特集 2012年2月22日

デジカメ付ミニカーの使い方を考える

映画「トロン」っぽいこの車、事実ハイテク!
映画「トロン」っぽいこの車、事実ハイテク!
海外のガジェット系サイトを見てたら、ひさびさに海を越えるレベルで物欲を刺激されるものをみつけた。アメリカのミニカー「HOT WHEELS」の新製品なんですけど、ただのミニカーではないのです。なさすぎるのです!タイトルで書いてますけど。
1972年佐賀県生まれのオトナ向け仕事多数のフリーライター。世間の埋もれた在野武将的スゴ玉の話を聞くのが大好き。何事もほどほどに浅く広く、がモットー。

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走るデジカメ!(ただし手動)

この車、その名も「VIDEO RACER」。HOT WHEELSの他の車は日本のトミカ同様リアルタイプが中心だけに、このフューチャー感は独特。しかしそんなかっこいいわけでもない。パッと見は安っぽいし。
箱は右上の車部分にくらべるとでかい。
箱は右上の車部分にくらべるとでかい。
先頭はこんな感じ。謎の穴。
先頭はこんな感じ。謎の穴。
後ろは接続端子が。
後ろは接続端子が。
タイトルで書いちゃってますが、このミニカーの先頭にある穴はカメラ。つまりこれデジカメなのです。しかも動画用の。

もともとコースを作って走らせるのが主な楽しみ方のHOT WHEELS、この車をコースに載せればハンパなく臨場感ある映像が!というわけ。しかも使い方はそれだけではない。この動画をご覧下さいませ。
公式サイトの子供のハイテンションさも分かりますよ。
公式サイトの子供のハイテンションさも分かりますよ。
車の下にモニターもあるのがすごい。
車の下にモニターもあるのがすごい。
実際映像はどんな感じか?軽く自分の部屋を転がした映像を見てみます。先のイメージ映像ほどかっこよかないですけど。
せっかくだからHOT WHEELS用のコースを買ってガンガン走らせてみるか!たしかトイザらスで取り扱ってたよな…。ミニカー業界って日本市場だと当然トミカがダントツだけど、海外ではHOT WHEELSが世界一なのだとか。じゃあやっぱ世界のトイザらスだよねえ、と行ってみると…。
トミカとFAST LANEという2大潮流が売り場を占めていた。
トミカとFAST LANEという2大潮流が売り場を占めていた。
あれー?調べたらFAST LANEてのはトイザラスオリジナルブランドのミニカーらしい。HOT WHEELSも若干あったけど、もうほんと若干。うーん、コースで遊べないじゃないか!

(ちなみに帰って調べたらFAST LANEのコースやトミカのコースでもHOT WHEELSのミニカーは走るらしい。あー買っておけば…)

では他にどんな使い方が出来るだろう?ただこれ単体だとあんまり面白い使い方うかばないんだよねえ。ラジコンとかならいろんな所に潜入させたり出来るけども。あくまで手動だからなあ。
ころころ転がして遊ぶだけではカメラの意味が。
ころころ転がして遊ぶだけではカメラの意味が。
あ、そういえばこのミニカーってオプションパーツもあったんだ、他の使い方するための。マジックテープ付きのカバーに本体を内蔵することで、いろんなモノに合体することが出来るのダ!
ミニカーを載せて、蓋を閉めれば
ミニカーを載せて、蓋を閉めれば
それだけで小型動画カメラ。
それだけで小型動画カメラ。
小型カメラといっても、普通に手に持っていてはどう見てもカメラとバレバレ。なんかいい撮り方がないものか…。このマジックテープでどっか固定出来れば?
ということでリュックの肩につけてみた。
ということでリュックの肩につけてみた。
気になる?ならない?
気になる?ならない?
まあ真正面に立たれたら「何?」と思うかもしれないけど、普通に歩いてたら撮られてるかわからない程度の存在感、ではないだろうか。試しに新宿で撮ってみた。
なんとなく喋ってみたけども、風が強いせいか音はガタガタだなあ…。しかし映像はなかなか主観映像な感じで悪くない。NHK「世界ふれあい街歩き」風映像とかも撮れそうだ!

…と思って、ある建物内の映像をコレで撮ってみたのだけれど、屋内だとけっこうな照明がないと写りづらいようだ。それでも常時これ肩につけておいて、何か起きたら即RECボタン!とかやれたらいいねえ。そういうのって撮るべき事態が起きたら、たぶん慌てて押すの忘れちゃいそうだけど。

それ以外の使い方…先の動画ではスケボーとか風船とかいろいろつけてたなあ。様々な動物につけて、その視線になってみたはどうか。
ということで赤子の頭につけてみた。
ということで赤子の頭につけてみた。
動物じゃないけど、赤ちゃん視線!ということで俺に抱っこされる映像を体感してください。インザベイビー!
途中でカメラ落とされてしまいました。そりゃヤだよねえ、こんなヘッドギアみたいなの。実際はもっとカメラつけたまま這いずってくれたりすればよかったんだけど、なかなか上手くいかず。ま、赤子視線を冷静に見てもキャッキャはしゃぐ大人しか写ってないはずなんだけどね。

そしてもう一丁、今度はちゃんと動物視点で。友達の犬にカメラをつけさせてもらえることになりました。
モップみたいなふわふわ犬。
モップみたいなふわふわ犬。
さてどこにカメラをつけよう…(舌なめずり)。
さてどこにカメラをつけよう…(舌なめずり)。
頭につけるには小さすぎるしなー。ブンブン頭ふられたらカメラすっ飛びそうだし。あっ、さっきスケボーの動画でボードの下につけてたけども、犬もそれでやったらどうだろう?ということで撮ったらこんな感じに。
ああ、ぜんぜんダメだ!足の隙間から街中がいい感じに写るんじゃねえか、と思ったら。まあ犬に罪はない。俺の想像力の問題でござる…。

と、ぜんぜん使える映像は撮れなかったけども、犬につけれる(頑張れば赤子にも)レベルの動画デジカメってすごいと思うのですよ!しかもミニカー!(そこはあまり役立たなさそう)なんか面白い可能性あると思うんですけどねえ。
今後も何か使いたいなあ。
今後も何か使いたいなあ。

犬と飼い主。毛on毛。
犬と飼い主。毛on毛。

円高のお世話になってみよう

ちなみにこのVIDEO RACER、アメリカのamazonで購入して59$。でもさっき見たら28$以下と半額近くになってる!売れてないのかな…。興味ある方は面白い使い方開発してください!と他力本願で締めてみますか。
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