鮮魚コーナーを覆い尽くす白子
スーパーでもこの通り、たらの白子がわんさか売られている。この光景をみると、寒い冬も捨てたもんじゃないなと思う。
胸躍る景色
好きに白子を食べる白子週間はじまる
ぷりぷりつやつやを見ているだけで幸せ
白子の干物をつくろう
白子の干物はおいしいという話を聞いたので試してみよう。そして干物を干している一週間はさまざまな白子料理を積極的に食べていこう。
自分で勝手に決めたとはいえ夢のような企画だ、これ。
塩を振ります
干します
これだけだ。一週間後には一体どんな姿になっているのか楽しみ。
ソテーを作ろう
さて、もう一つの白子はあっという間にできてしまうソテーにしよう。
片栗粉をまぶす
バター、にんにく少々、最後に醤油。フライパンで転がしているうちにうっすらと焦げ目がついていくさまがとっても愛おしい。
ポン酢派とソテー派で論争になった事がある
あーもう、あーもう
外カリ中トロ
いいぞ白子よ。片栗粉がうまみを閉じこめ、ふわとろ!
うまいはずだと思って食べると必ずうまいのが白子なのだわ。
さて次は何を食べよう。
店に来た
二日目は近所のお店に来た。白子ありますか?と聞くと、ポン酢もてんぷらもありますよとの事だった。
ポン酢は基本ですね
これを美しいと言わずに何と表現すればよいのやら
クリーミー
白子がクリーミーな事をいまさら説明する事もないけれど、やっぱりクリーミーという言葉がいちばんしっくりくる。最近はクリーミーな杏仁豆腐を食べた時などに白子の事を思い出してしまうくらいだ。
そして王道、てんぷらのおでまし
サクッ&クリーミー
衣の歯触りととろける内部。作ってくれた板さんに今までで一番深くて長いお辞儀をしたくなる、そんな食べ物がこの白子のてんぷらだ。
ありがとうございます板さんと鱈さん
てんぷらの断面を何度も撮っていたらお店の人に「撮りましょうか?」と言われてしまって恥ずかしい
ごちそうさまでした。明日もスーパーで白子を買ってこよう。鍋なんていいかもしれない。
三日目は白子鍋
スーパーの白子のポップに「いつものお鍋にプラス!」と書かれているのを見た。いつものお鍋でいいのか。よし、入れてしまおう。
だいたいお買得品になってる
本当に適当な鍋に入れてみた
きゅっと縮んだ白子がかわいい
ダシが出る
鍋に入れるとダシも出て全体的においしくなるし、白子自体もぷにぷにしていて大変おいしい。白子って万能食材のような気がしてきたぞ。
クリームパスタ
四日目はパスタに挑戦してみよう。白子と好相性の粒うににお手伝いいただく。
シール貼られすぎ
デジカメ内に生白子のアップ画像が必要以上にあった
バター、牛乳、生クリーム。お菓子作りではなく生臭いものを煮てます
仕上げに粒うにを溶かすと
あら、きれいな黄色に!
どろどろしたおいしそうなものになった
高カロリーどんと来い
白子は実はスイーツなのかもしれない。生クリームと合う。そして相棒のうにが濃厚な香りを担当する。
白子の生臭さまったくない。なんとなく高級感もあるしこれはいいものだ。
生クリームいれすぎて胸焼けしました
干物はどうでしょう
そろそろ一週間が経つので、干物の様子を見てみよう。
マットな質感
こんなかさかさの白子、見たことない
軽くて面白い
ヌメヌメしていない白子は初めて見た。当然軽量化している。携帯にも便利そうだ。フリーズドライの白子がコンビニに並ぶ事も近い将来あるかもしれない。商品名は「白子ほしちゃいました」以外にないだろう。
一時間くらい水につけて塩抜きする
オーブントースターで焼いた。少し膨らんでまた違う一面を見せてきた
うまみ凝縮
魚の味!そう思った。魚だから当たり前なのだけど、干すとより白身魚の身の味に近くなるようだ。いつもの白子とは別の食べ物になっていている。重さも生臭さもなく、ライト感覚で食べられる白子がここに誕生した。
わさび醤油で食べたり、柚子胡椒を添えたりしてもいけるに違いない。
保存もききそうだし、春先にちょっと白子が恋しくなった時のためにも作っておくとよいかもと思った。
来年も楽しみ
白子がこんなに応用の効く食べ物だったとは思わなかった。そのおかげか連日食べてもまったく飽きなかった。冬の終わりに淋しくならないように十分食べたつもりだが、やっぱり春には淋しくなるのだろうな、と思う。