店にも行ってみた。鶯谷駅で男ひとり降りててくてくてく。
浅草三ノ輪のお店にも行って来た。
2階の広々した座敷に通されました。
こちらはちょうど昼時行ったのもあって一階は満杯、2階は座敷になっていてぱらぱらと離れた席で皆そばを食っていた。なんか夏休みの田舎の公民館ぽい。
次に頼んだのは一番人気というメニュー「ひやにく」こと「冷やし肉南蛮そば」。あらためてメニューを見ると、冷やしてのは書いてないのね。
次に頼んだのは一番人気というメニュー「ひやにく」こと「冷やし肉南蛮そば」。あらためてメニューを見ると、冷やしてのは書いてないのね。
立ち食いよりは高いけど充実感はあるよ。
そしてきましたひやにく。豚肉うまそー。
前に比べたらやや冷えが効いててより食べやすくなったような。どちらにしろ「ガッツリ食える」感は変わらない。ガッ!と丼のふちを掴んで、カッ!と食べる感じ。するすると麺を注ぎ込むではなく、一本一本をしっかり噛み、食ってる実感があるそばだ。
丼にびっちり麺が入っててきもちいい。
そば湯は魔法のやかんの中に。
前に比べたらやや冷えが効いててより食べやすくなったような。どちらにしろ「ガッツリ食える」感は変わらない。ガッ!と丼のふちを掴んで、カッ!と食べる感じ。するすると麺を注ぎ込むではなく、一本一本をしっかり噛み、食ってる実感があるそばだ。先に書いたとおり、この角萬に入ったことある人は周りにいなかったのだけど「店見かけたことある」はけっこういた。まあそば屋って見た目そんなに変わらないから、「お、ここ美味しそうだから入ろう」とかなかなかないよね。しかもこんな他とぜんぜん違うそばが出てくるとは思わないもの。
この角萬、いま都心に4件のみ。しかもすべて東東京。このままではカドマニストという称号はそう広がることはないだろう…。しかしそれだけにこの暑い季節、一度は冷やしそばを食べにいってみてはいかがでしょう。「カドマニストて知ってる?」って言えるぜ!
この角萬、いま都心に4件のみ。しかもすべて東東京。このままではカドマニストという称号はそう広がることはないだろう…。しかしそれだけにこの暑い季節、一度は冷やしそばを食べにいってみてはいかがでしょう。「カドマニストて知ってる?」って言えるぜ!
角萬 竜泉店
東京都台東区竜泉3-13-6
東京都台東区竜泉3-13-6
角萬 向島店
東京都墨田区向島3-1-5
東京都墨田区向島3-1-5
どこもこれならがっつり食えるけど
量の時代が来そうな気がする
しかし最近「ご飯食べ放題」とか「トッピングし放題」とかの店が多いの見てると、「麺食べ放題」の店が出るのは遠くないのかなあという気もしますね。自分は「普通の満腹感」くらいで十分な人なので、量競争になるのもつまんないんですけど。食えないのも悔しいじゃないですか!