特集 2011年9月13日

飛行機の軌跡を撮影したい

こういうののことです
こういうののことです
空港に離着陸する飛行機を、長時間露出で軌跡が残るようにして撮影された写真を見た。
それがなんともかっこいい。
僕も撮ってみたくなってしまっちゃった。
1973年北海道生まれ。物心ついた頃から飽きっぽい。そろそろ自分自身にも飽きてきたので、神様にでもなってみたい今日この頃。

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飛行機の見える公園へ

ということで、飛行機マニアの間では有名だという公園にやってきた。
ここは以前、大晦日の日の出を見るという自分でやっておいていうのもなんだがずいぶんあまのじゃくな企画で来たことがある。
有名な撮影スポットらしいです
有名な撮影スポットらしいです
この日も、軽自動車くらい買えそうな機材を持ったカメラマンが何人かいた。
平日の夕方、この人達はどんな仕事をしているんだろう。
それはともかく。飛行機が離着陸する様子がばっちり見えるので、僕もここで飛行機の軌跡撮影に挑戦することにしよう。
遠くにこれから着陸しようとしている飛行機が見える
遠くにこれから着陸しようとしている飛行機が見える

明るいうちに準備

まずは明るいうちに、飛行機がどっちからやってきてどっちに飛んでいくのか、様子をうかがっておこうと思う。
いまはまだ17時台、飛行機が等間隔でつながって着陸しているように見える。
目視できるのは6~7機くらいなのだが、それが見えない糸でつながったネックレスのように一本の曲線の上をきれいに並んで飛んでいて、先頭のひとつが着陸したと思うと、空の向こうからつぎのがキラリとやってくる。
これは一体どういう仕組みなんだろうか。
今後の記事でイメージショットとして使えそうな写真が撮れた
今後の記事でイメージショットとして使えそうな写真が撮れた

薄暮ですよ

さて周囲は薄暗くなってた。
飛行機の明かりも目立つようになってきている。
そろそろ撮影できるだろうか。
子供だったら家に帰りたくなる薄暗さ
子供だったら家に帰りたくなる薄暗さ

虫さされ対策

この時期外で長時間なにかをする場合、虫よけ対策が必須だ。
僕の場合インターネットの会社に勤めているのにその機会が多く、いつのまにか虫よけ対策に長けてきた。
特に虫よけスプレーに関してはいろんなものを試したけれども、この商品がすごくよく効くんじゃないかと思う。
ITスキルはなかなか伸びないが、こういうことはかなりスキルアップしている。
これは「どこでもベープNo.1 未来」というすごい名前がついている
これは「どこでもベープNo.1 未来」というすごい名前がついている
医薬品の虫よけがやっぱり効く
医薬品の虫よけがやっぱり効く

撮影します

余計な話をしてしまったが、いくら対策を講じても蚊にはさされてしまうものだ。
くるぶしのあたりがかゆい。
というわけで、軌跡を撮影してみよう。
とはいうものの、僕にはそのノウハウがまったくないので、手探りでの撮影となる。
きらっと光った
きらっと光った
軌跡を長く撮すには、長い時間シャッターを開けっ放しにしなくてはならず、そのへんの手加減がわからない。
一機飛んでくるごとに画像を確認しながら、調子を合わせていく。
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軌跡が見え始めた

数枚撮影しているうちに、少しずつだがコツがつかめてきた。
線になってきたぞ
線になってきたぞ
うん、なってきた
うん、なってきた

着陸は地味だ

だいぶ軌跡は見えるようになってきたが、どうにも線が地味だ。
飛行機に乗っていると気づくが、離陸の時は急角度で上昇するが、着陸の時はゆっくりと下降してくる。
それに、撮影地点の角度的にも、降下の距離が長くて、軌跡が目立たない。
ちょっと対象は離れるが、角度を変えて離陸時の軌跡を撮影しよう。
こっちの方を撮ってみるか
こっちの方を撮ってみるか

離陸はいいね

今いる公園から見て、この日の離陸はこっちからむこうへと飛んでいっている。
それを撮ってみた。
おお、飛んでいっている
おお、飛んでいっている(ちなみに緑の横線は着陸機の軌跡)
やはり離陸は迫力がある。
また明るさなど、手加減しながら撮影をくりかえした。
そうそう、こういうのよ
そうそう、こういうのよ

向こう側にいっちゃえ

がぜん離陸に興味が湧いてきたので、ここを離れて飛行場の向こう側に行って、もっと近くで撮影しよう。
そのまえに
そのまえに
はらごしらえ
はらごしらえ
だいぶお腹がすいてきたのでごはんを食べた。
僕はゆで卵がだいすきなので、ラーメン屋さんのトッピングにそれ系のものがあると注文してしまう。
しかし、だいたい煮たまごなどは100円くらいして、どう考えても全体のバランスからいって高い。
高いなあと思いつつも、ついついたのんでしまうのだ。
ラーメンを食べる時は「ちょっとまて その煮たまごは 必要か」という標語を最近唱えるようにしている。
それでもたのんでしまうのだが。
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川崎の浮島町公園

さきほどの公園から飛行場をはさんで向かい側、川崎市の端っこにやってきた。
浮島町公園という、釣り桟橋のある公園だ。
風車がブンブンまわっている
風車がブンブンまわっている
アクアラインもすぐそば
アクアラインもすぐそば
ここも飛行場に近い公園ということで、飛行機マニアの撮影スポットとして有名らしい。
そして飛行場がすぐそば
そして飛行場がすぐそば

下準備は大切だ

昨期の公園では、明るいうちから飛行機の飛ぶ経路を確認していたが、やはりそれは重要だったようで、いきなり暗いところでカメラを構えても、うまく撮ることができない。
端っこにちょっとしか写らなかった
端っこにちょっとしか写らなかった
うまく軌跡はとれても、他に地上の対象物がないとダメだということもわかった
うまく軌跡はとれても、他に地上の対象物がないとダメだということもわかった

うまくいかない

羽田空港にはたくさん滑走路があって、その日の風向きなどに応じてどの滑走路から離発着するかを決めているのだが、同じ向きに平行して二本の滑走路があり、そのどちらから離陸するのかは、見ているだけではわからない。
いろいそと調べる方法もあるのだが、僕はそこまでのマニアではないので、「あ、来た」と思ったらシャッターを切る。
こっちの滑走路からくるかと思ったら向こう側ので失敗
こっちの滑走路からくるかと思ったら向こう側ので失敗
ところが、「来た」と思ってからシャッターを押すと、それでは間に合わないのだ。
カメラの設定を、シャッターを押した時の振動で写真がぶれてしまわないように、ちょっと遅れてシャッター切れる設定にしているので、飛行機の気配を感じた瞬間に押さなければならない。
それがなかなか難しい。
この時も、ちょっと携帯電話のツイッターを見ていたら、シャッターチャンスを逃してしまった。
夜も更けてきたので、離陸便の本数は一時間に数便となっている。

時間を潰す

離陸便の時刻表を見ながら、撮影をしているのだが、一便行ったあとつぎは30分後、とかいう状態なので、だんだん暇になってきた。
やることがないのでライトアップが復活した東京タワーを撮ったり
やることがないのでライトアップが復活した東京タワーを撮ったり
よけいなことをしたりしていた
よけいなことをしたりしていた

コツがつかめぬまま

前の公園では、けっこうひっきりなしという感じで飛行機がやってきていたので、失敗してもすぐに撮り直しできたが、いまは本数が少ないのでそうもいかない。
結果的にうまくコツがつかめぬまま時間だけが過ぎていく。
もうちょっと望遠で撮ってもよかった
もうちょっと望遠で撮ってもよかった
これは逆にもうちょっと引きで
これはもうほんのちょっと引きで
まあまあなんだけどちょっとだけ惜しい写真が量産された
まあまあなんだけどちょっとだけ惜しい写真が量産された

うまくいかないのが楽しい

なんだかこういう風に、あれこれ手探りで試行錯誤して結果を待つというのは、子供の頃に経験した気がする。
僕のデジカメの場合、長時間シャッターを開けっ放しにすると、画像の処理時間が長くて、撮り始めてから画像を確認できるまで数分かかってしまうのだが、その待ち時間がわくわくして楽しい。
できあがった写真が思い通りだとそれが一番いいのだが、そうじゃなくても「ああ、こんどはこうしよう」と対策を練るのがまた刺激になってよい。
まさしくPDCAってやつだが、あれはうまくいかない方がやっていて楽しいんではないだろうか。
けっきょくこれがいちばんよく撮れてるな
けっきょくこれがいちばんよく撮れてるな
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