
地元駅から徒歩十数分の街道沿いにマクドナルドがあり、その前を通るとよく、テイクアウトの袋をぶら下げた人々が歩いています。その顔は老若男女一様に幸せそうで、ファーストフードのテイクアウトならではのわくわく感って確かにあるよなぁと、こちらまで嬉しくなります。
先日、なかでもひときわ足早に、しかも、買ってきたものを食べるのが楽しみでしかたない、という表情を包み隠さず歩いている若い女性がいました。ふと手元を見ると、中身はなんとケンタッキー!
ケンタッキーがあるのは駅前なので、もう10数分は歩いていることになり、それを思うとぱっと印象が変わります。
「比じゃないんだろうなぁ」と。
まだ商品を受け取って1分ほどのマックの人々とは、期待値の高まりっぷりが。食べたくて食べたくて、もうたまんないんだろうなぁと。しかも買ってきたのが、おこわとかじゃなくてケンタッキーですからね。
あとどのくらいかかるかはわかりませんが、家に着いてドアを開け、手を洗ったら着替えもせず、たまらずに箱を開け、ひとつめのチキンにかぶりつく。時間が経って少し冷めてしっとりとし、だからこそ際立つ塩気とスパイス。加えて、ここまでの移動時間も確実にスパイスのひとつになっていることでしょう。想像するだけでよだれが出てきます。

こんどケンタッキーをテイクアウトし、徒歩何分まではどのように期待値が上がり、その後下がりはじめるかをグラフ化してみてもいいかもしれません。ついでに、おこわでもやってみてもいいかもしれません。




